和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

(小説「新・人間革命」)

2016年02月26日 05時56分17秒 | 今日の俳句
【常楽47】法悟空 内田健一郎 画 (5735)

 山本伸一は、指導部の同志には、仏法者として、人間として、人生の見事な総仕上げをしてほしかった。牧口常三郎初代会長のように、命ある限り、広宣流布への闘魂を燃やし続けてほしかった。
 いかに晩年を生きたかが、一生の総決算となる。青年時代から悪戦苦闘を乗り越え、懸命に学会活動に励んできたとしても、高年になって、広布への一念を後退させてしまうならば、人生の大勝利を飾ることはできない。
 日蓮大聖人は、「始より終りまで弥信心をいたすべし・さなくして後悔やあらんずらん」(御書一四四〇ページ)と仰せである。
 多くの人は、年を取れば、組織の正役職を若い世代に譲ることになる。それは、組織を活性化させるうえでも大切なことである。
 しかし、役職を交代したからといって、“あとは若い世代が頑張ればよい”と考え、学会活動に情熱を燃やせなくなってしまうならば、それは己心の魔に負けている姿であろう。
 いかなる立場になろうが、組織の中心者と心を合わせ、広宣流布のために、自分のなすべきことを見つけ、創造し、そして行動していくのだ。「さあ、これからが本番だ!」と、“いよいよ”の決意で、新しき挑戦を重ねていくのだ。それが“創価の心”である。
 年齢とともに時間的なゆとりも生じよう。個人指導や仏法対話、地域友好・貢献にも、より多くの時間を費やすことができる。
 また、失敗も含め、積み重ねてきた豊かな人生経験は、人びとを励ますうえでも、仏法を語るうえでも、大きな力となる。人生のすべてが生かせるのが信心なのである。
 たとえ足腰の自由が利かなくなったとしても、電話や手紙などで人を励ますことはできる。さらに、皆の幸せを願って唱題することもできる。決して無理をする必要はない。大事なことは、戦う心を忘れないことだ。
 人生も社会も、諸行無常である。しかし、生涯、誓いを胸に、同志と共に広宣流布に生き抜くなかに、生命の大法に立脚した常楽我浄の人生があるのだ。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月26日より転載】


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春の波/今日の俳句 ≪第2058号≫

2016年02月26日 05時51分51秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月26日(金)≫(旧暦1/19)


 わが死後を書けばかならず春怒濤
       寺山修司

 春の波ここから海がめくれそう
        浜常子

 かくし田の日のたまゆらや春怒涛
       角川源義

 船窓に春の高波見て眠る
      金子杜鵑花

 春の波音きくべし眼閉づるべし
      鈴木真砂女



※ 春の波・春怒涛・春涛・春の川波
 特別な波があるわけではない。春色濃い空や海、さては岸辺の情景と相映じて、さざなみはもとより、ゆるやかに岸打つ波。怒涛は怒涛なりに春の感じが豊かに漲っている。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 一人一人の可能性を

 最後まで信じ抜く。

 それが仏法の人間主義!

 真剣な祈りと励ましで

 友の仏性を呼び覚ませ!


       2016年2月26日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 学会は社会悪と戦い、人類に貢献する教団―博士正義と大善の旗高く前進

      ◇

 「打てば響くような人間になれ」恩師。幹部は求道・率先・行動の勇者たれ

      ◇

 社会部・専門部の友が活躍!職場の第一人者に。「創価の世雄」と勝ちゆけ

      ◇

 火災に注意!たこ足配線やコンセントの埃等の点検・清掃を。小事が大事

      ◇

 花粉症の季節。マスク着用や服薬、洗顔、嗽等で症状は緩和。対策万全に


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月26日(金)付】



      ※☆*名字の言*※


「青年」「挑戦」「勝」……。躍動感あふれる書の数々。書いたのは、障がいと闘う福岡県田川市の青年書家である



12歳の時、交通事故で重い障がいを負った。「二度と動けないでしょう」。医師から、そう告げられたという。だが、両親は「私たちを強くするための試練」と懸命に祈り、リハビリに付き添った。次々に“奇跡”が起きた。手が動き、首が動いた。ベッドに座れた。20歳の時、支えられながら自分の足で立てた。一家は、信心の功力を確信した



辛いことも多かったはずだ。だが青年は、味わった苦悩を励ましの力に昇華させた。“悩める人を笑顔に”と筆を握り、書家として活躍するように。その姿に勇気づけられた人は数知れない。彼は語る。「今が一番幸せ! 生きちょるだけ、もうけもんちゃ」



「運命はわれわれに幸福も不幸も与えない。ただその素材と種子を提供するだけだ」(原二郎訳)とはフランスの思想家モンテーニュの言。人の幸・不幸を決めるのは他人ではない。自身の「心」だ。心が弱ければ、苦難は重荷だが、強ければ、幸福への発条になる。心次第で一切が百八十度変わって見える



思えば、「辛」という字は横線1本で「幸」になる。その1本の線を書いていく中に、人生の価値創造がある。(誠)


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月26日(金)付】


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