和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

常楽38〈小説「新・人間革命」〉

2016年02月16日 06時56分03秒 | 今日の俳句
【常楽38】

 山本伸一が作詞した栃木の歌「誓いの友」の作曲も終わり、歌が栃木県の幹部に伝えられたのは、県の日記念総会の前日、十一月二日の夜のことであった。
 翌三日、合唱団のメンバーは、総会の会場である足利市民体育館へ向かうバスの中でも、喜びに目を潤ませながら、練習に励んだ。合唱団の名は「戸田合唱団」である。戸田城聖の戦後初の地方指導に思いを馳せ、この年の三月、伸一が命名したのである。
 記念総会が始まり、歌が披露された。
  
 一、ああ高原の 郷土に
   立ちて誓わん わが友と
   三世の道は ここにあり
   栃木の凱歌に 幸の河
   
 二、あの日誓いし 荘厳の
   語りし歴史 つづらんと
   ああ幾山河 凜々しくも
   栃木の勝利に 涙あり
   
 三、栃木の友は 恐れなし
   広布の歩調は 朗らかに
   いざいざ進まん 慈悲の剣
   栃木の旗に 集い寄れ
   君との誓い 忘れまじ
  
 栃木の同志は、「誓いの友」という曲名、そして、何度も出てくる「誓」という言葉の意味を?み締めていた。
 歌詞に「君との誓い 忘れまじ」とあるように、伸一にとっては、今回、県の歌を贈ったこと自体、皆との共戦の誓いを、断固、果たさんとする決意の証明であった。
 また、栃木の同志は、それぞれが立ててきた、伸一との挑戦の誓いを思い起こし、胸に闘魂を燃え上がらせるのであった。
 われらの誓いとは、広宣流布実現への、地涌の菩薩の誓願である。「在在諸仏土 常与師?生」(法華経三一七ページ)とあるように、広布に生きる創価の師弟の誓いである。

 小説『新・人間革命』語句の解説
 ◎在在諸仏土/ 常与師?生/法華経化城喩品第七の文で「在在の諸仏の土に 常に師と?に生ず」と読む。いたるところの仏の国土に、師と弟子が常に共に生まれ、仏法を行じるとの意。仏法の師弟の絆が、三世にわたることを示している。

【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月16日(月)より転載】


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春の日/今日の俳句 ≪第2048号≫

2016年02月16日 06時34分19秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月16日(火)≫(旧暦1/9)


 春の日やひながのしゆくの霞酒
      豊臣秀吉

 大いなる春日の翼垂れてあり
      鈴木花蓑

 春の日のぽとりと落つる湖のくに
      岸田稚魚

 白波と春日漂ふ荒れ岬
       桂信子

 春の日の南中にあり千曲川
     米島艸一路





※ 春の日・春日・春日(しゅんじつ)・春日影
 春の一日と、春の日光と二つの意味がある。前者は、のどかな春の一日であり、後者は、暖かい春の日差しである。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 足を運んだ分だけ

 心と心は通い合う。

 会って語った分だけ

 真実の友情は深まる。

 さあ今日も訪問激励を!


       2016年2月16日




       ※☆*寸 鉄*☆※


 会長は生命の持つ価値を人々に気付かせる―博士共生の世紀照らす光源と
      ◇
 男子部NL、女子部華陽Lが奮闘!青春の誓い胸に。若き力で友情を拡大
      ◇
 時は人間が消費しうる最も価値あるもの―哲人「月月・日日」の挑戦こそ
      ◇
 電力自由化に便乗した悪質商法に注意。必要ない設備設置など。賢く撃退
      ◇
 高校生の就職内定率25年ぶりに90%台。さらなる追い風を公明が送りゆけ

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月16日(火)付】



      ※☆*名字の言*※

スーパーで、真剣な表情でお菓子を選ぶ女性がいた。そこは「合格」「勝つ」などの言葉が入ったお菓子が並ぶ特設コーナー。何だって利用して、弱気の虫を追い出したい――入試本番のこの時期、同じ思いの人は多いだろう

将棋界に名を残す棋士・升田幸三氏が、著書(『勝負』中央公論新社)に幼少時の思い出を書いていた。力自慢の父親がまき割りをしていると、年配の「じいさん」がやってきた。「じいさん」の動きはゆっくりなのに、父親よりも多く割る。どんな木にもペースが落ちない。よく見ると父親は、割りにくい節を避け、ペースを乱していた。「じいさん」は常に節の上に斧を打ち下ろしていた

実際の試験では、難問を避け、易しい問題から解くのが定石。だが気構えにおいては、苦手分野を恐れず、弱気や不安という「心の節」を真正面から打ち破る――それが、勝利を引き寄せる秘訣ではないか

“伸びる人は、いつも自分を向上させるような暗示を自分にかけている”というのも勝負師・升田氏の言。「必ず勝つ」と自分を信じることから、勝負は始まる▼まして我らには信心がある。「臆病にては叶うべからず」(御書1282ページ)。強き祈りを根本に、大胆に立ち向かえば、努力の結果は必ずついてくる。(洋)

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月16日(火)付】


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