ニューヨークに嫁いでいる娘は昨年の夏に、あろうことかまだ4歳の孫 Cameronくんをたった一人で、しかも一ヶ月に亘ってじじ・ばばに預けて、自分は東京の高級ホテル住まいでビジネスに明け暮れた。
しかも娘は、「うつろ庵」の近くの私立幼稚園にCameronくんを短期入園させて、ひと夏の日本の体験をさせたいとの欲張りな希望を押し付けてきた。じじ・ばばは、何とか娘の希望を叶え、孫にも日本のお友達と楽しく遊ばせてやりたいと、無理を承知で園長先生に直談判して、受け入れて頂くことに成功した。
それからのじじ・ばばは、何十年振りかの子育てに、日夜没頭させられた。
バイリンガルとはいえ、日本語はたどたどしいCameronくんにとっては、さぞや難行苦行の毎日であったろう。何日かは「イキタクナイ!」との絶呼もあったが、幼稚園に行けば可愛い女の子が待っていて、手を取り合って教室に駆けていく後姿に、ホットしたものだった。
狭い「うつろ庵」の庭先には、鉢植えの白梅を路地に移植してあったが、その脇にブルーベリーが濃い紫の実をつけて、Cameronくんと一緒に摘み取るのが楽しみだった。小正月を過ぎて、ブルーベリーの葉は鮮やかな紅に変り、背丈の小ぶりな白梅が香り立つ花を付けた。
Cameronくんに白梅の写真を送ったら、ブルーベリーの実を摘んだ隣の、梅の木を思い出すであろうか? じじ・ばばと過ごしたCameronくんとの夏は、掛け替えのない娘からの贈り物であった。 感謝と共に、珠玉の思い出になっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/09/b79b2b17273f695b9281d57517ffa8a9.jpg)
白梅はやんちゃなるらし アチコチを
向きて咲くかな稚児の風情に
いな吹きそ梅が香りをかき消しな
じじばば愉しむせめて暫しを
キャメロンに送り届けむ梅が香を
こぞに遊びし庵の庭から
もう、梅のほころぶ季節なのですね・・・。
こちらではまだ雪の中で蕾どころか芽の状態です。
朝晩の冷え込みがとても厳しいのですが、おかげで星空だけは素晴らしく、とても幻想的で心を洗ってくれます。
お孫さんとのひと夏は何ものにも代えがたいほどのものでしたでしょうね。
虚庵さまの嬉しそうなお顔が目に見えるようです。
今日のブログに「原子力・・」を転載させていただきました。ここに添付できないのですね。すいません宜しかったらお尋ね下さい。
以前にりらん様のブログに紹介された、植木にこんもりと積もった雪の情景を思い出しました。「雪深い里」は、虚庵居士にとっては懐かしい故郷を連想させます。郷里の信州・諏訪は、比較的雪の少ない盆地ですが、厳寒の冬に、時には大雪に見舞われた昔が思い出されます。
やがて来る雪解けの春の、古木の梅の花が咲くのは、
ずっと後の3月頃だったのでしょうか・・・。
読者の皆様も、名ブログ「ぶらり古代倭国への旅」http://blogs.yahoo.co.jp/leg1723をご訪問下さい。
虚庵さまの娘さんはナンテ親孝行なんざましょ
わっかりました!
虚庵さまの若さのヒケツは
子育てですね
「やんちゃ産め」・・じゃなくて~
「やんちゃ梅」って可愛いタイトルですね♪
一夏の経験・・あ~ぁ私とは大違いです
キャメロンくんず~~っと覚えていてねっ
今朝、ニューヨークからのメールによれば、娘のビジネス・スケジュールとCameronくんの幼稚園の日程が合えば、2月末にまた「連れて行くかも」ですって!
つい1・2ヶ月前には、「ヨーロッパへ仕事で出かけるから、じじ・ばばがニューヨークへ来て!」でした。
娘の勝手な都合で、振り回されるじじ・虚庵とばばです。