「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「更紗空木・さらさうつぎ」

2015-06-06 21:58:36 | 和歌

 散歩の途上で「更紗空木」に出会った。
八重咲きの花が賑やかに咲いていた。多くの白い花弁に対して、外側にはごく薄い紅紫色の花弁が覗かれ、お洒落な雰囲気を醸す花だった。虚庵夫妻にとっては初めてお目にかかる花だったが、近くに居られた家人に花の名前を教えて頂いた。



 「うつろ庵」の「梅花空木」も丁度花をつけているが、一重の白花がどちらかと云えば疎らに咲いているので清楚なイメージだが、八重咲きで花数が多い「更紗空木」には、華やかさが感じられた。

 同じ空木のお仲間でも、これ程の個性の違いがあることに愕かされた。
しかしながら人間社会の個性豊かな人々の存在に思いを致せば、愕くにはあたらぬことかもしれないが・・・。


           あゆみ来れば 「更紗空木」の賑やかな

           お花の出迎え いとど嬉しき


           初めての出逢いなれども幸いに

           その名を知りぬ「更紗空木」と 


           八重に咲く数多の白花踊るかな

           薄紅むらさきお洒落な装いで


           「うつろ庵」の「梅花空木」は楚々たるに

           斯くも華やぐ空木があるとは


           惜しむらくはお花の香りを嗅ぎ忘れ

           再び逢瀬の愉しみ残りぬ 







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