和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

常楽43〈小説「新・人間革命」〉

2016年02月22日 09時25分42秒 | 今日の俳句
【常楽43】

 十一月七日午後一時前、総本山の大講堂で、学会創立四十八周年を記念する代表幹部会が行われた。
 男子部長の開会の言葉に続いて、理事長の十条潔、そして、副会長の関久男が、宗門と学会の間に生じた諸問題への今後の対応について語った。その際、関は、やむなく、「不用意にご謹刻申し上げた御本尊については」との表現を用いた。この件は、仏法の本義のうえでも、また経過からも、何も問題のないことであったが、僧俗和合を願って学会は、宗門の要求に応じたのである。
 次いで、山本伸一があいさつに立った。
 彼は、これまで、学会の宗門への対応に、さまざまな点で行き過ぎがあり、宗内を騒がせ、その収拾にあたって、不本意ながら十分に手を尽くせなかったとして、法華講総講頭の立場から謝意を表した。
 伸一の脳裏には、御講で、葬儀の席で、宗門僧に悪口雑言を浴びせられ、冷酷な仕打ちを受け、悔し涙をこらえてきた、同志の顔が、次々と浮かんだ――彼は、自分が耐え忍ぶことで、最愛の同志を守れるならば、これでよいと思った。ともかく、卑劣な僧の攻撃に、ピリオドを打ちたかった。
 彼は、参加者に呼びかけた。
 「広宣流布は、万年への遠征であります。これからが、二十一世紀へ向けての本舞台と展望いたします。どうか同志の皆さんは、美しき信心と信心のスクラムを組んで、広々とした大海のような境涯で進んでいっていただきたいのであります。
 そして、現実に人生の四苦に悩める人を、常楽我浄の幸福の道へと転換するために、今日も、明日も、粘り強く、民衆のなかに入り、人間のために、社会のために、そして、広くは世界のために、一閻浮提の正法の光を、燦然と輝かせていく新たなる前進を開始しようではありませんか!」
 伸一は、大切な同志が、希望に燃えて、堂々と胸を張り、はつらつと広宣流布の歩みを開始してほしかったのである。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月20日(土)より転載】


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春の水/今日の俳句 ≪第2054号≫

2016年02月22日 05時26分34秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月22日(月)≫(旧暦1/15)
《猫の日》英文学者の柳瀬尚紀氏らによる「猫の日制定委員会」が1987(昭和62)年に制定。ペットフード工業会が主催。「ニャン(2)ニャン(2)ニャン(2)」の語呂合せ。全国の愛猫家からの公募でこの日に決まった。


 渉りたる秋篠川の春の水
      日野草城

 羊の仔抱いてわたすや春の水
     加藤蛙水子

 鵲村字小鮒江の春の水
      田中藤穂

 水族館の中のクリオネ春の水
      鈴木榮子

 日本体育大学新体操クラブ春の水
      今城知子




※ 春の水・春水
 豊かな春の水である。野川は水かさが増し、暖かになるにつれて雑魚、小海老などがすいすいと水面を走るのが見える。洗面器にたたえた水にも、春は十分ととのった感じがある。水の春というと主観的で、作者の詠嘆が加わる。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*今週のことば*※

 学会は励ましの世界。

 「勇気」即「慈悲」の声が

 蘇生の力を広げる。

 「自他共に喜ぶ」

 大歓喜の人生を快活に!

      2016年2月22日



       ※☆*寸 鉄*☆※

 SGIの女性は信仰根本に社会を善の方向に導く―元次官。平和創出の光
      ◇
 勇気は挑戦を受けると大いに力をつける―哲人。苦難の友よ不屈の祈りを
      ◇
 「現証こそ宗教の生命」牧口先生。世界192カ国に創価の連帯。幸福万波と
      ◇
 「異体同心なれば万事を成じ」。苦手な人とも心を合わせて。勝利の鉄則
     ◇
 危険薬物の売買情報、中学生7%が「見たことある」と。根絶へ総力挙げよ

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月22日(月)付】



      ※☆*名字の言*※

近所の家の敷地に小さな庭がある。花に彩られるのはもう少し先だが、長さの整った芝生など、この季節にも、手入れが行き届いている。朝、家主であろう壮年が水をまき、草取りをしていた。庭の美しさを変わらずに保つには、こうした手間が欠かせない



小さく変化を加え続けるからこそ、変化しない状態がつくられる――これは生命の本質でもある。生物学者の福岡伸一氏は、病気などの環境に適応し、修復や回復を繰り返すのが「生命を生命たらしめている特徴」と述べる(『変わらないために変わり続ける』文芸春秋社)



ある座談会での語らいの輪。新婚当初を振り返る夫婦がいた。あのころと「すっかり変わったよ」と語る夫。「何も変わっていません」と引き取る妻に、さわやかな笑いが広がった



正反対の意見に聞こえるが、そうではない。「変わらない」のは、広布に生き抜く心意気。「変わった」のは夫婦の環境だった。病を二人三脚で乗り越え、地域に慕われる家庭を築いてきた



変わろう、成長しようと日々、努力するからこそ、不動の自身が築かれる。そのぶれない「芯」があればこそ、試練に負けない人生を開いていける。日蓮仏法は、その生き方を教える。「月月・日日につより給へ」(御書1190ページ)と。(蹴)

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月22日(月)付】


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焼野/今日の俳句 ≪第2053号≫

2016年02月21日 05時38分43秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月21日(日)≫(旧暦1/14)


 未黒野を来て野良犬に嗅がれたり
        加藤憲曠

 落城のごとき肥前の焼野原
        佐川広治

 だしぬけに日のさしてきし焼野かな
       成瀬櫻桃子

 踏み入りし焼野にはやも青きもの
        泉田秋硯

 
 月いよいよ大空わたる焼野かな
        飯田蛇笏



※ 焼野・焼野原・焼原・末黒野・末黒
 早春、害虫駆除と萌え出る草の生長のために枯れ草を焼き払うが、その野火で焼けた野。焼け残った萌え草が青々と地に張りついていたりする。「末黒野」は、川べりの茨や芒など半焼けに残っているのをいう。


【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 わが生命には

 無限の向上の力がある。

 限界を決めるのは

 自分の弱い心だ。

 確信と勇気で壁を破れ!


        2016年2月21日







       ※☆*寸 鉄*☆※


 学会は無私の行動で世界平和と慈愛をもたらす―識者。立正安国の大道
      ◇
 未来部の日。各地で集いが楽しく。勉学第一・健康第一で希望の空へ飛翔
      ◇
 恩師「歴史をつくらずして何の人生か」。千載一遇の好機!わが金字塔必ず
      ◇
 寒風に胸張る無冠の友に感謝。皆様の一歩が正義を拡大。呉々も無事故で
      ◇
 車上荒らし、窃盗に要注意!貴重品や鞄は肌身離さず。短時間でも施錠を


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月21日(日)付】



      ※☆*名字の言*※


落語の基本は「おい、八つぁん」「何だい、熊さん」という“対話”にある。その上で――落語芸術協会会長の桂歌丸師匠が、本紙「トーク」で語っていた。落語家の腕の良しあしは、せりふの間に余韻を残す「間」が上手に作れるかどうかで決まる、と



文にも「行間を読む」味わい方があるが、対話の「間」によって伝わる思いの深さは、文を超えるだろう。そう思える体験を聞いた。原発事故の影響で故郷も仕事も失い、疲れ果てた壮年部員がいた。学会の同志たちが会合に誘うが、言下に断る。それでも会合の当日、会場の玄関先で皆が待っていると、壮年が現れた



待った人の中に、かつて壮年と苦楽を共にした同志がいた。遠方から来訪したその同志は再会を懐かしみ、握手しながら話し掛けた。「久しぶり。しばらく会わない間、君は……」。その瞬間、壮年の刺すような視線。同志は一呼吸置くと、壮年を見つめて言った。「ずっと頑張ってきたんだな」



壮年は男泣きした。“俺は一家の柱だ、学会員だ”と奮闘すれども、光が見えない苦しさを分かってもらえたという涙だった。壮年はよみがえった



「励まし」に特別な言葉はいらない。会って顔を見て、話したり、時には黙ったり――そうやって分かち合えるものがある。(城)


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月21日(日)付】


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常楽42〈小説「新・人間革命」〉

2016年02月20日 05時52分59秒 | 今日の俳句
【常楽42】

 学会は、日達法主の了承のもと、御本尊の謹刻を進めた。しかし、宗内で謹刻を誹謗する声が起こったのだ。山本伸一は、宗門の意向を尊重しようと、直接、日達法主に、謹刻した板御本尊は、どうすることがいちばんよいのかを尋ねた。一九七八年(昭和五十三年)九月二日のことだ。
 すべて学会本部に宝物としてお納めくだされば結構です、とのことであった。それは「聖教新聞」にも報道された。
 ところが、その後、宗内の話として、学会に連絡が入った。
 ――若手の僧たちが騒いでいる。板御本尊は本山に納めてほしい。そうしてくれれば問題はすべて収まる、というのである。
 学会は、これを聞き入れ、創価学会常住の御本尊を除く、七体の板御本尊を総本山に納めた。直後の十月三日、宗務院は院達を出し、板御本尊が総本山に奉納されたことを伝えるとともに、こう徹底した。
 「今後は創価学会の板御本尊のことに関しては、一切論議を禁止する旨、御法主上人猊下より御命令がありましたので、充分御了知下さるよう願います。 
 我が宗は、日蓮大聖人の正義を広宣流布するものであることは、既に御承知の通りでありますので、これの妨げとなるような僧侶間の摩擦を排し、僧俗一致して御奉公の誠を尽されるようお願い致します」
 にもかかわらず、僧たちは、十一月七日に行われる創立記念の代表幹部会の原稿に、御本尊謹刻についての謝罪を入れよと言いだしたのだ。
 学会の首脳たちは、院達が出ているのに、とんでもないことだと思った。しかし、学会員を守るための総本山での代表幹部会である。そうすることで宗内が正常化し、宗門僧の非道な攻撃が終わり、皆が安心して信心に励めるものならと、学会側は最大限の譲歩をしたのである。
 広宣流布の航路は、荒れ狂う激浪のなか、忍耐強く、新大陸をめざす戦いといえよう。



【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月20日(土)より転載】


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山笑ふ/今日の俳句 ≪第2052号≫

2016年02月20日 05時51分06秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月20日(土)≫(旧暦1/13)


 山笑ふまことや山の笑ひゐる
      能村登四郎

 名刹はべからずづくめ山笑ふ
      江国滋酔郎

 余生とは歩くことらし山笑ふ
       清水甚吉

 笑ふ峰大落石の七こだま
      加藤知世子

 山笑ふ胎動ときにへその裏
       仙田洋子



※ 山笑ふ・笑ふ山・山眠る
 枯色を脱ぎ捨てた春の山は、いかにも笑うという感じがぴったりである。「春山淡治にして笑ふが如く、夏山蒼翠にして滴るが如く、秋山明浄にして粧ふが如く、冬山惨淡として眠るが如し」という臥遊録の一説からとった季題。
 《山滴る》《山粧ふ》とはいわず、俳句では《山笑ふ》と《山眠る》のみを季題としている。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 今、何をなすべきか。

 限られた時間を

 最大に活用することが

 日々の充実を生む。

 賢明な「時間革命」を!

        2016年2月20日







       ※☆*寸 鉄*☆※


 「人間革命」の理念を掲げるSGIは成長し続ける宗教―博士。希望の大道

      ◇

 東京・荒川の日。時代を動かすのは勇気の庶民!剛の団結で勝利劇綴れ

      ◇

 「仏をば能忍と名けたてまつる」。一番苦労した人が最も幸福に!これ仏法

      ◇

 この世には必ず使命があって生まれてくる―恩師尊き同志を励まし讃えよ

      ◇

 国連「世界社会正義の日」社会に人道の砦断じて!草の根の対話で更に邁進



【聖教新聞:2016年(平成28年)2月20日(土)付】



      ※☆*名字の言*※


つらかったことは消え去り、甘美な思い出だけが残る――記憶とはそういうものだろう。ところが、物心ついたころから現在までの人生を、映像を巻き戻すように、全て思い出せる人が、世界にはまれにいる



その記憶力を人はうらやむかもしれないが、当人にとっては、何十年も前の思い出したくない出来事まで突然、克明に再現され、苦しみにさいなまれるという。「忘れる」ことは、人間の自己防衛の本能なのだ



NHKのシリーズ番組「新・映像の世紀」を見た。その「第3集」で、ナチスの強制収容所を解放した連合軍が、惨劇の現場を、ドイツ市民に見学させる場面があった。なかった、知らなかったとは言わせないという強烈な執念。それでも戦後、時がたつと“ナチスのガス室はなかった”などと言い始める人間も現れた



負の歴史を記憶することは難しい。だれしも、わざわざ嫌なこと、つらいことを思い出したくはないからだ。それでも、いな、だからこそ「語り継ぐ」「心に刻む」営為を怠ってはならない。人間の「忘れたい」本能を利用して、歴史は繰り返す



先月、原爆投下の地・広島で大きな反響を呼んだ「勇気の証言――ホロコースト展」も、その努力の一つである。まさに「忘れない勇気」こそ平和への一歩だ。(飛)


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月20日(土)付】


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常楽41〈小説「新・人間革命」〉

2016年02月19日 06時02分56秒 | 今日の俳句
【常楽41】

 一九七五年(昭和五十年)一月四日付の「聖教新聞」一面では、「学会本部では常住板御本尊の入仏式」と大々的に報じた。
 さらに、七七年(同五十二年)の十一月九日、日達法主が出席して、創価学会創立四十七周年を記念する法要が営まれた。学会本部を訪れた日達法主は、師弟会館の「創価学会常住御本尊」などに読経・唱題し、慶祝の意義をとどめたのである。
 ところが七八年(同五十三年)になって一部の僧らが、学会は勝手に御本尊を謹刻したと騒ぎだしたのだ。日達法主が、七八年六月の教師指導会で次のように指導したというのである。
 「学会の方で板御本尊に直したところがあります。それは私が知らなかった。しかし、あとで了解をして、こちらも承認したのだから、そういうことをつついて、お互いに喧嘩しないように」
 学会批判を繰り返す僧たちは、この発言を使って攻撃を始めた。「猊下は『知らなかった』と言われた。学会は偽本尊を作った」などと騒ぎ立てたのだ。
 あまりにも理不尽な話である。
 また、日達法主の教師指導会での発言は、“承認したのだから、つついて喧嘩してはならぬ”という趣旨であることは明白である。ところが彼らは、その指導に反して攻撃に狂奔したのである。
 もともと、紙幅の御本尊を板御本尊にすることは、宗内では数多く行われてきたことであった。副会長の泉田弘も、日達法主から、こう聞いていた。
 「御本尊は、お受けした人の宝物だから、粗末にするならともかく、大切にするためであれば、板御本尊にするのは自由だよ。他人がとやかく言うものではない」
 しかし、宗門僧たちは、衣の権威をかざして、狡猾かつ卑劣に、学会に対して圧迫を加えてきたのである。
 正義なればこそ、学会を陥れようと、障魔は猛り、烈風は常にわれらを襲う。

【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月18日(木)より転載】


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春の山/今日の俳句 ≪第2051号≫

2016年02月19日 05時48分47秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)2月19日(金)≫(旧暦1/12)


 春の山うしろから烟が出だした
        尾崎放哉

 春山に二十四孝の屏風立つ
        石川真青

 船に酔うて子の手冷たし春の富士
        中島斌雄

 楢の葉を綴ぢし氷や春の山
        細見綾子

 春山を越えて土減る故郷かな
        三橋敏雄
                       


※ 春の山・春山(しゅんざん)・春山辺・春嶺
 早春、まだ冬山の姿をとどめているときでも、春の山は何か色めき立つ感じがする。春が深まり、草が青み、木の芽が膨らみ始めると、生気がみなぎり、春色が濃くなる。木の芽が光り、小鳥がさえずり、人声が楽しげに響くのは、彼岸を過ぎてからである。

 
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 大自然と共に生きる

 農漁光部の友よ!

 尊き奮闘は地域の光だ。

 豊かな知恵と忍耐で

 理想の郷土を築きゆけ!


       2016年2月19日




       ※☆*寸 鉄*☆※


 会長は仏教の精神が現代に生きていることを示した―博士。幸福への指標
      ◇
 第2宮城総県の日。試練の冬越え福光の春へ!希望と励ましの対話を拡大
      ◇
 新しい発展に参加することは最大の幸せ―飛行士青年こそ変革の主役なり
      ◇
 情報危機1位はネット銀行・カードの不正利用と。暗証番号の管理など堅く
      ◇
 高齢者の転倒事故多発。凍結路・雪道の他、自宅の中でも。声掛け絶やさず

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月19日(金)付】



      ※☆*名字の言*※

長らく学会活動から離れている婦人部員がいた。地区婦人部長が訪問激励を重ね、ようやく会って話せるように。やがて、本部幹部会の中継行事に、一緒に参加する約束ができた

当日、2人で地元の会館へ。放映中、地区婦人部長は驚いた。プログラムが学会歌の演奏に入った時、その婦人が大粒の涙を流し始めたのだ。終了後、婦人が理由を語ってくれた

――未来部時代、学会の鼓笛隊で先輩たちから信心を学んだ。だが両親への反発など、さまざまな理由で高校卒業後は学会と距離を置いた。考えが変わり始めたのは結婚後、多くの悩みに直面してから。中継行事への参加も、氷のようになっていた心を解かすきっかけになるかも、と思ったからだった

そこで学会歌を聞き、不意に記憶がよみがえったという。“これ、鼓笛隊の時、一生懸命に練習した曲だ”。自身の「原点」に気付き、歓喜とも決意ともつかぬ涙になった。以来、婦人は学会活動に参加し始めた

「原」の字は、「厂」(がけ)から「泉」が湧く様子を表し「源」にも通じる。原点を確かめ合うことから、新たな信心の清流が通い始める。そうした対話を待っている友が、必ずいる。きょうは二十四節気の「雨水」。雪や氷が解け始め、水ぬるむ時期である。(洋)


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月19日(金)付】


彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡
 

春の山/今日の俳句 ≪第2051号≫

2016年02月19日 05時39分29秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)2月19日(金)≫(旧暦1/12)


 春の山うしろから烟が出だした
        尾崎放哉雄

 春山に二十四孝の屏風立つ
        石川真青

 船に酔うて子の手冷たし春の富士
        中島斌雄

 楢の葉を綴ぢし氷や春の山
        細見綾子

 春山を越えて土減る故郷かな
        三橋敏雄
                       


※ 春の山・春山(しゅんざん)・春山辺・春嶺
 早春、まだ冬山の姿をとどめているときでも、春の山は何か色めき立つ感じがする。春が深まり、草が青み、木の芽が膨らみ始めると、生気がみなぎり、春色が濃くなる。木の芽が光り、小鳥がさえずり、人声が楽しげに響くのは、彼岸を過ぎてからである。

 
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 大自然と共に生きる

 農漁光部の友よ!

 尊き奮闘は地域の光だ。

 豊かな知恵と忍耐で

 理想の郷土を築きゆけ!


       2016年2月19日




       ※☆*寸 鉄*☆※


 会長は仏教の精神が現代に生きていることを示した―博士。幸福への指標
      ◇
 第2宮城総県の日。試練の冬越え福光の春へ!希望と励ましの対話を拡大
      ◇
 新しい発展に参加することは最大の幸せ―飛行士青年こそ変革の主役なり
      ◇
 情報危機1位はネット銀行・カードの不正利用と。暗証番号の管理など堅く
      ◇
 高齢者の転倒事故多発。凍結路・雪道の他、自宅の中でも。声掛け絶やさず

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月19日(金)付】



      ※☆*名字の言*※

長らく学会活動から離れている婦人部員がいた。地区婦人部長が訪問激励を重ね、ようやく会って話せるように。やがて、本部幹部会の中継行事に、一緒に参加する約束ができた

当日、2人で地元の会館へ。放映中、地区婦人部長は驚いた。プログラムが学会歌の演奏に入った時、その婦人が大粒の涙を流し始めたのだ。終了後、婦人が理由を語ってくれた

――未来部時代、学会の鼓笛隊で先輩たちから信心を学んだ。だが両親への反発など、さまざまな理由で高校卒業後は学会と距離を置いた。考えが変わり始めたのは結婚後、多くの悩みに直面してから。中継行事への参加も、氷のようになっていた心を解かすきっかけになるかも、と思ったからだった

そこで学会歌を聞き、不意に記憶がよみがえったという。“これ、鼓笛隊の時、一生懸命に練習した曲だ”。自身の「原点」に気付き、歓喜とも決意ともつかぬ涙になった。以来、婦人は学会活動に参加し始めた

「原」の字は、「厂」(がけ)から「泉」が湧く様子を表し「源」にも通じる。原点を確かめ合うことから、新たな信心の清流が通い始める。そうした対話を待っている友が、必ずいる。きょうは二十四節気の「雨水」。雪や氷が解け始め、水ぬるむ時期である。(洋)


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月19日(金)付】


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常楽40〈小説「新・人間革命」〉

2016年02月18日 06時20分32秒 | 今日の俳句
【常楽40】

 学会は、事態収拾のために、攻撃の急先鋒となっていた若手の僧と、青年部幹部の話し合いも進めた。そして、学会と宗門の関係を改善し、一切を収める場として、十一月七日に総本山で学会創立の記念行事が行われることになったのである。
 各登壇者の原稿も、事前に宗門に見せた。学会は事態収拾を第一に考え、僧たちの言い分を全面的に聞き入れたものにしていた。しかし、宗門は、御本尊の謹刻問題についても詫びよと、言いだしたのである。
 彼らの言う謹刻問題とは、学会が日達法主の了解を得たうえで、創価学会常住の「大法弘通慈折広宣流布大願成就」の御本尊をはじめ、山本伸一が願主となって総本山に正本堂を建立寄進したことを讃え、「賞本門事戒壇正本堂建立」と認められた賞与御本尊など、八体を謹刻したことである。
 伸一は、信心の根本である御本尊を、未来永遠に、大切に伝え残していくために、紙幅の御本尊を板曼荼羅にする必要があると考え、一九七四年(昭和四十九年)一月、謹刻について日達に尋ねている。
 板曼荼羅にするのは、御本尊を大切にするためだからよい――とのことであった。
 さらに、九月二日、宗門との連絡会議では創価学会常住の御本尊謹刻を、あらためて伝え、法主了解のもと、謹刻を進めた。
 そして、翌七五年(同五十年)元日、学会本部での新年勤行会に先立ち、山本伸一の導師で入仏式が行われた。翌日、伸一は、法主の日達に、入仏式について報告している。
 日蓮大聖人は、「日蓮がたましひ(魂)をすみ(墨)にそめながして・かきて候ぞ信じさせ給へ、仏の御意は法華経なり日蓮が・たましひは南無妙法蓮華経に・すぎたるはなし」(御書一一二四ページ)と仰せである。
 創価学会は、初代会長の牧口常三郎以来、御本尊根本の信心を会員に徹底し、皆がその精神を確立することによって、各人が大功徳の実証を示してきた。また、その信心によって、広宣流布の流れが開かれてきたのだ。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月18日(木)より転載】


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凍返る/今日の俳句 ≪第2050号≫

2016年02月18日 06時19分40秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月18日(木)≫(旧暦1/11)


 凍てもどりつつ白樺の膚うるむ
        伊藤雪女

 夜雲ゐて田面明るし凍返る
        石川真青

 魚捌く出刃の先まで凍返る
        宮井知英

 あなた誰と姉の一言凍返る
       山本とく江

 凍返る日輪の影見あたらず
        坊城俊樹



※ 凍返る・凍戻る
 春になってせっかくゆるんだ道路や畑の土が、もう一度寒さがぶり返したために、凍てつく。寒冷前線が通ったあと寒気団がやって来ると、凍返るという現象を生じるのである。土壌のみに限らず、すべての事物についていうのだが、冴返る《参照=時候》と同様に、時候的な意味でも用いられる。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 誠実には誠実で

 真心には それ以上の

 真心で応えよう!

 そこに信頼と友情の

 花は咲き薫る。

       2016年2月18日




       ※☆*寸 鉄*☆※

 学会の文化運動は、人間を結ぶ貴重な活動―識者平和と友情の光ここから
      ◇
 九州壮年部の日。火の国の黄金柱は闘志満々!日本一の先駆の大行進頼む
      ◇
 力が現れるのは目標に向かって突き進む時―哲人さあ行動!わが栄光峰へ
      ◇
 障がい者の4人に1人が貧困状態と。皆が輝く平等社会へ。公明よ舵とれ
      ◇
 全国の140市町村、噴火災害の警戒地域に。自助・共助の備えもガッチリと

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月18日(木)付】



      ※☆*名字の言*※

〈名字の言〉 2016年2月18日

広布の伸展著しい南米チリ。新入会者にSGIを知ったきっかけを聞くと、何人かから「インターネットで探しました」と

“運命は変えられない”とする既存宗教への不満から、人生を充実させる方法を検索。SGIの会館に電話したという。「“人生の傍観者でなく、人生の主役に”との主体性に驚きました。人間革命の哲理は、自分なりに考えていた理想そのものでした」。ある友は笑顔で語った

人々を引きつけてやまないSGIの魅力――。その様子を聞いた日本の新入会メンバーが言った。「この勢いだと、自分が何もしなくても広宣流布は実現しそうですね」。隣にいた先輩が「そうじゃない」。「たとえ10億人が信心したって、君自身の人間革命がなかったら何の意味もない。主役はあくまで君。君のための創価学会なんだよ」

池田SGI会長は「青は藍よりも青し」につづった。「その広布の大河の流れが 歴史の必然であるか否かを 君よ問うなかれ 汝自身の胸中に 自らの汗と労苦により 広布を必然たらしめんとする 熱情のありや無しやを 常に問え」

“数の拡大”は広宣流布の一面でしかない。広布拡大の運動に連なることで、自身の境涯を拡大し、可能性を最大に開花させる――そこに信心の醍醐味はある。(険)

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月18日(木)付】


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御書と歩む (5)

2016年02月17日 08時10分55秒 | 今日の俳句
彡☆SGI会長が贈る指針☆*……☆★☆……☆★☆*☆……☆☆彡


地涌の誇りを胸に


≪御 文≫☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡


上行菩薩・末法の始の五百年に出現して南無妙法蓮華経の五字の光明をさしいだして無明煩悩の闇をてらすべし
(寂日房御書、903ページ)



≪通 解≫☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡


 (法華経神力品の「斯人行世間〈斯の人世間に行じて〉」の5文字は)上行菩薩が末法の始めの五百年に出現して、南無妙法蓮華経の五字の光明をさしいだして、無明煩悩の闇を照らすであろうということである。



≪同志の指針≫☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡

 日蓮大聖人に連なり、末法という「今この時」に妙法を唱え弘める我らは、皆、地涌の闘士である。広宣流布は、全人類の宿命を転換し、世界の平和を実現しゆく究極の大聖業だ。一人一人が、久遠から誓い願って躍り出てきた宿縁深き兄弟姉妹なのだ。
 さあ、共々に元初の太陽を生命に昇らせながら、いかなる苦悩の闇も打ち破り、勝利の大光を放ちゆこう!


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常楽39〈小説「新・人間革命」〉

2016年02月17日 06時16分08秒 | 今日の俳句
【常楽39】


 一九七八年(昭和五十三年)十一月七日、「11・18」学会創立四十八周年を記念する代表幹部会が、総本山大石寺の大講堂で行われた。ここには二千人の学会代表幹部のほか、各地の僧も参加した。宗門の日達法主が出席し、これまで続いてきた宗僧の学会攻撃に、終止符が打たれることになっていたのである。
 それは本来、既に終わっていなければならないはずのものであった。この年の四月初め、宗務院からは、毎月十三日に各寺院で行われる御講での学会批判を、厳に慎むように通達が出されていた。しかし、全く守られることはなかった。
 また、学会は、宗門からの、教学の展開などが教義の逸脱ではないかとする質問書にも、和合を願って、誠心誠意、回答した。現代社会で広宣流布を進めるために、仏法の本義を踏まえつつ時代に即して法理を展開したこと等を述べ、法主の了解を得て、その回答を六月三十日付の「聖教新聞」に掲載した。
 この時も、これで学会への誹謗は終わるはずであった。ところが、その後も、執拗に攻撃は続けられた。こうした異常な事態が、いっこうに沈静化しない背景には、宗門を利用して学会を操ろうと画策する、野心に狂った弁護士・山脇友政の悪辣な暗躍があった。以前から宗門に学会への不信感を募らせる捏造情報を流し、さらに攻略計画まで練り、それを伝えていたのだ。
 宗門の僧たちは、これに踊った。
 学会側がいくら外護の立場から、宗門の意向を尊重し、対応しても、かえって彼らは、邪悪な牙を?き出しにして圧迫してきた。
 学会員は、横暴な宗門僧の言動に苦しめられ続けてきたのである。
 日蓮門下を名乗る僧が、宗祖の御遺命たる広宣流布に、死身弘法の実践をもって取り組んできた創価学会への攻撃を繰り返す。「外道・悪人は如来の正法を破りがたし仏弟子等・必ず仏法を破るべし」(御書九五七ページ)と大聖人が仰せ通りの事態が出来したのだ。
 魔の蠢動は広宣流布の時の到来を物語る。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月17日(水)より転載】


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春陰/今日の俳句 ≪第2049号≫

2016年02月17日 05時42分17秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月17日(水)≫(旧暦1/10)


 春陰や巌にかへりし海士が墓
        加藤楸邨

 春陰の潜り戸抜けて史料館
        椙山正彦

 春陰の白毫病臥ながびきて
        品川鈴子

 春陰や犬はひもじき眼をもてる
        石橋秀野

 春陰や女ひとりに刻ながし
       河野多希女



※ 春陰
 秋陰とも夏陰とも言わないが、桜の咲くころの陰った天気を、こう呼ぶのである。明るい春光に対し、やや暗い春陰の語があるのは、光と陰のものといえよう。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 「竹の節を一つ破ぬれば

 余の節》亦破るる」

 果敢な「一点突破」が

 破竹の勢いを生む!

 それが勝利の方程式だ!

       2016年2月17日




       ※☆*寸 鉄*☆※


 創価の学舎には全ての青年を伸ばす文化がある―学部長。人間教育の大城
      ◇
 農漁光部の日。創意と知恵光る体験主張に共感の声。生命の世紀の旗手よ
      ◇
 「年は・わかうなり福はかさなり候べし」。多宝会の友こそ幸齢社会の模範
      ◇
 男女学生部が対話拡大に先駆。希望と正義の哲理を語り抜け!青春勝利を
      ◇
 季節の変わり目。天候の急変による寒暖の差に注意!油断排し健康第一で

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月17日(水)付】



      ※☆*名字の言*※

ある病院に、いつもトラブルを起こす外来患者がいた。その患者は治療室に入ると、小言を言っては、看護師につえとバッグを放り投げる。病院のスタッフから敬遠され、ある看護師は、“なるべく自分の担当にならないように”と考えていた

しかし、彼女は気付いた。その病院の外来は受診者も多く、治療までに数時間、待たされることもある。その人が抱える病気の不安、待ち時間のストレスや疲労、治療の副作用などを思えば、「つえやバッグを投げられるくらい、どうってことない」

以来、彼女は、その患者を待合室で見掛けると、長時間待たせていることを謝りつつ、笑顔で話し掛けた。1年が過ぎたころ、患者は声を荒らげなくなり、つえとバッグを横に置いて笑顔で治療を受けるように。さらに治療後は、使ったタオルケットをきれいに畳んで部屋を出るまでになった

どんな相手にも、必ず善心がある。だが凡夫の私たちが、常に慈悲の心で接することは難しい。ゆえに戸田第2代会長は「勇気をもって仏法を実践していくことが慈悲に通じる」と教えた▼相手のために、まず自分から行動してみる。一度で変わらなくても、粘り強く続ける。この「勇気」と「忍耐」が自身の境涯を開き、相手の心の扉を開いていく。   (朋)



【聖教新聞:2016年(平成28年)2月17日(水)付】


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常楽38〈小説「新・人間革命」〉

2016年02月16日 06時56分03秒 | 今日の俳句
【常楽38】

 山本伸一が作詞した栃木の歌「誓いの友」の作曲も終わり、歌が栃木県の幹部に伝えられたのは、県の日記念総会の前日、十一月二日の夜のことであった。
 翌三日、合唱団のメンバーは、総会の会場である足利市民体育館へ向かうバスの中でも、喜びに目を潤ませながら、練習に励んだ。合唱団の名は「戸田合唱団」である。戸田城聖の戦後初の地方指導に思いを馳せ、この年の三月、伸一が命名したのである。
 記念総会が始まり、歌が披露された。
  
 一、ああ高原の 郷土に
   立ちて誓わん わが友と
   三世の道は ここにあり
   栃木の凱歌に 幸の河
   
 二、あの日誓いし 荘厳の
   語りし歴史 つづらんと
   ああ幾山河 凜々しくも
   栃木の勝利に 涙あり
   
 三、栃木の友は 恐れなし
   広布の歩調は 朗らかに
   いざいざ進まん 慈悲の剣
   栃木の旗に 集い寄れ
   君との誓い 忘れまじ
  
 栃木の同志は、「誓いの友」という曲名、そして、何度も出てくる「誓」という言葉の意味を?み締めていた。
 歌詞に「君との誓い 忘れまじ」とあるように、伸一にとっては、今回、県の歌を贈ったこと自体、皆との共戦の誓いを、断固、果たさんとする決意の証明であった。
 また、栃木の同志は、それぞれが立ててきた、伸一との挑戦の誓いを思い起こし、胸に闘魂を燃え上がらせるのであった。
 われらの誓いとは、広宣流布実現への、地涌の菩薩の誓願である。「在在諸仏土 常与師?生」(法華経三一七ページ)とあるように、広布に生きる創価の師弟の誓いである。

 小説『新・人間革命』語句の解説
 ◎在在諸仏土/ 常与師?生/法華経化城喩品第七の文で「在在の諸仏の土に 常に師と?に生ず」と読む。いたるところの仏の国土に、師と弟子が常に共に生まれ、仏法を行じるとの意。仏法の師弟の絆が、三世にわたることを示している。

【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月16日(月)より転載】


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春の日/今日の俳句 ≪第2048号≫

2016年02月16日 06時34分19秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月16日(火)≫(旧暦1/9)


 春の日やひながのしゆくの霞酒
      豊臣秀吉

 大いなる春日の翼垂れてあり
      鈴木花蓑

 春の日のぽとりと落つる湖のくに
      岸田稚魚

 白波と春日漂ふ荒れ岬
       桂信子

 春の日の南中にあり千曲川
     米島艸一路





※ 春の日・春日・春日(しゅんじつ)・春日影
 春の一日と、春の日光と二つの意味がある。前者は、のどかな春の一日であり、後者は、暖かい春の日差しである。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 足を運んだ分だけ

 心と心は通い合う。

 会って語った分だけ

 真実の友情は深まる。

 さあ今日も訪問激励を!


       2016年2月16日




       ※☆*寸 鉄*☆※


 会長は生命の持つ価値を人々に気付かせる―博士共生の世紀照らす光源と
      ◇
 男子部NL、女子部華陽Lが奮闘!青春の誓い胸に。若き力で友情を拡大
      ◇
 時は人間が消費しうる最も価値あるもの―哲人「月月・日日」の挑戦こそ
      ◇
 電力自由化に便乗した悪質商法に注意。必要ない設備設置など。賢く撃退
      ◇
 高校生の就職内定率25年ぶりに90%台。さらなる追い風を公明が送りゆけ

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月16日(火)付】



      ※☆*名字の言*※

スーパーで、真剣な表情でお菓子を選ぶ女性がいた。そこは「合格」「勝つ」などの言葉が入ったお菓子が並ぶ特設コーナー。何だって利用して、弱気の虫を追い出したい――入試本番のこの時期、同じ思いの人は多いだろう

将棋界に名を残す棋士・升田幸三氏が、著書(『勝負』中央公論新社)に幼少時の思い出を書いていた。力自慢の父親がまき割りをしていると、年配の「じいさん」がやってきた。「じいさん」の動きはゆっくりなのに、父親よりも多く割る。どんな木にもペースが落ちない。よく見ると父親は、割りにくい節を避け、ペースを乱していた。「じいさん」は常に節の上に斧を打ち下ろしていた

実際の試験では、難問を避け、易しい問題から解くのが定石。だが気構えにおいては、苦手分野を恐れず、弱気や不安という「心の節」を真正面から打ち破る――それが、勝利を引き寄せる秘訣ではないか

“伸びる人は、いつも自分を向上させるような暗示を自分にかけている”というのも勝負師・升田氏の言。「必ず勝つ」と自分を信じることから、勝負は始まる▼まして我らには信心がある。「臆病にては叶うべからず」(御書1282ページ)。強き祈りを根本に、大胆に立ち向かえば、努力の結果は必ずついてくる。(洋)

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月16日(火)付】


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