≪2016年(平成28年)2月24日(水)≫(旧暦1/17)
よたよたと行く江の電や春の海
能村登四郎
岬が分つ紺と金との春の海
原子公平
春の海男波女波のけふ女波
小山繁子
春の海地球に浮きし船の数
渡部ひとみ
たとへば積木たとへば春の海の色
あざ蓉子
※ 春の海
「春の海終日のたりのたり哉」の有名な蕪村の句が、先入主となって、春の海はのどかなものと単純にきめてかかるのは、考えもので、この季題の応用範囲はきわめて広い。
春潮あわ立つ渦潮の海も、怒涛さかまく太平洋も、ひとしく春の海である。語感の響きに、優美なのどかさがあるので、悠長な景色を連想しがちだが、既成の概念を離れて、季語に新しい生命を賦与することが大切である。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
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※☆*わが友に贈る*※
家事への用心を怠るな!
たこ足配線は厳禁。
ストーブやコンロの
消し忘れに気を付けよ。
油断は大敵だ!
2016年2月24日
※☆*寸 鉄*☆※
創価学会は私たちの心の友人―識者。不信の壁を解かす師の対話に続こう
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未来部が3月、希望月間。一言の激励が成長開く。身近な友を次代の主役へ
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御書「法華経を耳にふれぬれば是を種として必ず仏に」。幸の仏縁を拡大!
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過疎地でネット環境を整備と。地方の潜在力育む施策。さらに衆知集めて
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公明は一人の声を大事にする政党―識者。三千人の議員網で期待に応えよ
【聖教新聞:2016年(平成28年)2月24日(水)付】
※☆*名字の言*※
雪の舞う日、北国のある駅から始発電車に乗った。列車は車内温度を保つため、扉の内側と外側に開閉ボタンがあり、利用客自身が開けて、乗り降りする仕組みになっている
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車内で、ボタンのそばに少女が立っていた。人が乗った後、少女は決まって閉ボタンを押す。そのたびに、扉に近い席に座るおばあさんが「お嬢ちゃん、ありがとね」と言った。そう、開けた扉は発車時刻まで自動では閉まらない。少女は“自分は平気でも、お年寄りには、こたえるだろう”と思い、おばあさんを寒風から守っていたわけだ
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多宝会の壮年からは、ある日の会館での経験を聞いた。つえをついて玄関まで行き、置かれたいすに腰掛け、つえの先に付いた土を取ろうとした時のこと。運営役員の男子部員がタオルを持って、駆け寄ってきた。「私が代わりに拭き取ってもいいですか?」
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壮年は弾んだ声で話した。「あの心遣いの一言はうれしかった。つえは、私にとっては『足』です。つえ要らずの若者が、ここまで私の気持ちを察してくれるとは」
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相手を気遣う、何げない言葉や行動が、「送る人」の思う以上に、「受け取る人」の喜びになる場合は多いものだ。思うだけでは伝わらない。言葉や行動に表してこそ、と心に刻みたい。(白)
【聖教新聞:2016年(平成28年)2月24日(水)付】
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