「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

”Snow angel”

2014-01-23 00:01:45 | 和歌

 米国ニュージャージー州は、冬の真っただ中だ。

 孫のキャメロン君は、湖の畔の冬の生活を堪能しているようだ。マンハッタンから ごく近いにも拘らず、自然に恵まれた環境では、雪が降るまでは山のトレッキングを友達と楽しみ、雪が降ればスキー・そり遊び・スケートなどなど、大活躍だ。



 湖畔の自宅は、庭先のボートデッキを降りれば、そこが自由に遊べる広々とした氷の上だ。彼の雪だるまが、木の枝の両手を拡げて、笑顔で話しかけてくるようだ。

 この湖は、周辺に住む住民のプライベート・レイクで、氷が張れば庭続きの湖面に、プライベート・リンクを作って大人も子供もオオハシャギだ。雪が降れば、リンクの雪掻きが大変だろうが、大きな声をあげつつ雪掻きを楽しむ姿が偲ばれる。



 ニュージャージー州と横須賀では、丁度昼夜が逆だが、「じじ! スカイプしよう!」とのキャメロン君の呼びかけでテレビ電話をたっぷりと愉しみ、遠く離れて暮らすことを
すっかり忘れさせてくれる。

 メールで送られて来た写真を見て、思わず吹きだした。氷の上に積もった雪の上に、キャメロン君が仰向けに寝転がって、腕と脚を上下に動かし、何ともユニークな「お絵かき」の真っ最中だった。

 「雪だるま・雪のタワー、そして雪のお山」の造形は、子供の心をくすぐるお遊びだが、自分の腕と脚を使ったこの表現には、眼を瞠った。

 腕が作った二つの半円形と脚が描いた二つの三角形、それを繋ぐお尻の跡で構成される、極めて逞しい造形的な作品だ。頭の跡に描いた顏も、何とも微笑ましい。拍手喝さいだ!!



                   Cameron's snow angel


           いと厳しき 寒波のニュースもへっちゃらか

           キャメロン君の遊ぶ姿は


           湖が氷に閉ざされ雪降れば

           新たな世界が君を迎えぬ


           広々と拡がる世界は君のもの

           自ら創るは ”Snow sculpting”


           氷原に寝転び創るは気高くも

           君のこころの理想のお山か


           雪積もるスケートリンクに全身で

           描くは見事な キャメロン芸術!








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