世界変動展望

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暫定税率維持の問題

2008-01-20 01:35:53 | 政治・行政
 通常国会では暫定税率についてが一番の争点だろう。与党は衆議院の2/3の力で乗り切る可能性も見せている。民主党はガソリンに対する税金を下げて、ガソリンを安くしようと考えているようだが、環境税を導入すればガソリンの値段は上がるだろう。国民が払う税金がガソリン税から環境税に代わっただけでは、あまりガソリンの値段には影響がないかもしれない。
 さらに、ガソリン税を撤廃や下げると、道路工事など公共事業費の収入が減り大きな打撃を受ける地方都市の問題もある。道路工事等の工業事業に大きな収入がある地方都市はガソリン税の撤廃や租税率低下に反対をしているところもある。
 ただ、地方にとってよいというだけで、全体として不利益なのに道路工事等に大きな予算を割くのは十分な正当性はない。逆に見ると、全体のために地方に負担を押し付けるという考え方にもなってしまうかもしれないが、そこは調整をどうするのか議論が必要だろう。