ナウい日記

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読むのに時間と根性が要る

2008-09-24 | 読書・音読・黙読・積ん読・読み書き
漱石が40歳のときに3週間で書いたという名作 「坊ちやん」
直筆で読むという本が出ている。 
直筆の彼の書いた原稿用紙がそのまま本になっているものだ。

だから誤字や当て字があったり、校正の跡があったりしておもしろい。
しかし、崩し字、昔の字も多く普通の本のようにスラスラ読めなかった。

それはそれで文学者の人や漱石の研究家が読んだらとても価値ある
ものなんだろうけど、何しろ一般シロートの私にしたら読みにくいだけ
だ。

どうでもいいが、なぜか「坊ちゃん」 じゃなくて 「坊ちやん」 なんだわ。
(わかりにくいが、「ちゃん」の「や」が大きい)

多分漱石も印刷されて本になることを前提に書いた原稿だろうから
自分亡き後の平成の今、こんな形で人目に触れるとは思わなかったかも。
そういう目で見ると読みにくいとはいえこの文豪は決して悪筆ではない。


でもいろんな作家がいるもので、驚いたのは阿部公房さん。
とても字が上手で丁寧に升目に書かれているきれいな原稿だった。 

ただ、彼の著作は内容が難解で・・・私にはついて行けない。しくしく。
初めて読んだ中学生の頃、何度読んでも難しすぎてついに諦めた。
当時は、きっとオトナになったら読める(理解できる)ようになるはず!
と思ったのに・・・ まだ私はオトナになってませんでした。

そして逆なのが・・・石原慎太郎氏。 
今や、都民のために忙しい毎日だろうけど、作家時代のその原稿は
な・何て書いてあるんだ?と悩みに悩むミミズ走りの字。 
どうか都知事の直筆原稿は世の中に流失させないでほしい。

昔の文学作品は当然手書きだから出版社の人は作家の筆跡によっては
どんなにか苦労したことだろう。 
偉い大作家先生に 「この字なんて書いてあるんですか~?」 なんて
おいそれと聞けないし。

今でも昔ながらの原稿用紙でないと書く気分が出ないという先生がいる反面
ワープロを経てパソコンで(ブログを書くように)サクサクと打ってしまう人も
増えたらしいから、変換ミスのチェック以外の苦労はかなり減ったことと思う。

作家先生じゃなくても、こうしてブログで日記などをみんながコマメに書けるのは
やっぱりパソコンがあるからだと思う。
手書きで毎日原稿用紙に日記を、なんて誰も書かないだろうな。
手紙(メール)然り。

そういえば小学校の夏休みに毎年必ず出てた
   「読書感想文を原稿用紙3枚以上」 x 本2冊分。
なんて宿題は大嫌いだった。
みんなマジメに必死に書いてたけど、私は出さなかった(書けなかった)
記憶が。。。今でも覚えてるのはよっぽど悪夢だったんだわ。 かわいそうな私。



画像: 夏目先生。 立派なおヒゲだ。 
ラーメン食べるとき汁がいっぱいつきそう。。。

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