川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

キーパーはローカルスターになってよいと思う

2007-09-19 16:46:22 | ひとが書いたもの
今日も動物園日和―飼育係がガイドする上野動物園今日も動物園日和―飼育係がガイドする上野動物園
価格:¥ 1,260(税込)
発売日:2007-03

上野動物園のガイド本だけれど、飼育係が「立って」いる。
こういうのは、とても意味があると思う。動物園の飼育係は、ローカルヒーロー&ヒロインになってよい。
だから、上野じゃなくても、すべての動物園についてこういう本があってもいい。
そして、お気に入りの動物の担当者の名前をおぼえて、「○○さんですか?」と話しかけてみる、と。
上野動物園にちょくちょく行く人には、とてもお勧めです。
中身で、ちょっとおもしろいなあと思ったのは、ゾウ。
ゾウの飼育のところでのみ、「調教」という言葉が使われている。
これって、ほかの動物ではあまり使わなくなっていると認識しているのだけれど、ゾウでは普通に使うのだろうか。
まあ、素朴な疑問ですが、なんとなく時代にそぐわない語感とあまっちょろい言い換えが許されないような「現場」の緊張感とが、ミックスして、不思議な感覚を抱いた次第。