![Screenshot_42 Screenshot_42](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/2e/71939a2d84b44534d35a2d25f1835fda.jpg)
数多くの協力を得て(みなさんありがとう!)、学事出版の「月刊プリンパル」に2011-12年度2年間続けた連載を、ちょっと面白いカタチで流通させることにしました。
「校長先生のためのPTA入門」というのがもともとのタイトルですが、こちらでは「PTA会長と校長先生ってどっちがエライの」とイミフでポップなタイトルになってます(本編がこの謎を解くためにがんばっている内容ではない、ということはご理解を)
くわしくはこちらを。
http://bccks.jp/bcck/114992/info
そして、補足説明しますと……
BCCKSは、気に入った電子書籍を、文庫本など紙媒体に印刷できるサービスです。
ePUB版も、試し読みも、すべて無料に設定してありますので、読むだけなら、無料でご覧になれます。
その上で、文庫版で欲しい方は、印刷して入手出来る仕組みです。
これも、印税ゼロの設定にして、つまり、実質の印刷費・送料のみで手に入るようにしておきました。
「なぜ?」という質問には少々昔話を。
「PTA再活用論」という本を2008年に出しました。その際、本に勇気づけられて、PTA改革に乗り出しました!という人がかなりいました。
そこで、はっきり分かったのですが、校長がこの問題の無理解だと、話はすごく進みにくくなります。
それどころか、陰湿に「あいつを会長にするな、役員やらせるな」などと、やる気のある人を外しにかかったりする例も聞きましたし、もっと隠然と、PTA会長に改革などまかりならん的なことを言う例もききました。
一方で、PTAの改革(というか、ぼくは正常化、という表現を好みます)がすんなりいくところは、校長が問題の所在を理解しているのですよね。校長が理解を示すことが、PTA正常かの必要条件のひとつです(十分条件ではないですが)。
それで、ぼくは校長先生がよむ「月刊プリンパル」に連載をはじめ、今回、その原稿をまとめたわけです。校長がPTA問題を重たくみていないなら、この本を印刷して(せいぜい数百円でできます。仲間とまとめ買いすれば、本体も送料も安くなります)、校長室の机の上にデンと置く、と。ついでに、PTA会長や、執行部の人たちや、副校長や教務主任や担任にも、ドンと手渡す。
そういった使い方を想定していまして、紙の本にもできるこのBCCKSのサービスをまずスタートに選んだ次第。
なお、紙の本を発注する方は、よく中身を見て、役に立つか、自分がほしいものか確認してからにしてくださいね。
その上で「おぬし、使える!」と思ったなら、充分にご活用下さいませ。
なお、通常の電子書籍版としてKOBO(無料予定)、kindle(システムが許す限り最低価格)で出せるような計画も進んでいます。ただ、kindleは手元にないので、どなたかちゃんと読めるか確認してくださる方が必要です。
お金がかかるとなると、読んでみてくださいと薦めても「お金払ってまでもねぇ」となるから、結局自腹で大量購入、配布という手順になるので、このシステムだと本当にありがたいです。
今のPTAってほんとに片手間では絶対にできないです。任期が切れるときに「もうノルマ達成。係らなくてよくなるってさいこー」って思う気持ちとてもよく分かります(あっ違った「大変勉強になりましたが、来年度はご遠慮いたします」だった)残業たっぷりの仕事ほどではなくても、フルタイムくらいの従事時間が必要ですもん。しかも、パソコンなどの設備、電気代、紙代、インク代などの費用は全て自腹。で、無料奉仕??子どもを人質にとられているのでせっせと身代金を稼いでいる気分です。
あまりのことに耐えかねて「退会します」って言ったら、「子どもに何があっても知りませんよ」「PTAやらないんだったら、子どもを学校に通わせるなんてあつかましい」・・・ひどすぎます。
学校もさっさとこういうやくざみたいな団体とは手を切るべきではないのかなぁ?まぁ、ただ働きの労働力(奴隷)と、お財布をそうそう簡単に手放すとは思えませんが。
PTAは、本来のボランティア精神に満ち溢れた、子どもの健全な成長を切に願う存在になって欲しいです。
結果は退会認められずだったのですが、収穫があったとすれば、「PTAは任意団体である」という認識をもってもらえたことです。
ただし、強制入会、入退会の自由については現在のところどうしても認めることはできないそうです(謎です)
少しばかり私たちの意見を聞いてもらい、PTAの運営について勉強していきたいとのことでしたので、端緒としてカワバタさんの御本をおいてきました。
本部役員が真剣に向き合ってくれることを期待しています。