川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

日本は好きだけれど、捕鯨には胸が痛む

2009-09-04 07:54:46 | 川のこと、水のこと、生き物のこと
R0011447R0011450モールの中でキャンペーンの説明をしているアクティヴィスト。
2、3年前にグリーンピースNZが始めたキャンペーンが今も生きていた。
捕鯨を問題にすると、なぜか「日本人一般」を非難しているように響いてしまう。なぜかそうなってしまうこれまでの積み重ねのごとき経緯がある。

そこで、それらを分離しようという試み。


スシ、大好き。
数独、大好き。
サケ、大好き。
日本は好きだけど、捕鯨には胸が痛む。

ぼくはこのアプローチはよいと思うのでドネーションしてくる。
「このキャンペーンが気に入ったからだ」と言って、継続をエンカレッジ。

クジラを捕って、考えた (徳間文庫)
価格:¥ 620(税込)
発売日:2004-10


最新の画像もっと見る

18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
NZの羊は好きだけど、心筋梗塞で胸が痛む (sionoiri)
2009-09-05 15:30:18
http://www.maxwell.syr.edu/moynihan/programs/dev/Journal%20Files/pdfs/curtis5.pdf
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/1578329/Spam-at-heart-of-South-Pacific-obesity-crisis.html
沖縄も含めた諸島での缶詰はツナ缶やサバ缶も含めて食育の点で瑕疵があるのですが、生存捕鯨の方がましな点もあるかも。
半分冗談ですが。
さて、日本の話、昨日のドらエモン
のび太が希少動物として捕獲され、動物園で行動展示されていました。
http://www.tv-asahi.co.jp/doraemon_2005/contents/story/0184/
「行動展示」という言葉を使ってはいましたが、やっぱり動物園に建て替えたのび太の家をガラス張りにするだけなので、趣旨は誤解されたか不安です。
返信する
とても紳士的なメッセージですね。 (猫紫紺)
2009-09-06 21:08:11
素朴な疑問ですが、NZの人たちは歴史的に捕鯨をしていなかったのでしょうか?

昔聞いた話ですが、
キリスト教圏の人たちは、かつて、脂を搾り取るためだけに捕鯨をしていた、と。脂だけ搾り取って、他は捨てていた、と。
対して日本人は、捕鯨はするものの、肉は食べたし、脂も利用したし、ひげも釣り竿の先として利用したし、骨も、皮も、余すところなく利用した・・・と。(くじらベーコン、美味しかったけどなぁ。)
鯨はかわいいから、捕るのはかわいそうだ、という論調には、疑問を感じます。羊も、豚も、牛も、鶏も、ウサギも鹿も、西欧圏の人たちは(わたしたち日本人も)食べるべ??それに対しては「神様が食料として作りたもうた動物だから気にしないのだ」、という反論があるそうです。鯨だけ特別ですか?
さて、調査捕鯨の是非は、実はよくわかっていません(^^ゞ
生態系をどう壊すのか・・?影響をはかる手段はあるのでしょうか。
・・・でも、調査捕鯨の是非はともか、くじらを捕まえて、命をうばったなら、食べるのはその命に対してヒトとして最大限の礼儀でしょう、と思うのです。
コメント堅くなってしまって失礼しました。
返信する
むむむ、Spamはいかんという話ですか。 (カワバタヒロト)
2009-09-08 21:27:55
しかし、単純に比較の対象、ってわけにもいかないですよね。
沿岸捕鯨でも、常食しちゃうと、有機水銀などが気になるし。

で、猫紫紺さん、そのあたりの疑問は、当然抱くものと思いますが、今の捕鯨の是非をめぐる議論では、すでに乗り越えられていると思います。
詳しくは、「緑のマンハッタン」あたりを読んでいただけると、自然保護・動物愛護、ディープエコ・アニマルライツといった、捕鯨にかかわるさまざまな立場が分かっていただけるか、と。

ちなみに、ニュージーランドは昔捕鯨をやってましたよ。
かなり早くやめた類ですが。
返信する
It is cheaper to buy "mutton flaps" -... (sionoiri)
2009-09-08 21:56:24
2ついけない事があって、Zoo theoryで援助に名を借りた宗主国からの払い下げ品が、雇用関係や労働慣行を破壊する訳です。
これがミクロネシアだとツナなんですが、
http://suyap.exblog.jp/6810424/
ツバル以南だと豪州やNZの影響が高まり、羊の切り落としになるんです。
クジラの良い所は、地産地消なら、雇用も生み出せるし、とれる肉の量で肥満も制約を受ける。小錦になるほどクジラを捕れば共倒れですから(哭)
あとは、中澤先生の到来を乞う。
http://phi.med.gunma-u.ac.jp/humeco/nutrition.html
白旗はや過ぎ
返信する
なるほど、読めてませんでした(汗) (カワバタヒロト)
2009-09-08 22:11:34
とはいえ、鯨肉食のリスクについて、こういうのが気になっていて。

http://www.savejapandolphins.jp/mercury_080221.htm

>遠藤准教授がこれまでに見つけたサンプルの中で最も汚染濃度が高かったのは2,000ppmで、これは太地のスーパーで売られていたゴンドウクジラの内臓から採取したものだという。

返信する
ちなみに、今紹介したサイトは、アニマルライツ系... (カワバタヒロト)
2009-09-08 22:13:06
ぼくは、こっち側じゃないんだけど、このまとめは興味深いわけです。
返信する
ディープエコで纏めれば、「菜食主義者じゃないか... (sionoiri)
2009-09-09 05:23:33
http://www.uncapsa.org/Palawija/pn0106.pdf
http://www.aares.info/files/2004_hone.pdf
http://www.pifsc.noaa.gov/tech/NOAA_Tech_Memo_PIFSC_19.pdf
返信する
いろいろコメントしたい点はあるのですが時間がな... (中澤)
2009-09-11 11:45:19
去年9月に出た,秋道智彌『クジラは誰のものか』ちくま新書は読まれましたか? かなり共感しました。水銀汚染されているから食文化を変えろというのは変な話で,むしろ汚染は地球環境問題の枠組みで考え,海洋汚染問題を解決して,再び安心して地産地消できるような環境を取り戻そうというのが筋なんでは? と思います。
返信する
元記事の趣旨とは関係ない投稿が続いておりますが... (S. Yamane)
2009-09-11 15:50:27
これまで反捕鯨運動に隠れていた反イルカ漁運動が最近日本内外で注目を集めているので、
http://newsweekjapan.jp/column/machiyama/2009/08/the-cove.php
こうしたキャンペーンが行われると安心します。
返信する
ああ、ヤマネさん、すみません。 (カワバタヒロト)
2009-09-11 22:03:39
ぼくが、コメントにレスしている余裕がないがゆえに、誤解を与えてしまったかもしれませんね。

sionoiri さんも中澤君も、ぼくが書き散らしたものを咀嚼したうえで、ああだこうだ言ってくださる希有な人たちです。
ひょっとして、オフトピに見えても、ぼくは楽しんだり、勉強したりしているので、気にしないでくださいね。

それと、中澤君。その本は読んでないけど、秋道さんなら読まなきゃ。
ぼくも沿岸捕鯨はまったく否定しません。
ローカル文化として、残るのはまったく問題なし。
ただ、今、諸々の汚染が、かりに今後、好転したとしても、たぶん10年20年かかるはずで、それが実現したときには、鯨食、イルカ食をしたい人が極端に減っている(文化を維持することに熱心でなくなっている)可能性は結構あると思うのですね。
本来、別の問題だというのは、もちろんですが。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。