和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

常楽40〈小説「新・人間革命」〉

2016年02月18日 06時20分32秒 | 今日の俳句
【常楽40】

 学会は、事態収拾のために、攻撃の急先鋒となっていた若手の僧と、青年部幹部の話し合いも進めた。そして、学会と宗門の関係を改善し、一切を収める場として、十一月七日に総本山で学会創立の記念行事が行われることになったのである。
 各登壇者の原稿も、事前に宗門に見せた。学会は事態収拾を第一に考え、僧たちの言い分を全面的に聞き入れたものにしていた。しかし、宗門は、御本尊の謹刻問題についても詫びよと、言いだしたのである。
 彼らの言う謹刻問題とは、学会が日達法主の了解を得たうえで、創価学会常住の「大法弘通慈折広宣流布大願成就」の御本尊をはじめ、山本伸一が願主となって総本山に正本堂を建立寄進したことを讃え、「賞本門事戒壇正本堂建立」と認められた賞与御本尊など、八体を謹刻したことである。
 伸一は、信心の根本である御本尊を、未来永遠に、大切に伝え残していくために、紙幅の御本尊を板曼荼羅にする必要があると考え、一九七四年(昭和四十九年)一月、謹刻について日達に尋ねている。
 板曼荼羅にするのは、御本尊を大切にするためだからよい――とのことであった。
 さらに、九月二日、宗門との連絡会議では創価学会常住の御本尊謹刻を、あらためて伝え、法主了解のもと、謹刻を進めた。
 そして、翌七五年(同五十年)元日、学会本部での新年勤行会に先立ち、山本伸一の導師で入仏式が行われた。翌日、伸一は、法主の日達に、入仏式について報告している。
 日蓮大聖人は、「日蓮がたましひ(魂)をすみ(墨)にそめながして・かきて候ぞ信じさせ給へ、仏の御意は法華経なり日蓮が・たましひは南無妙法蓮華経に・すぎたるはなし」(御書一一二四ページ)と仰せである。
 創価学会は、初代会長の牧口常三郎以来、御本尊根本の信心を会員に徹底し、皆がその精神を確立することによって、各人が大功徳の実証を示してきた。また、その信心によって、広宣流布の流れが開かれてきたのだ。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月18日(木)より転載】


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凍返る/今日の俳句 ≪第2050号≫

2016年02月18日 06時19分40秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月18日(木)≫(旧暦1/11)


 凍てもどりつつ白樺の膚うるむ
        伊藤雪女

 夜雲ゐて田面明るし凍返る
        石川真青

 魚捌く出刃の先まで凍返る
        宮井知英

 あなた誰と姉の一言凍返る
       山本とく江

 凍返る日輪の影見あたらず
        坊城俊樹



※ 凍返る・凍戻る
 春になってせっかくゆるんだ道路や畑の土が、もう一度寒さがぶり返したために、凍てつく。寒冷前線が通ったあと寒気団がやって来ると、凍返るという現象を生じるのである。土壌のみに限らず、すべての事物についていうのだが、冴返る《参照=時候》と同様に、時候的な意味でも用いられる。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 誠実には誠実で

 真心には それ以上の

 真心で応えよう!

 そこに信頼と友情の

 花は咲き薫る。

       2016年2月18日




       ※☆*寸 鉄*☆※

 学会の文化運動は、人間を結ぶ貴重な活動―識者平和と友情の光ここから
      ◇
 九州壮年部の日。火の国の黄金柱は闘志満々!日本一の先駆の大行進頼む
      ◇
 力が現れるのは目標に向かって突き進む時―哲人さあ行動!わが栄光峰へ
      ◇
 障がい者の4人に1人が貧困状態と。皆が輝く平等社会へ。公明よ舵とれ
      ◇
 全国の140市町村、噴火災害の警戒地域に。自助・共助の備えもガッチリと

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月18日(木)付】



      ※☆*名字の言*※

〈名字の言〉 2016年2月18日

広布の伸展著しい南米チリ。新入会者にSGIを知ったきっかけを聞くと、何人かから「インターネットで探しました」と

“運命は変えられない”とする既存宗教への不満から、人生を充実させる方法を検索。SGIの会館に電話したという。「“人生の傍観者でなく、人生の主役に”との主体性に驚きました。人間革命の哲理は、自分なりに考えていた理想そのものでした」。ある友は笑顔で語った

人々を引きつけてやまないSGIの魅力――。その様子を聞いた日本の新入会メンバーが言った。「この勢いだと、自分が何もしなくても広宣流布は実現しそうですね」。隣にいた先輩が「そうじゃない」。「たとえ10億人が信心したって、君自身の人間革命がなかったら何の意味もない。主役はあくまで君。君のための創価学会なんだよ」

池田SGI会長は「青は藍よりも青し」につづった。「その広布の大河の流れが 歴史の必然であるか否かを 君よ問うなかれ 汝自身の胸中に 自らの汗と労苦により 広布を必然たらしめんとする 熱情のありや無しやを 常に問え」

“数の拡大”は広宣流布の一面でしかない。広布拡大の運動に連なることで、自身の境涯を拡大し、可能性を最大に開花させる――そこに信心の醍醐味はある。(険)

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月18日(木)付】


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