子供の頃には良く見かけた麦藁菊だが、人々の好みも変ったのであろうか、久方ぶりにお目にかかった。
「麦藁菊」の名前に触発されて、麦藁に関連した様々なことが思い出された。最近は、「麦藁」自体が殆ど忘れ去られ、「麦藁細工」などすっかりお目に掛かれなくなって、この言葉すら殆ど死語になってしまったようだ。
その昔は、麦藁を材料に、手細工或いは半ば機械加工した生活必需品の数々が売られていたが、それ等もすっかり見かけなくなった。夏には欠かせなかった「麦藁帽」も、懐かしい。鋏とナイフで起用に細工して色付けされた花は、名人の手に掛かれば、乾燥した麦藁菊と区別が付かない程だったのが、今でも忘れられない。
普段は「花びら」に触ることなど慎んでいる虚庵居士だが、この花に久しぶりに出会った嬉しさで、そっと花びらに触り感触を味わった。紛う方なき「麦藁細工」の感触そのものであった。
懐かしき麦藁菊かもつつしみを
忘れてそっと 花びらにふれ
紛う方なき感触の花なりき
麦藁細工の花を想ほゆ
久方に麦藁菊と逢いしかな
人の好みも移ろいぬるらし
このカサカサ感がいいんですよね~
花弁に水をかけるときゅっと閉じてしまう所も楽しいですし
じつは私、今年失敗してしまって、、育ちませんでした
数年前に初めて育てたら綺麗に咲いて、しかも長持ち!で久しぶりに育てようかな~
っと思ったのですが種がどこにも売ってない
ようやく探し当てた頃には蒔き時が過ぎていたので、芽は出たのですが育ちませんでした
来年はリベンジですっ
いいですね・・・
「花弁に水をかけるときゅっと閉じてしまう」
シリマセンデシタ
「はなめずるひめ」咲耶さまの「博学」に感服、脱帽デス