「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「つくしのお花見弁当」

2014-04-06 13:13:31 | 和歌

 数日前になるが、走水水源地に「お花見」に行った。

 春の寒暖の変化を、古来から三寒四温などというが、暖かな日和が続き桜が満開になった。昼食直前になって、じじ・ばば二人は急きょ「お花見」に行くことになった。
ランチをそのまま器に詰め込み、車で5分ほどで水源地に着いた。



 横須賀市水道局は、桜のシーズンだけ水源地を市民に開放して、「お花見」に供すると云う粋な計らいだ。三浦半島の先端・走水の豊富な湧水を水道に利用しているが、かなり広い水源地には桜の古木が約130本も植えられているので、「お花見公園」に早変わりするのだ。ここの水は、降雨後20年を経て湧き出すことが確認されているが、カルシュウムなどを多量に含むのでおいしいと人気がある名水だ。

 横須賀の水道発祥の地でもあり、市民自慢の水源地だ。

 たまたま前日の散歩で「つくし」を見つけ、童心に還って摘んで来たので、虚庵夫人は「つくしの卵とじ」を料理してあった。

 ごく質素なお弁当ではあったが、虚庵夫妻にとっては掛け替えのない「つくしのお花見弁当」であった。


           うららかな日和に誘われ思い立ち

           花見にゆこうよ 行きましょうか


           前の日の散歩で摘んだ「つくしんぼう」

           卵でとじた花見の弁当


           ささやかな弁当なれどもじじばばには

           春の恵みぞ 土筆と桜は


           さくら花 透かして見える青き海に

           浮かぶ汽船は何処に向うや







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