「うつろ庵」の庭には似つかわしくない花であるが、何年か前に虚庵夫人が鉢から露地におろして以来、毎年永い期間に亘って、深紅の小花を咲かせ続けている。
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カメラのことにはズブの素人であるが、この花や「オシロイバナ」等の花を写すと、どうしたものか花の深紅がヤケに強調され、花の表情が消し飛んで平面的になってしまう。一体如何したことだろうか、カメラに詳しい方に、是非ご教授願いたいものだ。
虚庵居士が代表幹事を仰せ付かっているボランティア組織「エネルギーネット」は、横須賀市の市民大学に八回シリーズの講座を開設して、本日第一回目の講演が行われた。エネルギー問題と環境問題について、市民の皆様のより深い理解のお手伝いをしたいとの趣旨の講座であるが、固いテーマにも拘らず、市民の皆様はメモを取りながら、真剣に聴講しておられた。
孫達の世代へ引き継ぐべきエネルギー資源は何か、掛け替えのない地球環境、美しい花の咲く苑を如何に守るかが、講座のメインテーマである。
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庵には紅セージの群花の
咲きわたるかも妹が意汲みつつ
書斎にはさ枝手折りて一もとの
小花香れり いとしき妹はも
孫を持つ人々集いて語らひぬ
引き継ぎ守るは如何にあるべし
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