カサブランカが咲き始めてから、この辺りでは半月ほどにもなるだろうか。
「うつろ庵」のご近所でも、鉢植えで玄関先に飾ったり、庭に植えて花壇の主役としているお宅が多いようだ。カサブランカが咲くと、純白の高貴さと花の大きさに、容姿の華麗さが相俟って、存在感は抜群だ。そのうえ、かなり強い芳香もあるので、人気が高い所以であろう。
近くの花屋の説によればカサブランカは、鹿の子百合と山百合を元に交配を重ねて、オリエンタル・ハイブリッドとして三十年ほど前に発表されたという。花束のアレンジを頼めば、カサブランカは花束を豪華に仕立てるので、催しの多い街中の花屋では、無くてはならない花だという。
純白の大きな花弁が見事なのは言うまでもないが、大振りの雄蕊も見事だ。
「猩々緋」の花粉をタップリとつけた雄蕊が、純白の高貴さを引き立たせているとは言えまいか。(7/29誤記訂正:雌蕊→雄蕊)
白妙の百合は花びら反り返し
誇る花粉は猩々緋かな
山百合も鹿の子の百合も 紅を
何処へ秘めしか 白き カサブランカ
芳しき香りを放つ白妙の
カサブランカぞも君の誇るは
部屋に飾る時に、つい取り除いてしまうのです・・・オシベを。
(花粉が辺りにこぼれるのを嫌って)
でも、オシベを取り除かれたカサブランカは
ちょっと間がぬけています。ごめんなさいm(__)m
自然の姿が一番ですね
あろうことか、オシベを雌蕊と誤記しておりました
それとなく気付かせて頂き、こころ配り有難うございます