記憶の整理

今なら今までを総括できるのかもしれない
感情に流されるのではなく
どこか中立でいられるような気がするのだ
年齢を重ねて削ぎ落されていくもの
特に精神面での過剰な自己存在の肯定には辟易する
肯定しながら否定することに疲れてしまう
もうどちらでもよくなっているところもあるが
どちらも自由に行き来すればいいだけのこと
そう思うのかそう思わないのかそれは誰の意志
わたしから来るものだから拒みようもない

すきま

すきまのない国
パズルのようにすべてを埋め尽くそうとする
無駄であることがなんであるかわかっていない
無駄であることもまた大事なことなのだが
単に無駄なものとはこれまた違う
それは「すきま」なのかもしれませんが
身動きが取れないような状況をつくりだせば
息が詰まる状況になるだけです
機能的で合理的なものばかりではいけません
さまざまなものが存在しているからこそ
「すきま」にも価値がでてくるものなのでしょう
その「すきま」を無駄だということは悲しいこと