中央公論12月号で、左巻健男さんと対談。教育現場に入り込むニセ科学、みたいなテーマ。
そのなかにちらりと掛け算順序の話も出たのだけれど、あくまで傍流の議論だったので、インタビューとあわせて読んでもらえばいいかもなあと思い、メルマガ、「秘密基地からハッシン!」vol3のなかに、2008年に書いたブログ記事を採録しました。
しかし、すでにかなり認識が違うところがあるので、そのあたりは注釈しながら。
違いについては──
・よその国では逆に教えるところも結構ある、ということを伝えるだけでも、かなりのところ、状況は改善されるのではないだろうか、と考えていたのが、甘かった!と分かったこと。
・当時は、掛け算の順番は、言語依存なんじゃないだろうか(その国の国語で自然な順番になっている)と思っていたのが、結局、そんなこともなさそうだ、いうこと。
・アメリカでも、コモン・コア教育なるものが登場して、掛け算順序を推進していること。その際の順番は、日本の方式とは逆で、結構、笑える。しかし、笑えない! みたいなお話。
そんなところでしょうか。