「うつろ庵」のレインリリーが咲いた。
半月ほど前にも咲いたのだが、二順目が咲き揃った。この花は、梅雨の頃に咲くので、レインリリーと呼ばれているが、又の名を「ハブランサス・ロブスタス」とも云う。
花図鑑で調べた結果を以前に掲載したので、ご参考にリンクを張っておく。
梅雨の頃に咲き始めて、真夏になっても次々と花を付ける優れものだ。
更に花の後には実を結び、莢の中に沢山の種子を抱えている。種がこぼれて発芽し、球根を次々と増やす逞しい生命力の持ち主でもある。
「うつろ庵」のレインリリーは、ご覧の様な淡いピンクの色が何とも優雅だ。
種類によっては赤みが更に加わったり、或いは朱色が勝ったりするが、虚庵居士はこの色合いに首ったけだ。
大紫つつじの根方に、種子が風で飛んで来て腰を据えたものだが、薮茗荷も同様に共生する愉快な一郭である。
梅雨に入り待ちにけらしもわぎもこは
いろ淡く咲くレインリリーを
斯くばかり仄かな色のかんばせを
誰に向けるやレインリリーは
しろたえの乙女のかんばせ仄かにも
匂い立つかな思ひをかくせず
花咲くも日を措かずして萎れなば
新たな花に思ひを託すや
つぎつぎに麗しき花を俯きて
咲かすはたぎる思ひならめや
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます