(前の部分)
(2014.2.24)
☆Nature(STAP細胞論文)、Nature Protocol誌論文の利益相反未記載問題、岡野光夫の件、大和雅之の件、
(2014.2.23)
☆小保方晴子の博士号申請の研究業績書に架空の業績(国際特許)を記載した可能性(リンク先の問題1)。
☆RNAseqとChiPseqのデータの未登録問題→米国時間2014年2月19~20日頃に追加。
☆小保方晴子の博士論文審査報告書の審査員、Charles Vacantiの肩書き問題。
MD,PhD→MDと訂正(参考)。訂正は2014年2月19日。
(2014.2.23)
☆『STAP細胞』でできたマウスの『遺伝子再構成』は? 、
(2014.2.23)
☆小保方晴子の疑義の経緯、経歴
☆研究不正や業績水増しに関する論述
☆STAP細胞追試(validating the STAP stem cell)
☆日本語版まとめブログ、英語版まとめブログ(English blog collecting up questions of Obokata's papers)、
New!(2014.3.5)
☆小島宏司(STAP論文の共著者)の論文画像流用疑義、
New!(2014.4.9)
☆小保方晴子の会見
小保方晴子氏の会見 2014年4月9日、補充説明(2014年4月14日)、全スクリプト1、2、3.
New!(2014.4.16)
☆笹井芳樹の会見-資料、トップ。
笹井芳樹氏の会見1、2014年4月16日-2:57:55頃から音声が切れるので、続きは会見2の13:50参照。
笹井芳樹氏の会見2、2014年4月16日-会見1の2:57:55頃は13:50頃。
New!(2014.4.1)
☆理研の最終報告:研究論文(STAP細胞)の疑義に関する調査報告について(その2) - トップ、研究論文の疑義に関する調査報告書(全文)、研究論文の疑義に関する調査報告書(スライド)、スライド修正版、野依良治理事長声明文、竹市雅俊センター長声明文、研究不正再発防止について、STAP現象の検証の実施について、小保方晴子研究ユニットリーダーコメント、若山照彦山梨大学教授コメント/理研客員主管研究員コメント、笹井芳樹副センター長コメント、丹羽仁史プロジェクトリーダーコメント。
理研の最終報告午前 2014年4月1日。
理研の最終報告会見午後 2014年4月1日。
New!(2014.3.14)
☆理研:研究論文(STAP細胞)の疑義に関する調査中間報告について-トップ、野依良治理事長コメント、竹市雅俊センター長コメント、著者コメント、調査委員会調査中間報告書(全文)、調査委員会調査中間報告書(スライド資料)、スライド資料修正版(2014年3月31日)、スライド資料修正版(2014年4月4日)。
理研の中間報告 その1 2014.3.14
理研の中間報告 その2 2014.3.14
New!(2014.4.7)
☆STAP現象の検証の実施について 理化学研究所-トップ、本文、スライド。
STAP現象の検証の実施について 会見1 2014.4.7
STAP現象の検証の実施について 会見2 2014.4.7
STAP現象の検証の実施について 会見3 2014.4.7
New!(2014.12.19)
☆STAP細胞検証の最終報告-理研の検証最終報告トップ、検証結果(写し)、検証結果スライド資料、野依良治理事長コメント(検証結果について、写し)、同理事長コメント(小保方晴子退職について、写し)、小保方晴子のコメント(写し)
STAP細胞検証の最終報告 2014.12.19
New!(2014.12.26)
☆STAP論文不正最終調査報告、STAP細胞の正体がES細胞と報告 - トップ(写し)、調査報告書(全文、写し)、調査報告書(スライド、写し)、野依良治理事長コメント(写し)
STAP論文不正最終調査報告、STAP細胞の正体がES細胞と報告 2014.12.26
STAP論文不正最終調査報告、理研会見 2014.12.26
New!(2015.2.10)
☆小保方晴子らに対する懲戒処分の公表 - 研究不正行為に関する処分等について 理化学研究所、竹市雅俊特別顧問コメント.
小保方晴子らに対する懲戒処分の公表、理研会見 2015.2.10
New!(2014.7.17)
☆小保方晴子氏の博士論文調査報告
早稲田大学・大学院先進理工学研究科における博士学位論文に関する調査委員会 早稲田大学
トップ、トップ2、調査報告書全文、別紙。
小保方晴子氏の博士論文調査報告 2014.7.17
学位取り消しに関する説明は41:35頃から49:00頃まで。
New!(2015.11.2)
☆小保方晴子氏の博士号取消し会見
早稲田大学の会見 - 2015年11月2日
☆報道や公式発表
2014年12月1日~現在、2014年6月6日~2014年11月30日、2014年3月23日頃~2014年6月5日、2014年2月14日~2014年3月23日頃。
New!(2014.3.18)
☆早稲田大学出身者の博士論文剽窃疑義。小保方晴子は早大常田研出身。
☆2014年4月1日時点の状況
・調査について
Nature誌がSTAP細胞論文の調査を開始しました。理研もSTAP細胞の2論文だけを調査対象とし最終報告を公表。また早稲田大学はTissue Eng.誌の論文と博士論文の調査を開始しました。共著者のCharles Vacantiが所属するハーバード大学も調査を開始しました。
STAP細胞が存在するのかの科学的調査を理研が開始すると報道されました。
・画像や剽窃の疑義について
Nature誌によると、Tissue Eng.誌の画像の重複等の問題(たぶん上の画像1,2などの問題)に関して責任著者のCharles Vacantiは「いくつかのパネルを混同してしまった」と説明し、同誌に訂正を要求しているそうです。朝日新聞によると、間違ったデータを正しいものに差し替えるのではなく、削除することで訂正するとVacantiは述べています。VacantiはTissue Eng.のFounding Editorです。学位を与えた早稲田大学広報室は「仮に問題の画像が取り消されたとしても、博士論文の趣旨に影響しないと考えている」としています。
また、STAP細胞論文の共著者である若山照彦(山梨大学)は胎盤の類似画像(画像4)の件に関し朝日新聞に対して「同じマウスで角度が違う写真を2回使ってしまい、一方の削除を忘れた単純ミス」と説明しました。理研の中間報告ではそれが認められました。
Nature論文の剽窃は出展の記載を忘れたり、誰が書いても同じ記述になることから不正としませんでした。
また日本分子生物学会は「今回の論文等に関しては、データ自体に多くの瑕疵が有り、その結論が科学的事実に基づき、十分に担保されているものとは言えません。また多くの作為的な改変は、単純なミスである可能性を遙かに超えており、多くの科学者の疑念を招いています。」と述べ、Nature論文2編の撤回と全生データの即時開示などを求めました。
・論文の撤回について
理研の著者はSTAP論文の撤回に同意。理研も取り下げる方針です。C.バカンティが反対していますが、3月14日のNature news blogによると著者全員が同意しなくても主要な結論を支持する証拠が提供されなければNature誌編集側が撤回を決定し得ることが明らかになりました。撤回の公算が大きくなりました。
小保方晴子は博士論文の撤回を早大に要請。事実上博士論文の不正を認めました。
・STAP細胞の再現性
2014年4月1日午後8時15分現在まで第三者がSTAP細胞の再現性を確認したという報告はありません。論文発表後小保方は再現したと報じられました。しかし、Oct3/4陽性細胞を確認した程度でSTAP細胞を再現したとはいえない状況だと3月14日の理研の中間報告で判明しました。
Nature誌によると、「ネイチャー誌の質問に回答した10人の著名な幹細胞科学者は誰も小保方の結果(STAP細胞の作製)を再現できなかった。しかし、再現を試みた人のほとんどは小保方と同じ型の細胞を使わなかった」(Nature誌の引用かつ翻訳)とのこと。
プロトコルが複雑なためか、共著者の若山ですら山梨大に移転後はSTAP細胞の再現実験に失敗。しかし、若山は理研時代に小保方の指導を受け、自身でSTAP細胞の作製を確かめたので「結果は絶対に正しい。」とNature誌に回答していましたが、データに重大な問題が見つかり確信がなくなった、論文の取り下げを他の共著者に呼びかけ外部の人に検証してもらうべきだとNHKに回答しました。
小保方晴子はNatureのニュースチームの質問に回答しませんでした。小保方の説明は一切確認できません。小保方の説明が必要です。
理研はSTAP細胞の詳細な実験手技解説を公開しました。理研は「今後、さらにより体系的な実験手技解説も準備し、整い次第、学術誌やオンライン媒体等で発表していく予定」(理研HPからの引用)と公表。
しかし、この実験手技解説によるとSTAP細胞で作った8体のクローンはすべて再構成されたT細胞受容体(TCR)対立遺伝子を含まなかったと言及されています[p8 (iii)]。T細胞が弱酸刺激でSTAP細胞となればTCR再構成が見れるはずで論文の重要な証拠でしたが、それが揺らいでしまいました。上の若山が言及したデータの重大な問題の一つはこれです。他にも☆2,3部分で示した重大な問題があります。若山がもらったSTAP細胞は若山が渡したマウスとは別系統だだと判明しました。
こ れらのことや共著者の若山ですら研究成果に確信がなくなったこと、理研も存在不明と認識を変更したことを考えると、STAP細胞の正当性は危うい状態かも しれません。ただ、STAP細胞の再現性がないと決まったわけではなく決着をつけるには複数の機関の再現性確認や理研の検証が必要です。発表直後に宣伝さ れていたほど STAP細胞を作るのは簡単ではないことを理研も認めました。
画像他1、「STAP細胞を本当だと思うか?」という質問の投票結果。論文発表後5週目まで。
Knoepfler Lab Sterm Cell Blogより。
科学の真偽は多数決で決まるものではありませんので、参考程度にとどめてください。
☆読者のみなさんへ(2014.2.15 午後11時7分 記載)
念のために述べますが、現在世界中の研究機関でSTAP細胞を追試中で再現性がはっきりするまでSTAP細胞の真偽は不明です。本文の指摘は再現性とは別問題です。
(2014.2.16 午後11時20分 追加)
本 記事は非常に反響があり、読んで頂いた読者の皆様に感謝します。ありがとうございます。しかし、私としては記事を正しく執筆しているつもりですが、本記事 公表後のネットの影響を見ると、記事の閲覧や伝聞の過程で間違って伝わっている現象を見ました。本記事の内容に関してはきちんとご確認くださいますようお 願い申し上げます。
また、論文に改ざん等の不正があるかは理研、早稲田大学、Nature誌、ハーバード大学の調査結果が出るまで不明です。タイトル等の不適切という言葉は少なくとも論文に誤り又は不十分な点があり、それを不適切と表現しています。
(最初)