炎天下の草原は、草いきれしていた。
はびこる草叢に、足を踏み入れてほどなく、あれ「おなら」かな、と思われる匂いがして辺りを見渡した。もとより人影は見える筈もないのに、と思いつつ数歩進んで、はたと気がついた。「へくそかずら」だ! 案の定、つつじに「屁糞葛」が絡み付いて花を咲かせていた。
離れて見れば可憐な小花が、あちこちに咲いている。もっとよく見ようと近づいたら、あの「おなら」とは少し違うが、何とも個性的な「匂い」が鼻をついた。カメラに収める間だけ我慢したが、それにしても「花の香り」とはとても思われない異臭である。「屁糞葛・へくそかずら」とは、誰が付けたか誠にヒドイ名前ではあるが、匂いからすれば当に「打って付け」の名前だ。
例によって、念のため花図鑑のお世話になった。別名を「灸花・やいとばな」、また「早乙女花・さおとめばな」と書いてあった。
誰ならむ 花の名前を付けかねて
余りに酷し「屁糞葛」は
さは言えど花の香りにあらずにや
人くさきかな屁糞葛は
いと惜しき小花なるかも紅の
こころを壺に秘めて咲くとは
花がさくまでは、全く異臭はありませんが、花が開いた後はかなり気になる匂いです。(いい香りと感じる御仁もあるやもしれませぬ、念のため)
「こひるがお」は6月8日に掲載しましたので、ご確認下さい。蔓自体は両者よく似てますが、「こひるがお」の葉は薄く先とがりです。
蔓が残っているのであれば、8/24と6/8を見比べて下さい。
始め漢字を見て・・・ま・まさか?
あら、やっぱし
画像で見る限りなんとも愛らしい花なのに
匂いがしないのが残念です
画像を撮る時の虚庵さまのいたずらっぽい
しぐさを想像しながら・・・
追記します・・・。
『ンニャラニャラニャラ プイ』
この「オマジナイ」を3回唱えて
左手の掌をペロリと舐める
右手をゲンコツに握り
左手の掌を5回強く「コスル」
左手には「あーら不思議」
「早乙女花・さおとめばな」の香りが・・・
やってみました~
もちろん左手を舐める前に一応匂いをかいで(^^;)
え~~!
これが・・・「早乙女花」の匂い??
力が入って7回くらいこすったかも
虚庵さまったら~
ウー フッフッフッ
アー はっはっはっ・・・
イー ヒッヒッヒ・・・・
『力が入って7回くらいこすったかも』・・・
やりすぎです
5回と書いてアリマスデショ
ダカラ お~どりん様 大
茶目っ気がいっぱ~~い
うふふ・・・
いんでないべか・・・
湿気がなくカラッ!として
北海道らしい天候にやっとこなりました~♪