小さな農場主は、追いかけて収穫の写真も送ってきてくれた。
キューカンバ(大型の胡瓜)・エッグプラント(太い茄子)・コーン(玉蜀黍)などなど、どれも中々の出来
栄えだ。海を隔て、地球の反対側に住んでいるじじ・ばばに、せめて写真だけでも見せたいと考えたであろう孫一家の心つかいに、ホロリとしつつも拍手喝采を送った。
孫自慢のじじ馬鹿は尽きることがないが、昨年は大きな手描きの地図がプレゼントされて、大感激で
あった。今でも虚庵居士の書斎に飾ってあるが、60x45センチ大の世界地図とアメリカ大陸の州地図だ。幼稚園の教室でこの地図を使って、ニューヨークから日本へ飛行機で飛び、じじ・ばばと横須賀でひと夏を過ごした、との大演説をしたらしい。そのような彼であれば、レイクハウスの農作物を「地球の反対側のじじ・ばばに見せる」との、時空を超えた概念が、孫の頭の中にはハッキリと描けているのであろう。
いろどりの豊かな皮かなもろこしの
輝くつぶつぶ 歓喜も聞くかな
アツアツの コーンにやけどを きおつけて
しゅうかくいわう こよいのうたげに
収穫の季節は、子供たちにはまた別の楽しみもある。ご存じハロウィンだ。
元来はカトリック万聖祭の前晩、10/31の伝統的な行事だったらしいが、今では世界中の子供たちの
楽しい年中行事でもある。カボチャのお化け灯篭 Jack-O’Lantern を競って飾り、凝った仮装や
お化粧も愉快なお遊びになった。
小さな農場主も、早々とカボチャをくり抜き、ローソクを灯して門の石柱に飾った。
加えて、この Jack-O’Lantern をクレパスで描いて、10月のカレンダーに仕立てて送ってくれた。「毎日が日曜日」のじじには、掛け替えのないカレンダーだ。
おおコワイ! カボチャのお化けのランタンの
向こうに孫の笑顔が浮かびぬ
彫る顔のコワさを更に化粧して
お化けダゾーと 可愛い声きく
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