![IMG_3636 IMG_3636](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2b/68/e2116566e4f66792e2ce7bc7f7257b5d_s.jpg)
海城中学校、國學院久我山中学校、横浜共立学園中学校、そして、都立立川高校。
みんな「川の名前」からの出題。
引用箇所はそれぞれ違っている。
以前、四谷大塚の模試に出た箇所をコピーしたかのような出題をいくつかの中学入試の問題でみたのだけれど、さすがに私立中学やら、独自入試のこだわりの都立校は、オリジナル色の強い出題です。
設問は……海城中学校のやつが一番むずかしいと感じた。
選択肢の中で、不正解とはいいがたいものが複数混じっている。
「不正解ではない」ものの中から、一番、正解っぽいものを選ぶ作業は正直、大変だ。
悪いけど、良い問題とは思えないんだよなあ。
受験の現場としては、このような問題であるからこそ、受験生の実力をはかることができる、というようなことがあるのであろうかと疑問に思う。
「川の名前」を読んで自分が根ざしている土地の感覚を再確認したとのことです。
<(目黒、渋谷、神田の)三本の川の流域が錯綜する地域で僕は駅へ行くたびに分水界をまたいでいたのだった。>
洪積台地の上に住んでいる者にとっては、当然と思いながらも、「アースダイバー」なんて本が出ているように、市街地だと自覚しないと実感できないですからね。
などといってみても、今のぼくには、あちこち飛び回る機動力系の仕事はできないので、仕方ないのです。
地に足をつけて、じっくりしごとする時期(子供育ても含めて)であると自分に言い聞かせ、稲泉さん、ええ仕事してくださいよ、と思っております。