『不正引用で教授停職＝椙山女学園大
椙山女学園（名古屋市）は３日、論文に不正・不適切な引用があったとして、同学園大学現代マネジメント学部の男性教授（５８）を停職６カ月の懲戒処分にしたと発表した。
同学園企画広報部によると、教授が２０００～１１年に発表した論文６編に、他人の著作から引用符や注を記さず引用したり、文章構造をそのまま利用したりした部分が１２３カ所あった。今年２月、学外の指摘で発覚し、７月の理事会で「研究者のモラルに反し、学園の信用を傷つける行為に該当する」と判断された。（2012/08/03-11:30）[1]』
椙山女学園大で男性教授が論文を盗用し停職6ヶ月の処分となった。なぜ「不正・不適切な引用」という表現をするのか。端的に盗用というべきだ。「他人の著作から引用符や注を記さず引用したり、文章構造をそのまま利用したり」することを盗用という。
盗用という言葉を使うと、いかにも悪質という感じなので「不適切な引用」という婉曲的な表現になる。こういう表現は嫌いだ。また、椙山女学園はなぜ盗用した教授の氏名を公表しないのか。国公立大学ならきちんと公表する。どうも仲間をかばう意識があるように感じる。
参考
[1]時事ドットコム 2012.8.3