世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

山田優 立教大が盗用!

2023-12-22 00:37:58 | 社会

山田優(Masaru Yamada、経歴1経歴2)立教大学異文化コミュニケーション学部教授が盗用を行った。7報の論文で盗用。

大学調査結果
読売

 


菊元孝則 筑波大が博士論文で盗用

2023-12-18 20:00:00 | 社会

菊元孝則(Takanori Kikumoto)元筑波大学人間総合科学研究科スポーツ医学専攻が博士論文を盗用。

大学調査結果

盗用博士論文「片脚着地時における下肢関節戦略の検討 : 膝前十字靭帯損傷予防の観点から」 
筑波大学 甲第8665号 2018年3月23日授与 博士(スポーツ医学)

 


石田洋一郎 山口大学らの論文が捏造で撤回!

2023-12-15 00:22:11 | 社会

石田洋一郎(Yoichiro Ishida、整形外科)元山口大学整形外科講師らの論文が捏造等で撤回された。

撤回論文
Yoichiro Ishida(責任著者)、Shinya Kawai Am J Med. 2004 Oct 15;117(8):549-55.

撤回公告と撤回理由

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This article has been retracted: please see Elsevier Policy on Article Withdrawal (https://www.elsevier.com/about/our-business/policies/article-withdrawal). This article has been retracted at the request of the Editor in Chief because of the stated concerns listed below. This article was accepted for publication by a previous editor and editorial board, at a time when submissions and documentation were in paper form, prior to the transition of The American Journal of Medicine to a digital submission and review process. These records are no longer extant and consequently we are unable to review the comments of the reviewers and editors involved at that time. We have attempted to contact the authors regarding these concerns and received no response. We are therefore retracting this article since the evidence presented below strongly argues for scientific misconduct. The integrity of these publications is severely compromised by wide-ranging and serious concerns about governance, ethics, authorship, implausible study conduct, implausible workload, discrepant participant numbers and treatment groups, impossible data, implausible data, implausible outcome data, and discrepant methodology.

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要するに捏造等で撤回された。編集長による強制撤回。これは骨粗しょう症に関する論文でたくさん引用され影響力の大きい論文だった。リトラクションウォッチの2020年7月2日付の報道によると83回引用されたサイエンスが科学史上最大の不正と報道した佐藤能啓や岩本潤らの大量の捏造と撤回事件(本ブログが通報して不正認定)でもこの論文が引用されていたようだこの事件は海外の研究者がLetter to the editorで懸念を出していた。たぶん山口大学は調査していない。第二著者の河合伸也は今年2月に他界したようだ。山口大学は調査をせずに第二著者を他界させたのは悪質。もっとも河合伸也が他界しても筆頭著者・責任著者は石田洋一郎なので十分調査できる。

石田洋一郎は他にも不正を疑われる論文があり、既に撤回。

撤回論文、
Ishida, Y., Mine, T. and Taguchi, T. (2008), Effect of progestins with different glucocorticoid activity on bone metabolism. Clinical Endocrinology, 68: 423–428.

撤回公告

結局これも山口大学が調査しなかったのだろう。山口大学は天野彰吾高見太郎らの捏造事件中井彰らの捏造事件が発生。中井彰らの明らかな改ざんに対する私の通報は隠蔽されたが論文6報について本調査中である旨が報道された。山口大学は公正に調査せず石田洋一郎中井彰らの捏造、改ざん事件については隠蔽を続けた。天野彰吾高見太郎らの捏造事件も公正に調査するのが非常に疑わしい。

悪質な機関は公正に調査せず隠蔽する。前から何度も主張しているが、現行制度は所属機関が不正を認めようとしない場合に、そこに調査させるしかない仕組みであり、明らかに間違っている。

現在は公正な調査制度の基礎ができていない。公正な調査機関や拘束力のある規則など、公正な調査制度の基礎が必要である。

 


天野彰吾 玉木病院、高見太郎 山口大らの論文が捏造、改ざんで撤回!

2023-12-12 18:35:00 | 社会

天野彰吾(Shogo Amano、筆頭著者、消化器内科現役なら1988年頃生まれ)元山口大・玉木病院(山口県萩市瓦町1番地)、高見太郎(Taro Takami、責任著者、消化器内科1972年頃生まれ)山口大らの論文が捏造、改ざんで撤回された。

撤回公告写し
捏造論文 BMC Cancer 20, 681 (2020)

画像流用、加工、エラーバーなど不適切な扱いなどが撤回理由。天野彰吾高見太郎らは当初ミスによる訂正で済ませようとしたが、その後に捏造、改ざんが見つかり、編集者は論文の信頼性がないと判断した。編集者の強制撤回であり非常に不名誉。

撤回公告によると複数の画像が流用され、一部は水平に反転した偽装工作も施されていた。このような状態のものは意図的で悪質な捏造、改ざんであり天野彰吾高見太郎らは訂正による隠蔽を実行したので、もっと悪質である。山口大学は必ず調査すべきであるが、山口大学は私の通報を隠蔽した前科がある現在も別件で本調査中。公正に調査されるのか疑わしい

天野彰吾博士論文のタイトルは撤回された論文のタイトルと同一なので同旨であろう。基礎論文が捏造等で強制撤回されたのだから、博士も取消になる。

博士論文記録その2

山口大学は私の通報を否定して隠蔽した後に本調査を開始。隠蔽は非常に悪質。本件は学術誌が捏造、改ざんを理由に強制撤回したものであり、多数の流用や加工があることからも意図的な捏造、改ざんであるが、悪質な機関が調査を担当すると公正に調査されない。最初から不正を認める気がなく、調査を担当させる事がばかばかしい。本件ほどの事案であれば、公正な機関であれば公正に調査して天野彰吾高見太郎の懲戒処分や学位取消を実施するが、悪質な機関の場合は隠蔽しても不思議ではない。山口大学はその前科がある。

この件はどうなるのだろうか?


研究機関の組織的な不正行為について

2023-12-08 21:51:31 | 社会

研究機関も組織的な不正行為を行う。最近早稲田大学で博士論文の改ざん事件が報道された。この事件の背後には癒着があると報道されている。学位審査における不正行為だ。かつて大阪大学の下村伊一郎らの事件で元学生が600万円を教授の個人口座に寄付していた問題があったと思う。こういうのも癒着なのだろうか。

研究公正の分野では特に隠蔽が長期的に行われ、公正に調査すべき大学や研究所、学会が組織ぐるみで規則に違反し、黒を白にして不正行為を隠蔽。現在は公正な調査の基礎ができていない。全然改善の気配がない。

必ず改善してほしい。


橋本崇載が元妻の家を襲撃、殺人未遂罪で起訴!

2023-12-08 20:58:28 | 社会

橋本崇載が元妻(33)の家を襲撃、殺人未遂罪で起訴された。橋本崇載は元将棋棋士で個性的なファッションや言動で人気だった。ハッシーの愛称で呼ばれていた。ハッシーは強豪棋士でタイトル獲得はなかったがA級棋士にもなった。

ハッシーはNHK杯戦での奇抜なファッション、勝利後のカメラ目線、佐藤紳哉の奇抜インタビューのコピーなどで話題を集めた。ハッシーが犯罪をやってしまって、過去のハッシーの行動に対して「元から変な人だった」などと悪くいう人がいるかもしれないが、ハッシーはあくまでパフォーマンスでやっていただけであって、たぶん悪い人物でなかった。ハッシーの将棋界での人的関係についてはよくわからない。三浦弘行のスマホ不正が起きた時にツイッターで「1億%クロ」と発言したり、一部の棋士とは仲が悪かったのかもしれない

ハッシーは1年間の対局休止の後に一身上の都合で引退。当時30代。棋士にとって将棋は命ともいうべきものなのに、まだ指せる30代で引退した事に驚いた。理由は家庭がうまくいかず、奥さんが子供を連れて出て行ってしまったことなど、家庭のトラブルだった。ハッシーは訴訟を起こし、奥さんが子供を連れて出ていったことに対して誘拐などと街頭演説した。たぶん、かなりひどい状態だった。

ハッシーはその後にホストに転身。太った40代男性に合う職業でないというより、ハッシーは女に恋愛ごっこをさせて金を儲けるような人物でなく、なぜこのような職業を選択したのか、私は全く理解できなかった。

ハッシーの生活は悪化したようで、ハッシーは元妻に対するSNSでの名誉棄損で執行猶予付きの有罪判決を受けていた。これで終わりかと思っていたら、元妻の家を襲撃して殺人未遂罪で起訴。そこまで悪化した事に驚いた。

たぶん、ハッシーは元妻に対して強い恨みを持っていたのだろう。命の将棋はなくなり、子供は連れ去り、家庭は崩壊、合わないホストをやって、有罪判決まで受けてしまった。元妻がどういうつもりだったかわからないが、ハッシーから恨まれ追いつめてしまった。殺人未遂事件にまで発展。

私はこんな展開を漫画やドラマなどで見たことがあったが、現実にこんな事件に発展する。例えばマガジンで連載していた人気漫画、ドメスティックな彼女では刑事処罰にした男から恨まれて報復殺人で襲撃され殺人未遂事件になったり、主人公のスキャンダルを没にされた記者が絶望し、復讐のために運転殺人をやりにきて、ヒロインの一人が長期間植物人間になってしまう事件が描かれた。どちらも相手から恨まれ追いつめて殺人未遂事件に発展。こんなの漫画の話と思うかもしれないが、ハッシーの場合は現実に。

ハッシーの事件をみると、恨まれると恐ろしく、特に追いつめるとひどいかもしれないと思った。

私は研究公正を扱っていて、たぶん恨んでいる人も一定数いるかもしれない。研究公正の分野ではデータ捏造で解雇された者が逆恨みで学部長をショットガンで狙撃する事件が発生。第2級殺人事件。殺人未遂事件まで発展するのは研究公正でも前例がある。

私も悪質な犯罪行為の被害を受けたことがある。金戸幸子元藤女子大学は盗用で解雇された後に本ブログなどに対して長期的に悪質なストーカー行為を行った。長期的な嫌がらせ行為や私の職場や自宅と思われる場所まで遠くから出向いて写真を撮影しネットにアップするという異常な嫌がらせ行為を行った。さらに自分でアーカイブを作成。金戸幸子頭がおかしい病的な人物で、盗用で解雇された後にネット上で他人になりすまして架空の支援や支援団体を捏造、自分で自分の論文や自分自身をほめるなどの病的な異常行動を繰り返していたその2告発者や調査者を逆恨みし、ネットで逆告発した

金戸幸子のように頭のおかしい病的な異常人物は極めて例外としても研究公正の分野では殺人事件もあるので恐ろしいものだ。

ハッシーは立ち直ってほしい。


沈雨香早大助教の博士論文で改ざんなどが認定!

2023-12-08 20:51:03 | 社会

沈 雨香Woohyang Sim、韓国出身、経歴)早稲田大学国際学術院 国際教養学部が博士論文で改ざんなどを行ったことが認定された。この事件は他に癒着などの問題もあり、それはどこまで追及されるのだろうか。

文系の改ざんは珍しい。博士は取消になるのだろうか。癒着も含めて公正に調査しなければならない。

読売三宅勝久


情報経営イノベーション専門職大学元教授らが盗用、不適切なオーサーシップ!

2023-11-30 00:00:00 | 社会

情報経営イノベーション専門職大学元教授らが盗用、不適切なオーサーシップを行った。

大学公表調査結果

プレプリントサーバーで公表した論文の盗用。被告発者は「論文は投稿する目的で作成したものではなく、プレプリントサーバーの操作方法を理解するために、練習用データとしてプレプリントサーバーのサーバーにアップロードしていたもの」と主張。岡嶋研二と原田直明元名市大が大量の画像流用加工の疑義に対して「学会発表の練習用の資料を訂正し忘れた」などと主張したことがある国立環境研・阪大事件でも極めて基本的な情報について明らかに正しいのに意図的に嘘を記載して全部の結果を書き直して隠蔽した小保方晴子が盗用などの博士論文に対して下書きを誤って提出したという主張をしたこともあった

被告発者は罪を逃れるために、どれだけ不自然でも、あの手、この手で反論してごまかそうとする。

このような非常に嘘くさく、ごまかそうとしているだけの主張を認めていたら、公正さの欠片もなく、笑いものになってしまう。

しかし、驚いたことに、このような嘘くさい主張を認めてしまう大学や研究所、学会が実在し、隠蔽の片棒を担いでいる。このような被告発者の行為は不正行為であり、東大分生研事件では懲戒解雇などの理由の一つとなった。こんなバカげた主張を認める研究機関は隠蔽の意図であり腐っている。これは組織の不正行為である。

情報経営イノベーション専門職大学は盗用を認めたので良いと思う。

それにしても、まだこんな創作的で嘘くさい主張をする事があるのだな。研究機関はこんなバカげた主張は一蹴できるようでないと笑いものになる。


内田真紀子、高岡清佳(栗原清佳) 元昭和大の博士が捏造等のために取消!

2023-11-15 01:21:06 | 社会

内田真紀子(Makiko Uchida)、高岡清佳(Sayaka Takaoka、栗原清佳、Sayaka Kurihara)元昭和大学の博士(歯学)が捏造等のために取り消された。2023年2月15日付で取消。内田真紀子と高岡清佳が筆頭著者の論文について責任著者である岩瀬正泰の不正行為が認定され撤回勧告され、それが博士論文の基礎になっていた。以前から博士取消について審議されていたこの事件は懸念表明が出されていて私は通報したが、すでに学術誌から通報されていた事件だった

学位取消公表写し)、調査結果

内田真紀子の博士論文高岡清佳の博士論文

この事件は不正の実行者が指導者だった岩瀬正泰だったのだが、内田真紀子と高岡清佳が筆頭著者の論文が捏造を理由に撤回勧告され、その論文が博士論文の基礎になっていたので学位取消となった。井下真利元徳島大中山理加元東京女子医大の博士が基礎論文の間違いで撤回された事を理由に取り消されたことがあり、不正行為がなくても学位取消が行われる事がある。学位の名誉を汚す愚行があった場合に学位取消できる規則がある。たぶんそれに該当するということだろうが、不正行為がないのに学位を取り消すのはやりすぎという意見もある。

内田真紀子と高岡清佳の基礎論文は捏造があったが実行者が別人だったという事件。内田と高岡は筆頭著者だったので責任があるのかもしれないが、こういうケースも博士が取り消されるのが適切なのだろうか。昭和大学の教授会の審議で決まった事なので、取り消される他ないのだろう。確かに基礎論文が撤回されてるのに学位があるというのは妙な気もするのだが、こういう扱いも大学ごとになってしまうのか。


Kelly Richard Joseph 近畿大学が盗用、論文取消!

2023-11-07 19:23:00 | 社会

Kelly Richard Joseph 近畿大学が論文3報を盗用、論文取消となった。近畿大学はまだ懲戒処分を行っていない。

盗用と論文取消公告

近畿大学政治学研究会が近畿大学による研究不正のもみ消しを指摘。学術誌は盗用を認定し、関係機関に通知したという。

私も前に似たよう事があった。大阪歯科大学の改ざん事件で学術誌が改ざんなどを理由に論文を強制撤回し、大学に通報を行った。しかし、大阪歯科大学はでたらめな扱いで予備調査で不正を否定し、隠蔽。学術誌が公式に改ざんを理由に強制撤回しても大学が予備調査で不正を隠蔽。研究機関の調査なんて隠蔽が平気で行われる体制で、迅速に改善が必要だと前から主張している。

マスコミが大きく報じてほしいものだ。


帝京大学教授が著書を盗用!

2023-10-31 00:38:05 | 社会

帝京大学理工学部教授が著書を盗用した。

大学トップ調査結果

 


愛知大学元研究員が盗用!

2023-10-29 15:16:01 | 社会

愛知大学元研究員が盗用を行った。中国語から日本語に翻訳して盗用。論文は撤回勧告。

大学トップ調査結果

調査結果によると「調査ノートのさらなる根拠としてフィールド調査時の手書きメモ(写し)が提出されたが、本調査開始後に調査対象論文の文章そのものが手書きメモに書き加えられたこと(手書きメモの捏造)を確認した。」

これが致命傷になり盗用認定。「手書きメモの捏造をしたことは、当人の研究倫理の欠如を物語っている。」と断じられた。

これと似た例は国立環境研究所・大阪大学事件で捏造指摘された直後に捏造を隠蔽するために意図的に嘘を記載して全結果と主たる結論を書き換えた非常に悪質な隠蔽があった。このような隠蔽行為は捏造などの有力な証拠になり、愛知大学では盗用を認定された。また特に悪質と断じられた。加藤茂明らの事件でも論文の捏造を把握していながら、撤回を回避するために実験ノートの捏造、改ざんを指示し、編集者に嘘の回答をするなど極めて不当な対応をとっていた事で特に悪質と判断され立証妨害などの理由で懲戒解雇になった。これが通常の扱いであるが、国立環境研究所・大阪大学事件では日本計画行政学会も含めて組織ぐるみで隠蔽しているため不正行為を認めようせず黒を白にする極めて悪質な状態が続ている。

研究機関が隠蔽するケースは特に悪質であり、必ず改善が必要だ。


岩手医科大学で改ざん、不適切なオーサーシップ!

2023-10-19 01:06:55 | 社会

岩手医科大学で改ざん、不適切なオーサーシップが認定された。論文は撤回勧告、被告発者は処分予定。

大学公表、トップ調査結果

岩手めんこいテレビNHK岩手岩手朝日テレビ

同じ細胞による実験結果の写真について異なる細胞のものである旨を記載。これを改ざんと認定された。被告発者は誤って記載したと主張したが『故意であるかを判断するのは難しいが、このグラフとこの写真は、当該論文の発表以前に行われた学会発表時点では別の細胞を使用した実験の結果として発表されており、実験ノートや写真データを確認すれば容易に防げた誤りであり、その結果生じた影響を考慮すれば、研究者としてわきまえるべき基本的な注意義務を著しく怠ったことにより「改ざん」の状態が生じたと判断せざるを得ない。』と判断された。


吉本昌広 京都工芸繊維大副学長、論文5本で自己盗用、調査!

2023-10-19 00:27:22 | 社会

吉本昌広(Masahiro Yoshimoto)京都工芸繊維大副学長が論文5本で自己盗用したとして調査中。

二重投稿も自己盗用の一種。これが不正行為になる理由についてはずいぶん前に執筆した2011年7月26日の公表だから、ずいぶん前だ井上明久の二重投稿が問題になり、東北大学の調査委員会が基準を出したころだったかもしれない

毎日

山崎茂明の著書で二重投稿を不正行為とする理由が言及されていて井上明久の二重投稿の調査の際にも言及された。昔は情報が伝わり難く複数の学術誌に出したが、情報がきちんと伝わるようになると学術出版へのエネルギーやコスト軽減などの要請で控えるようになったということだが、こんな理由ははっきりいって前時代的なもので現代においては全く適切でない。二重投稿が不正とされるのは新規性の重複主張、業績水増し、著作権の二重譲渡の違法性などが理由で、学術出版に対するエネルギーやコスト軽減などが理由ではなく、悪質行為、犯罪などを規制する事が趣旨である。山崎の説では軽微なことを規制するかのように思うかもしれないが、現代において二重投稿が不正行為とされるのはもっと悪質な事が理由である。二重投稿が軽微な事などと考えてはいけない。

2011年に執筆した事を12年以上も経過して再度言及したので、今更という感じもするのだが、二重投稿や自己盗用については未だにルールなどを理解していない研究者が多いのかもしれない。査読付き論文で公表しなければ二重投稿にならず、国際会議のプロシーディングスと査読付き論文の重複は二重投稿などの不正行為にならないとか、学術誌の投稿規定やポリシーを無視して独善的で勝手な考え方を主張する研究者は多い。そういう研究者は井上明久のように二重投稿の不正行為が認定されて論文撤回となる事がある。井上明久は国際会議のプロシーディングスと査読付き論文の重複で二重投稿の不正を認定され論文撤回された。井上明久が二重投稿した論文数は10報以上だったと思う。

松原靖子櫻井保志大阪大らの二重投稿時の主張のように倫理意識が欠如した異常な考え方で二重投稿する准教授、教授もいる。具体的には「論文誌によって二重投稿の基準が異なるとの理解の下、ごく一部の関係者でのみ通用する運用基準さえクリアすれば問題ないと認識している」、「学会発表と論文掲載を同一視し、二重投稿にならないと誤った認識をしていた」、「既に発表した研究成果であっても、当該論文に、一定程度の差分を加えれば二重投稿には当たらないとの認識を持っていた」という考え方。このような考え方の根底には論文を出すことが業績であり、そのためにできる限り有利な基準で発表しても許されるという極めて自己中心的で甘い考えがある。こういう人物が一流大学で学生を教育する教授、准教授だったという現実は危機的かもしれないが、事件からずいぶん経って忘れ去られたかもしれない。

業績を出したいからといって学術誌の投稿規定やポリシーを無視して独善的で勝手な考え方で二重投稿すると不正行為になり論文が撤回され公表されてしまうので注意が必要である。


将棋棋士の呼称・肩書のルール

2023-10-18 22:00:00 | 囲碁・将棋

将棋棋士の呼称・肩書のルールについて解説する。序列規定のように明文化された規則はなく慣習であり、原則は以下のとおり。

(1)名人、竜王を持っているかどうか

名人、竜王を持っている場合は呼称は必ず名人または竜王になる。両方持っている場合は竜王・名人とよばれる。現在藤井聡太は八冠を保持しているが、藤井聡太竜王・名人であり、藤井聡太八冠ではない。

他にも渡辺明が名人を含めて三冠だった時代は渡辺明名人であり、渡辺明三冠ではない。

なお、段位の免状は名人、竜王の順に署名され両方持っている場合は名人・竜王と署名されることが多い

(2)他のタイトルを保持しているかどうか<(1)に該当しない場合>

タイトルを保持してる場合はタイトルの呼称で呼ばれる。複数持っている場合は二冠、三冠などと呼ばれたり、王位・王座などと呼ばれる。王位・王座のように具体的なタイトルで呼称する場合の順番はタイトルの序列順になる。

例えば羽生善治が王位・王座の二冠だった時は羽生善治二冠又は王位・王座と呼ばれていた。タイトルの序列は棋戦の契約金額の順番。日本将棋連盟の棋戦一覧で上に記載されたものほど上位の棋戦

(3)永世名人を襲位しているかどうか<(1)(2)に該当しない場合>

永世名人を襲位している場合は、その呼称で呼ばれる。他にどれだけ永世称号を持っていても同様。例えば大山康晴や中原誠は永世名人の他にも永世棋聖などを襲位したが大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人と呼ばれる。

なお、永世名人は序列においても他の永世称号襲位者より上である

(4)他の永世称号を襲位しているかどうか<(1)(2)(3)に該当しない場合、例外あり>

他の永世称号を襲位している場合は、その呼称で呼ばれる。例えば米長邦雄永世棋聖などと呼ばれる。永世名人以外の複数の永世称号を襲位した場合の呼称のルールについては前例がなく不明。これまで複数の永世称号を襲位したのは大山康晴と中原誠だけで、どちらも永世名人を襲位したため。渡辺明が永世竜王と永世棋王の資格を取得している。呼称の例として、タイトルに準じる扱いをするなら、永世竜王を保持した場合は他に永世称号を持っていても永世竜王と呼ぶかもしれない。永世二冠、永世竜王・永世棋王などのように呼ぶかもしれない。具体的に永世竜王・永世棋王のように呼ぶ場合はタイトル序列の順に呼称されるだろう。

例外として追贈のタイトル称号を贈られた場合は、その呼称になることがある。塚田正夫は永世九段を持っていたが、名誉十段を追贈され、塚田正夫名誉十段と呼ばれている。

(5)実力制名人や追贈のタイトル称号を襲位しているかどうか<(1)(2)(3)(4)に該当しない場合>

実力制名人や追贈のタイトル称号を襲位している場合は、その呼称で呼ばれる。例えば升田幸三実力制第四代名人、土居市太郎名誉名人と呼ばれる。升田幸三は名誉名人を打診されたが「名誉名人は名人になれなかった者の称号だ。私は名人になった。」と言って固辞したという。塚田正夫は永世九段や実力制第二代名人を持っているのに追贈の名誉十段で呼ばれている。

たぶん塚田正夫は永世称号を持っているのだから、その称号で呼ぶべきだが、永世九段は段位としての九段の称号に似ていて呼称として権威に欠けるので避けたい。かといって永世十段の資格を持っていないので、そのように呼べず折衷案で名誉十段と呼ばれているのかもしれない。名誉九段も九段になれなかった人に対して追贈されるもので、「名誉」といっても余り名誉でないところがある。

(6)段位<上記以外>

タイトルをもたず永世称号、追贈の称号を襲位していない場合は段位で呼ばれる。例えば渡辺明九段、豊島将之九段などと呼ばれる。

原則は上記のとおりだが、状況によって呼び方が変わる。

(A)タイトル戦や一般棋戦の前優勝者

タイトル戦では必ずタイトルホルダーが棋戦タイトルで呼ばれる。藤井聡太は八冠でも棋王戦では藤井聡太棋王と呼ばれる。NHK杯では前回優勝した藤井聡太は八冠でも藤井聡太NHK杯選手権者、藤井聡太NHK杯などと呼ばれる。

(B)複数のタイトル保持を強調したい場合の報道

藤井聡太が八冠全冠制覇を達成したことを強調したい場合など、複数のタイトル保持を強調したい場合には藤井聡太八冠などと呼ばれることがある。

(C)署名するとき

署名する場合は場合によって正式な呼称以外の永世称号を署名することがある。永世称号を襲位していなくても永世称号で署名(signature)するようだ。たぶんサイン(autograph)するときにも永世称号を襲位していなくても、その肩書を記載することがある。

なお署名(signature)とは契約書や任命状などに自署するもの、サイン(autograph)は有名人などが色紙などに自署するもの。

(D)タイトルを失った直後や回想の場合

タイトルを失った直後は失ったタイトルで呼ばれることがある。例えば第71期王座戦第4局では永瀬拓矢がタイトルを失った直後は正式には永瀬拓矢九段だが、タイトル戦の中継時には解説で永瀬拓矢王座と呼ばれていた。

タイトルをとった直後に藤井聡太新王座などと呼ぶこともある。

過去の棋戦を振り返って「加藤一二三名人と谷川浩司八段の名人戦は・・・」などということもある。

(E)スポンサーの放送や報道の場合

スポンサーの放送や報道の場合に優勝者は棋戦の呼称でよばれることがある。例えばNHKの将棋番組や報道の場合、藤井聡太は八冠でも藤井聡太NHK杯選手権者、藤井聡太NHK杯などと呼ばれる。他、産経新聞でも藤井聡太竜王・名人、八冠ではなく、藤井聡太棋聖と呼ばれることがある。

以上。原則は上述のとおりだが、状況によって呼称はいろいろ変化するようだ。