「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「姫女苑・ひめじょおん」 

2006-08-27 18:00:50 | 和歌

 そろそろ花時の終わりを迎える「姫女苑」が、草原の中に咲いていた。

 「春紫苑」から、何時の間にか「姫女苑」にバトンタッチされたが、白い小花も間もなく草原から姿を消すことになる。「春紫苑」の細くて柔らかめの白い花びらが、ごく薄い紫を帯びて咲くのも可愛いが、炎天下に咲く「姫女苑」も、素朴でそして清楚なのがよろしい。

 「うつろ庵」の斜め後ろに、つい先ごろから外人さんが住み始めた。虚庵夫人と買い物から帰って車をとめたら、たまたま赤ちゃんの泣声がした。見るとご夫妻が乳児を自転車に乗せて、ヘルメットを被せていた。「ハイ!」と声を掛けつつ、「アブブ、ブルブル、パラパララ・・・」と、得体の知れぬ赤ちゃん言葉で乳児に指を出したら、泣き止んで指を握ってくれた。生後十ヶ月の長女だという。OX△語とタドタドシイ英語の、ほんのひと言二言の立ち話だった。

 暫らくしたら「うつろ庵」の門前に、先程のご夫妻が赤ちゃんを連れて佇み、挨拶にみえた。
ご丁寧にもゴジバ・チョコを携えて、にこやかにほほ笑んでいた。素朴で清楚なお二人との、ご近所のお付き合いが始まった。






             白妙に咲く姫女苑は草叢に
 
             夏日を受けて無造作なりけり



             あぶぶぶぶ ぱらぱら パップン コンニチハ
 
             隣りのジジ・ババ どうぞよろしく 



             咄嗟にも赤ちゃん言葉の挨拶に
 
             笑みを湛えてナイスミーチュウ     





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