今年もまた、昨年と同じお宅の珊瑚花に出合った。
昨年始めてこの花に出合った時には、庭先にこのお宅の「お婆ちゃま」が居て、花の名前を教えて下さった。
「挿し木で良く根付きますの。よろしかったら一枝お持ちになりますか?」
と控えめに仰って下さった。
ズボラな虚庵居士では、挿し木の後の水遣りなど、きめ細かな面倒見には自信がなかったので、丁重にご辞退したことを思い出した。
今年の珊瑚花は、かなりの大きさに成長して葉を茂らせていた。既に咲き終えた花序も見られたが、これから咲き始めるものもあって、かなりの期間にわたって咲き続けるようだ。
筒状の花の幾つかは気の毒にも虫に食べられていたが、そんなことはごく当たり前のことと、意にも介さない風情で咲いていた。
筒花の先を僅かに曲げて咲く
珊瑚の花に今年も出会いぬ
虫食いの花うらがなしくも見てとるに
意にも介さぬ風情ぞ逞し
虫食うは虫の営み珊瑚花は
ごく当たり前よと 済ましたるかな
虚庵様のお宅のご近所には、本当にめずらしい花がたくさんですね
この珊瑚花・・・大きいのですか?どれくらい
もし花びらが・・・水色だったら・・・ちょっと噴水に似ているって思いません!?(笑)
虚庵居士の発想を、遥かに超えてスバラシイ
ピンクのお好きなジャム様だったら、
「ピンクの噴水」は如何
およそ、五・六割程度でしょうか?
花の色は、「丹色」が勝った紅もありますが、
虚庵居士はこちらの色合いが好みです