「ピンクの秋明菊」が精一杯に咲く姿は、何とも可憐だ。
咲きかけた花が首を傾げているのも、可憐な想いが更にくすぐられる。
ピンクの秋明菊は、別名「貴船菊」とも呼ばれるが、京都の貴船地方に多いことから、この名前が付けられたようだ。
先に掲載した「秋明菊・しゅうめいぎく」でも触れたが、土地の名を花の名前に留めているケースは、かなりの数にのぼることであろう。 それぞれ花に託す思いは、その土地の、或いは自分たちの花だとの、篤い思いが偲ばれるではないか。
撮影とご提供 片岡勝子様
貴船から嫁ぎ來しかなこの花も
可憐な風情が 未だ残るに
名にし負う貴船菊かな秋風に
揺れる風情の嫋やかにして
咲きかけの首をかしげるこの花の
こころを偲びぬ 可憐な風情に
同文と拝見され2コメントを削除しましたが、内容が異なったようで失礼しました。