「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「Lake Erskine の花々 その四」

2010-08-21 23:22:51 | 和歌

 この8月に8歳になった孫は、今日から週一回の日本語学校が始まった。

 両親が国際結婚の場合、米国での生活環境では日本語教育にハンデキャップが生じるのは、やむを
得まい。日常生活の中では、娘は務めて日本語での会話を心がけているようだが、土曜日だけの日本語学校では、読み書きでのハンデは大きなものがあろう。





 今回の滞在期間中を最大限に活かして、じじ・ばばは日本語で話しかけ、夏休みの宿題の漢字書き
取りなどの支援にも、大奮闘であった。母親の娘は仕事に追われて、十分に孫の指導の時間も取れないのが現実であれば、一年生の復習から、書き取りは漢字・平がなの書き順、作文等など盛り沢山にならざるを得ない。遊び盛りの孫はお勉強中といえどもじじを遊び相手に「玩具扱い」であるが、朝から晩まで「じじ・じいーじ・ジジー」と付きまとわれるのも、悲鳴混じりの愉しみではある。

 日本語学校の初日は、漢字テストがあったそうだ。大の苦手の漢字テストだったようだが、100点満点は逸したものの、92点だったと誇らしげの報告であった。夏休みの間の短い期間ではあるが、じじ・ばばは彼に精一杯のことをしてやりたいと念じている。



 


            孫の呼ぶ

            「じじ・じじ・じいーじ」は鳴きやまず

            日暮れてなお鳴く蝉ならめやも


            バーベキューのテラスの食事に夏虫の

            ジジ・ジジ・ジージは孫に和すらし
            

            息切らせ吹きでる汗を手で拭い

            芝生のサッカー 孫に応えて


            大声に笑い転げるシャワーかな

            汗した後のスキンシップは


            ひらがなの書き順ただせば何故ときく

            孫にいろはの成り立ち示しぬ






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