
散歩コースに県営戸建て住宅跡地があります。
40坪前後の敷地が30区画ほどまとまってあり、
もう20年以上空き地のままになっています。
県が業者に頼んで年に2回は草刈りをするので
管理状態は良好です。
その空き地に5月はじめから紫露草(ムラサキツユクサ)が
咲きます。
このムラサキツユクサは北米原産で大形の露草ですが、
雨上がりに行くと、花びらにしずくが残っていて
いかにも露草らしい趣があります。

この空き地の一区画に珍しい何種類かの木が植えられています。
よほど植物好きの人が植えたに違いありません。
センダン、ムクロジ、一重咲きのクチナシ、クサギなどです。
先日行ったらセンダンの薄紫の小さな花がびっしりと咲いていて、
近寄ったら芳香がしました。
晩秋に黄色くなったセンダンの実を見ることがありますが、
花を見るのは珍しいです。
センダンの実はヒヨドリが食べますが、実が硬いので
食べられないで地面に落としたのをよく見かけます。