ぶな太の四季折々

身近な四季の花をカメラで追って

浅瀬から富士見峠を往復しました:ウツギ、サイハイラン

2010年06月12日 | 日記


一昨日は自然観察会で丹沢湖に近い山北町浅瀬から
富士見峠(標高920m)までの長い林道を往復しました。
林道の標高差は600メートルあり、朝出発してから
夕方浅瀬に戻るまで9時間もかかりました。

林道沿いにはウツギ(空木)の白い花があちこちに
咲いていました。
富士見峠の手前でビロードウツギと呼ばれるウツギの
赤い花が道にたくさん落ちていて咲き終りに近かったです。
やっとたどり着いた富士見峠から富士山を見ることはできませんでした。

ウツギは幹の中が空になっていることから空木と呼ばれます。
別名卯の花と呼ばれ、夏の季語になっています。
正岡子規の次の句が知られています。
押しあうて 又卯の花の咲きこぼれ



自然観察は鳥と花が中心ですが、生き物も対象になります。
帰り道、体長1メートル超のヤマカガシがカエルをくわえて
道の真ん中にとぐろしていました。
カメラに収めましたが、ここに公開するのをためらっています。

収穫はサイハイラン(采配蘭)をはじめて見たことでした。
采配とは軍陣で大将が打ち振って士卒を指揮するのに用いた
道具で、花がそれに似ているところからこの名があります。
このランは葉が1枚出るのが特徴ですが、
不覚にも葉を入れないで撮ってしまいました。

鳥は夏鳥のオオルリのさえずりが近くの木から何度も
聞こえてきましたが、美しい姿が見られずガッカリしました。
その日みんなで観察した鳥の種類は23種でした。
家に帰って歩数計を見たら、4万歩を超えていました。

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トチノキの白い花を探して

以前からブナとトチノキの愛好者です。 出身が栃木県であることもありますが、20数年前に パリに社員旅行したとき、エッフェル塔より車窓から見た 街路樹の白い花が印象に残りました。