「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「孫からのメール その2 Lake Erskine」

2011-09-23 17:48:28 | 和歌

 孫からの「写真集」メール、その2をご紹介する。

 花柄にとまった番の Grasshoppers は、孫が見つめる中で花柄の頂きまで登りつめた。孫息子も息をころして、ジッとカメラを構えていたことだろう。
登りつめた番も見つめていた孫も、「ヤッタ!」と叫びたくなるような、彼らの思いが伝わってくる一枚である。バックには、爺とボール遊びをしたり転げまわって遊んだ芝生の庭と、ボート遊びをした Lake Erskine が見える。

 孫の「写真集」メールの中のこの一枚からは、 
 「じーじ、僕の庭と Lake Erskine を忘れないでね!」そんな声が聞こえそうだ。

 米国NJ州の北部には、天然の湖や人口湖が無数に散在している。なだらかな丘陵がうねり、それが何処までも続く自然環境を考えれば、湖の数が多いのは当然かもしれない。この Lake Erskine は湖尻に簡単な止水堰を設置しただけの、プライベートな湖だ。周辺住民のコミュニティが自分たちの湖を大切に管理していて、羨ましい環境だ。湖畔に面したレイクハウスには、それぞれにボートデッキを設え、ボート遊びの人とデッキで寛ぐ人々が気楽に声を掛け合うのが、日常のご挨拶だ。



 

 孫からの「写真集」メールには、ダリアの花も添えられていた。
庭の隅々には、孫専用の花壇が設えられていて、苗の移植や水やりなども孫に任せている娘夫妻であるが、「僕のお花も観てね」との孫の思いが伝わってくる。
 



 












                                                           
          蝉集め

          脱け殻も添え手作りの

          箱に標本仕立てあげ

          エアーメイルで送る爺かな


          お返しは

          あまたの写真庭先の

          グラスホッパー ダリア花

          孫の思ひにしびれる爺かも


          孫の託す

          思ひをそれぞれ汲みとれば

          言葉はなくも頷きて

          こころの通い路胸を打つかな







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