「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「万両の紅白」

2013-01-22 00:30:41 | 和歌

 万両は赤実が一般的だが、愛好家は白実万両も珍重している様だ。

 出会った白実万両は、葉付きもなかなか重厚で、葉の縁の白線もしっかりしていた。葉の反りがかなりキツイので、葉裏が縁から覗いて、踊っているようにも見えるから愉快だ。

 

 白実の付き具合は、実房が幾段にもうち重なって、逞しくすら見えるではないか。 
この万両は、過日の猛吹雪でも被害を受けなかったのは、後ろの生垣が防風林の役目を果したのであろうか。

 「うつろ庵の万両」を二週間ほど前にご紹介した。正月二日には烈風に吹き飛ばされて、鉢を割られた際の写真だが、半月後には猛吹雪で赤い実が殆ど吹き飛ばされてしまった。気の毒にも、悲惨な目に二度も遭遇した万両だが、こうして紅白を並べて観ると、赤実の万両が可憐に見えるのは、身贔屓というものだろうか。


           烈風も 猛吹雪にも耐えるかも

           白実万両実房を湛えて


           対峙する白実万両様々に

           物語りして爺を放さず


           幾重にも実房を重ねて逞しく

           見得を切るかな白実の万両は


           葉を捩り振りかざす様 自来也が

           見得を切るかも 「バッタリ」聞かずや







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