俗名「金のなる木」の花が咲いて、既にひと月以上も咲き続けている。
お洒落な小花が目を愉しませて呉れる、優れものだ。「花月」或いは「縁紅弁慶・ふちべにべんけい」などの名をもっているが、俗名で呼ばれることが多い様だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/f0/fc0d27279ee1608e5415d545ef0468e3.jpg)
鉢植えで愉しんでいたが、多肉植物で生命力が旺盛なので、何時の間にか「うつろ庵」の庭には株数が殖えた。
今年は、意外な程の寒波に見舞われて、路地植えの花月は凍傷で葉を落し、殆ど丸坊主になった。気の毒に枯れ果てるのかと見やっていたら、葉を落した痕に、細かな新芽がにょきにょきと芽吹いた。驚くほどの逞しい生命力には、感服だ。
緑葉の紅の縁取り鮮やかな
縁紅弁慶 粋な御名かも
星形のお洒落な小花群れて咲く
花月の頂 いとど長きに
この冬の厳しき寒波に見舞われて
凍えし花月の落葉いたまし
葉を落し項垂れる花月 痛ましく
そっと手を遣りこころを伝えぬ
凍傷の落葉の痕に稚けなき
芽吹きをみとめこころおどりぬ
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