川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

P連がない地域(引き続き、西東京市の現状について情報、求む)

2009-01-07 18:52:31 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
R0011160西東京市には、PTAがない学校がかなりあり、P連もない。
そのように聞いた。
そこで市役所の教育委員会事務局に確認してみた。

ところが!

教育委員会事務局は、19校の市立小学校、9校の市立中学校のうち、「どこにPTAがあって、どこにないのか」というようなことを把握していないのだ。


これは世田谷区に住むものとしても非常な驚き。
行政がPTAを非常に大事な保護者組織(事実上の)として厚遇している世田谷区では、教育委員会の生涯学習セクションはもちろんのこと、地域防災や町づくりやリサイクルといった関連セクションでも区立校のPTAについてしっかり把握しているはずだ。

電話で説明してくれた西東京市の生涯学習担当者は、「PTAが一度も本格的に組織化されなかった地域」と表現していた。

よくよく調べてもらうと、P連でななくP保連(PTAとPTAではない保護者組織の連合体)という組織があるらしいのだが、これとてすべての学校のPTAや保護者組織が入っているわけではなさそう。

このあたりウェブ検索してもヒットするものが少なく、実用を知る方がいたらぜひ教えてください。
このpdfは、行政を囲んでの懇談の記録なのだけれど、P保連の人たちが出席していたことしかわからない。

で、行政側として、把握していないくらいだから、家庭教育学級につける予算も特にない。ほかの文化団体などと同等に扱い、申請があれば受けている。

教育行政に対する要望書を受けることはあるから、その意味で生涯学習系の部署よりも、指導課とのつながりの方が強い。けれど指導課も網羅的に把握しているわけではない。

最近よく言われる、学校・家庭・地域の連携について、PTAをあてにしていないという意味で非常に新鮮な驚きにとらわれた。

家庭教育学級もふくめて、PTAの「研修」をまったく特別扱いしない、というのは「研修の世田谷」からみると正反対の行き方だ。

「予算があるから」と業務が義務化しがちなことを考えると、必要に応じて申請というのは、非常にまっとうに感じられる。

こういった状況のせいで西東京市の教育が荒廃したり、生涯学習が下火だったり、というふうなことは聞かない。
こういうのもアリなのだということは、知っておいて損はない。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。