観察したのはインドネシアスマトラ島。
体長3~4センチ。いやもう少し大きかったかも。
4から5匹が、木の幹にくっついていた。指を近づけるとさーっと、ゴキブリなみの速さ、それ以上の滑らかさで、幹の反対側に逃げる。手にとると、ぴょーんと大きくバッタのようにジャンプする。
遠巻きの所見では、ゾウムシみたいに見えたけど、実物はまったく違った。
背中から見るとバイオリンかチェロみたいな形をしていた(もちろんバイオリンムシではない。それでも、亜成虫なんてことは?とか思った)。
さあ、これなんでしょう。
きっと、集合知というやつは、たちどころに答をくれる……かもね。
答え(Twitterでいただきました)コンボウビワハゴロモ。カメムシ目の昆虫だそうです。
深い……
なお、よくよく調べると、このハゴロモ君の仲間はちゃんと翅があるようで、ぼくがであったのは、翅のない幼虫のようなのですよ。
成虫の写真は、こちら。
http://t.co/fGhMgNwj
ハゴロモ君たち、成虫もなんかおもしろい。
そして、一番下に、ブログ主がいまだ成虫を見ていない(撮影できていない)ものとして、我らがコンボウ君も映ってます。
なんか楽しいなあ。
ぼくはきのうまで、ハゴロモという昆虫を知りませんでした。
しかも、この幼虫の異形っぷり。
博物学的な新発見を、追体験したみたいな気分であります。
追記
連想した人が多かったユカタンビワハゴロモ君は、こちら。
http://d.hatena.ne.jp/Heteroptera/20090828/1251487412
コンボウ君の「コンボウ」部分が、「ワニ」みたいに見えるそうです。
ぼくはユカタンの幼虫を見て見たい……