五月頃に咲き始め、木枯らしが吹き始める頃まで、ずっと咲き続けているアベリアだ。
花図鑑を調べたら、随分難しい名前の持ち主でもあることを知って、驚いた。
「花衝羽根空木」、ルビがなければ余程の博識でなければ読めそうもない。しかも漢字で六文字とは恐れ入った。
枝が込み入って、背の低い生垣にはうってつけなので、あちこちで見かける。至極身近な存在ゆえに、しかも何時でも咲いている故に、殆ど注目されないが、仄かな甘い香りがして、どこか親しみの持てる人懐っこい花である。
人間社会にもその様な存在の人が居る。私が、僕が主役ですと主張することなどせずに、特に目立つわけではないが、気が付けばそれなりの役割をキチンと果たしてくれる人、言ってみればその様な花かもしれない。
そばに居てその存在も気に留めぬ
親しき友かなアベリアの花
改めて写真に撮らむ写さむと
近くによれば香りなつかし
アベリアに近寄りゆけば恥じらふや
うす紅にほほを染めるは
なんてお利口さんな花なんでしょ
難しい名前もアベリアも初めて知りました。
恥ずかしそうにうつむいて
まるで私みたい・・・
いや全く同感
お~どりん様「恥ずかしそうにうつむいて
まるで私みたい・・・」
虚庵居士 「僕、ぼく・・・ どうしよう」
そんなバヤイは二人でお酒を飲んで
人生を語り合いたいものですね