和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

仏法僧/名字の言 ≪第.1802号≫

2015年06月13日 05時10分19秒 | 今日の俳句
  仏法僧樹の根が作る坂光る
       加藤知世子


  仏法僧一渓いまだ夜を保ち
       林十九楼


  仏法僧精進の酒過ぎにけり
       矢島渚男


  仏法僧寺の水桶蕗浸す
       小川原嘘師


  仏法僧廊下の濡れている理由
       夏井いつき



※ 仏法僧・木葉木菟
 高野山、比叡山、身延山や愛知県の鳳来寺山などの深山霊場で、夏の夜ブッポウソウと鳴くのはブッポウソウ科の仏法僧だと古来信じられてきたが、実はフクロウ科の木葉木菟であることが昭和十年に判明した。
 そこで仏法僧を「姿の仏法僧」、木葉木菟を「声の仏法僧」と呼ぶ。仏法僧は青緑色で赤い嘴が目立つ。木葉木菟は全体に褐色で金色の目をしている。幼鳥は共に純白。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※


  未来部の育成に全力を!

  「真心」「誠実」の姿は

  若き胸に深く刻まれる。

  温かな触れ合い通し

  全員を後継の人材に!


        2015年6月13日





     ※☆*寸 鉄*※



SGIには個性を開発し輝かす力が溢れているー博士(アメリカ)。生命躍動の日々を

     ◇

きょう青森の日。「青年と人材の森」から新たな歴史築け。滝の如く堂々と

     ◇

折伏は確信と慈悲の勇気に満ちてー恩師。自らの体験語ろう!歓喜は伝播

     ◇

「源深ければ流れ遠し」御聖訓。信行学に徹せよ。挑んだ分だけ幸福は開く

     ◇

5月の倒産件数25年ぶり低水準。経済再生を更に。公明よ庶民目線で舵取れ





     ※名字の言※


米演劇界最高峰の「トニー賞」。今年の授賞式では俳優・渡辺謙さんが主役を努めた「王様と私」の4冠が話題になった



演劇の中心地ブロードウェーには幾多の名作があるが、6000回以上にわたって公演された名作中の名作に「コーラスライン」がある。舞台はブロードウェーの出演ダンサーを決めるオーディション会場。“自分が何者なのかを話してくれ。履歴書にないことを”との型破りな質問に答えて、無名のダンサー一人一人が、誰にも話したことのなかった来歴や悩みなどを赤裸々に語り始める……                



このストーリーの素材となったのが、アメリカSGIのメンバーが開いた集いだ。悩みや夢などを語り合う集いに感動した脚本家が、その体験をそのまま生かして書き上げたという



座談会をはじめ、心の垣根を払って、自分の課題や決意を述べ合うことは、世界中で、創価の運動の基本になっている。アメリカ実践哲学協会のマリノフ会長は「他人の話に耳を傾けることによって自分自身をより深く知る」と、その効用を高く評価する



“感動的な体験”は素晴らしいが、実は、ありのままに語り合えること、それ自体が感動的なのだ。悩んでいる自分でも、挑戦中の自分でもいい。さあ、語り合おう。語り合う場に集おう。          (明)



 
【聖教新聞:2015年(平成27年)6月13日(土)付】 



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6月12日(金)のつぶやき

2015年06月13日 01時44分36秒 | 今日の俳句

慈悲心鳥/名字の言 ≪第.1801号≫

2015年06月12日 06時19分26秒 | 今日の俳句
  慈悲心鳥こだまの奥は濡れており
       国武十六夜


  慈悲心鳥おのが木魂に隠れけり
       前田普羅


  慈悲心鳥悉(ことごと)く濡る樺の肌
       和田照海


  十一や西湖ここより溶岩(らば)の岸
       皆吉爽雨


  慈悲心鳥風暮るるまで西行庵
       角川春樹






※ 慈悲心鳥・十一
 ホトトギス科の四種のうちこの鳥だけは羽毛がはっきりと違う。頭から背面にかけて灰黒色で、尾羽は灰褐色。腹は錆びた赤色。
 ジュイチー、ジュイチー(十一)、もしくはジヒシン、ジヒシン(慈悲心)と鳴くのでこの名がある。日本の時鳥類では最も標高の高い所にまで生息。五月に南方から渡来する。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※


  創価の座談会には

  信心の触発がある。

  和楽の喜びがある。

  皆で朗らかに集い

  爛漫たる対話の花を!


        2015年6月12日





     ※☆*寸 鉄*※


学会の皆様の一歩は世界を幸福に導く一歩ー博士(ロシア)。対話と励ましの光跡描け

     ◇

墨田「女性の日」。庶民の王国はいつも晴れやか!闊達な婦女の連帯(スクラム)ありて

     ◇

「御みやづかいを法華経とをぼしめせ」。仏法即社会。青年は大誠実で輝け

     ◇

小学生8割強がいじめの被害・加害、両方経験と。生命尊厳の教育を今こそ

     ◇

今年も脱講者続出の日顕宗。末寺は疲弊。信者うんざり。邪宗門の末路無残




     ※名字の言※


とても風の強い朝だった。いつも、出勤途中に見る花壇で、人の膝ほどの高さに育った花々が身をしならせ、風に耐えていた



動物であれば、吹き付ける風や、暑さ寒さをしのごうと、移動することもできる。だが、大地に根を張る植物は、試練から自力では逃れられない。その分、環境に適応し、生き延びるために培った“知恵”がある



暑さに弱い植物は夏を、寒さに弱い植物は冬を、種子の形で乗り切り、温暖な秋や春に花を咲かせる。それには本格的な夏や冬が、いつなのかを事前に知る必要がある。その役割を果たすのは葉だ。毎晩、夜の長さを測る役割を担っている



今月22日は夏至で、夜の時間が最短となる。この日から夜が長くなるのを察知することで、植物は本格的な夏の到来を知る。反対に、冬至から、だんだんと短くなる夜を感じ、寒い冬に備える



こうした植物の特性から、学べることがある。苦難のない人生などない以上、それを受け止め、乗り越えるための知恵を磨くことだ。日蓮大聖人は、難を乗り切るにはまず「前前の用心」が大事であるとし、「法華経の兵法」すなわち、強盛な信心が根本と教えておられる(御書1192ページ)。「以信代慧」の智慧を涌かせ、人生勝利の花を開かせていきたい。           (城)




【聖教新聞:2015年(平成27年)6月12日(金)付】 



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革心38/小説「新・人間革命」

2015年06月12日 05時44分27秒 | 今日の俳句


【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 6月11日(木)より転載】

【革心38】


 十六日午後、訪中団一行は、梅園新村記念館を訪れた。ここは、一九四六年(昭和二十一年)五月から翌年三月まで、中国の国民党と共産党の和平交渉が行われた折、周恩来らが事務所、宿舎とした場所である。

 中国では、三七年(同十二年)に第二次国共合作が成り、抗日民族統一戦線をつくって日本と戦った。四五年(同二十年)、日本はポツダム宣言を受託し、連合国に無条件降伏し、中国は勝利を収めたのである。

 しかし、国共両党の対立は激しさを増していった。アメリカは、内戦を避け、中国に連合政府を樹立させようと、両党の仲介をした。八月末に、共産党の毛沢東、周恩来らが、国民党の政府が置かれた重慶へ行き、蒋介石と和解の話し合いを開始した。その結果、停戦協定が成立し、政治協商会議がもたれ、和平への流れが開かれたかに見えた。

 だが、その後、事態は紛糾していく。

 四六年(同二十一年)五月、国民党は政府を重慶から南京へ移す。それにともない、共産党は、南京の総政府に近い、この梅園新村に事務所を設け、周恩来が国民党との折衝にあたったのである。妻の頴超も、ここに住み、和平の道を開こうと懸命に努めた。彼女は、この時、政治協商会議の中国共産党代表七人のうち、唯一の女性であった。

 記念館には、机やソファ、ベッド、書籍などが、当時のまま保管されていた。

 展示品のなかに、赤い数個の石があった。それは、雨花台で犠牲になった、殉難者たちの、血潮に染まったものであるという。夫妻が、何度となく、激務の間を縫うようにして雨花台に足を運び、拾って持ち帰ったのだ。同志たちに、その石を見せ、尊い命を散らした先人の魂を受け継ぎ、新しい中国を築いていくように訴えてきたのである。

 殉難を恐れぬ敢闘の精神と行動があってこそ、改革は成就する。平和建設の道においても同じだ。いくら高邁な理想を口にしても、それを成し遂げる強靭な意志と具体的な実践なくしては、平和を勝ち取ることはできない。







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6月11日(木)のつぶやき

2015年06月12日 01時46分23秒 | 今日の俳句

【速報】ミヤネ屋の韓国MERS報道に関する打合せ内容を独自入手!!!! 番組D「国内感染者が出ても、それは中東からであって韓国からじゃない」との... youtu.be/y3xp0DEZkOY @YouTubeさんから


【速報】ミヤネ屋の韓国MERS報道に関する打合せ内容 goo.gl/4A1qFg


ブログを更新しました。 『【速報】ミヤネ屋の韓国MERS報道に関する打合せ内容を独自入手!!!! 番組D「国内感染者が出て』
ameblo.jp/hirokiwai/entr…



【速報】ミヤネ屋の韓国MERS報道に関する打合せ内容

2015年06月11日 09時40分47秒 | 今日の俳句
【速報】ミヤネ屋の韓国MERS報道に関する打合せ内容を独自入手!!!! 番組D「国内感染者が出ても、それは中東からであって韓国からじゃない」との発言を指示!!


ミヤネヤまで、やらせ報道がされているのに、がっかりです。

革心37/小説「新・人間革命」

2015年06月11日 06時38分01秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 6月11日(木)より転載】

【革心37】

 山本伸一の平和建設への覚悟を聞いて、雨花台烈士陵園で出合った人たちは、大きく頷いていた。

 伸一は、さらに言葉をついだ。

 「私は、母親が、戦争で長兄が死んだことを知って悲嘆に暮れ、肩を震わせて泣きじゃくる姿を、今でも忘れることはできません。同じ思いをされたであろう皆さんの、苦しみも、悲しみも、よくわかります。

 だから、私は、平和のために生きようと心を決めました。日本と中国の間に、友好の崩れぬ橋を架けようと誓ったんです。

 居合わせた人びとは、それぞれが中国語で、「そうだ。その通りだ」と言いながら、感極まった顔で、再び伸一に握手を求めた。

 烈士陵園をあとにした一行は、南京市の北西部に位置する南京長江大橋を視察した。長江とは揚子江のことであり、長江大橋は中国東部を南北に結ぶ大動脈である。

 現地に着くと、一行は、三百分の一の模型を前に、担当者から詳しく説明を受けた。

 担当者は二十歳前後の女性であった。

 「長江大橋の建設には、一九六〇年(昭和三十五年)から六八年(同四十三年)まで、足かけ九年の歳月を要しました。橋の上部が道路用、下部が鉄道用の二層構造です。鉄道橋の全長は六千七百七十二メートル。道路橋の全長は四千五百八十九メートル。幅は一九・五メートルです。この橋は、中国人民の手で設計し、中国人民の技術で築いたものです」

 中ソ間の対立で、当初、予定されたソ連の援助が受けられなくなったが、「自力更生」の精神で、困難な状況を跳ね返し、見事に完成させたという。

 伸一は、はつらつと胸を張って語る彼女の姿に、未来への希望を感じた。国も、団体も、青年が自信と誇りにあふれ、喜々として前進しているところは、栄え、発展していくからだ。





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筒鳥/名字の言 ≪第.1800号≫

2015年06月11日 05時25分05秒 | 今日の俳句
  筒鳥に呼ばれ迷ひ子めく日暮れ
       豊田都峰



  雨こぼれ牧の筒鳥首かしぐ
       品川鈴子



  筒鳥や昼なほ昏き茶屋の土間
       野澤節子



  今度こそ筒鳥を聞きとめし貌
       飯島晴子



  筒鳥の鳴きて世遠き思ひかな
       村松紅花



※ 郭公・閑古鳥・かっこ鳥
 ホトトギス科の鳥。五月半ばに南方から渡来する夏鳥で、低山や平地の樹林に生息する。卵を頬白・鵙・葭切などに孵化させる托卵の習性は時鳥と同じである。
 形も大型ではあるがよく似ているので昔から時鳥と混同されたが、鳴き声はクワクコウ、カッコウ、ハッポウなどと聞こえるのですぐに識別できる。羽色は雌雄同色。やはり時鳥に似ている。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※


  女子部の活躍こそ

  広布新時代の希望なり。

  自他共の幸福へ

  ロマン薫る語らいを!

  励まし讃え合って前進!


        2015年6月11日





     ※☆*寸 鉄*※


会長(SGI)は文化・教育交流で世界に民衆の連帯築いたー学長(フィリピン)。恒久平和の礎と

     ◇

東京・板橋「師弟の日」。楽しく、仲良く、逞しく!難攻不落の錦州城断じて

     ◇

信心とは何があっても必ず勝つと心に決める事ー恩師。誓い貫く師子たれ

     ◇

人生最大の満足は偉大な建設的事業から得られるー哲人(ラッセル)。広布の道を邁進

     ◇

年金機構騙る不審電話が多発!「情報漏れている」と不安煽る手口。警戒を









     ※名字の言※


第2次世界大戦終結70年の今年は、ユダヤ人の少女アンネ・フランクの没後70年でもある。ナチスに追われ、死と隣り合わせの日々でも、希望に生きたアンネ。その日記には、今も人々の胸を打ち続ける



日記を守ったのは、食料や外の情報などを届け、彼女たちの隠れ家生活を支えた一婦人だった。アンネが秘密警察に連行された後、ナチスの手に落ちる前に隠れ家から日記を持ち帰り、少女の帰りを待った



婦人は語っている。「アンネが帰ってきた時、またこの書くという喜びを戻してあげたい。そう思っただけです」(小川洋子著『アンネ・フランクの記憶』角川文庫)。希望はかなわなかったが、この小さな、しかし毅然たる行動があってこそ、『アンネの日記』を世界が知ることになった                           


先日、本紙通信員を43年努めた婦人部員から、ファイルを見せてもらった。通信員活動の中で刻んだ池田名誉会長との歴史などをまとめたものだった。「私は話し下手だから、通信員の使命と誇りを伝えていくために作ったのよ」。それを後輩に託すのだという



黙々と使命を果たす同志の献身によって、創価の前進は支えられている。無名であることの誇りと、その功労を発掘し、たたえる真心。広布の歴史は、そうして描かれていく。         (聖)




【聖教新聞:2015年(平成27年)6月11日(木)付】 



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6月10日(水)のつぶやき

2015年06月11日 01時46分47秒 | 今日の俳句

郭公(くわくこう)/名字の言 ≪第.1799号≫ goo.gl/E5NmaE


【桜井誠】通名制度を悪用する在日韓国朝鮮人【創始改名と通名】 goo.gl/FbKh44


ブログを更新しました。 『【桜井誠】通名制度を悪用する在日韓国朝鮮人【創始改名と通名】』
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ブログを更新しました。 『【桜井誠】通名制度を悪用する在日韓国朝鮮人【創始改名と通名】』
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ブログを更新しました。 『革心36/小説「新・人間革命」』
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革心36/小説「新・人間革命」

2015年06月10日 07時23分13秒 | 新・人間革命


【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 6月10日(水)より転載】

【革心36】

 雨花台烈士陵園で山本伸一の一行は、殉難の記念碑に献花を行った。赤やピンクのバラの花で飾られた花輪を持った二人の訪中団メンバーを先頭に、伸一たちは、記念碑に向かって石畳の上を歩いていった。

 碑には毛沢東による、「死難烈士万歳」の文字が刻まれていた。花輪が供えられた。

 一行は、尊い命を散らせた烈士たちをはじめ、日中戦争で犠牲になったすべての人びとの冥福を祈って、唱題した。南京の大地に、晴れ渡った空に、音吐朗々と、題目の声が響いていった。

 唱題する一行を、ここを訪れていた人びとが、遠巻きにするように見ていた。

 唱題が終わると、伸一は、その人たちに歩み寄って、「〓好!」(こんにちは!)と声をかけ、笑顔を向けた。

 すると、ニコニコしながら瞳を輝かせ、口々に「〓好!」と応える。

 日本人が南京を訪れ、烈士の碑の前で合掌し、唱題する姿に、深く感銘したようだ。伸一たちが、手を差し出すと、大人も、子どもも、笑みを浮かべて握手を交わす。

 亡くなった人を悼み、冥福を祈る心に国境はない。祈りの心は、人間を結ぶ。

 一行を案内してくれた江蘇省の関係者が、「創価学会の山本会長を団長とする、訪中団の皆さんですよ。山本先生は、中日友好の橋を架けられた方です」と紹介した。

 和やかな懇談の輪が広がった。

 伸一は言った。

 「私たちは、烈士の方々をはじめ、戦争で犠牲になったすべての方々の冥福を祈らせていただきました。また、南京の皆さんが永遠に幸せであってほしいと祈りました。

 皆さんのなかには、戦争で、ご家族、ご親戚を亡くされた方もいらっしゃるでしょう。私も、大好きな長兄を失いました。戦争は悲惨です。残酷です。戦争など、絶対に起こしてはならない。

 そのために、私は、日中の平和と友好に、命を懸ける決意でおります」



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郭公(くわくこう)/名字の言 ≪第.1799号≫

2015年06月10日 06時19分41秒 | 今日の俳句
  あるけばかっこういそげばかっこう
       種田山頭火



  郭公や何処までゆかば人に逢はむ
       臼田亞浪



  郭公や浅間の裾が雲を出づ
       水原秋櫻子



  閑古鳥耳無山に鳴きにけり
       松瀬青々



  木石も風もほとけや閑古鳥
       鷹羽狩行



※ 郭公・閑古鳥・かっこ鳥
 ホトトギス科の鳥。五月半ばに南方から渡来する夏鳥で、低山や平地の樹林に生息する。卵を頬白・鵙・葭切などに孵化させる托卵の習性は時鳥と同じである。
 形も大型ではあるがよく似ているので昔から時鳥と混同されたが、鳴き声はクワクコウ、カッコウ、ハッポウなどと聞こえるのですぐに識別できる。羽色は雌雄同色。やはり時鳥に似ている。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※


  「仏になるみちは

  善知識にはすぎず」

  善き友こそ人生の宝だ。

  互いを高め合う同志と

  黄金の歴史を築きゆけ!


        2015年6月10日





     ※☆*寸 鉄*※


世界一の婦人部が結成64周年。平和世紀の先頭を舞いゆく母達に幸福あれ

     ◇

群馬の日。敢闘精神に燃え立つ人材山脈は堂々。新たなる共戦譜勝ち綴れ

     ◇

「朝朝・仏と共に起き」。白馬の如き祈りで出発!人生勝利の軌道を確固と

     ◇

熱中症の死亡者、9割が室内で発症と。高齢者多し。水分補給・冷房を賢く

     ◇

子育て・雇用など公明が成長戦略提言。政治は結果が全て。実現へ総力を








     ※名字の言※


二つの難病を抱え、ふさぎ込んでいた男子部員。ほとんど外出せず、家族以外は誰とも合わず一日が過ぎる。唯一、彼を訪ねてくるのは男子部の部長だった



朴訥な部長は、静かに話を聴き、言葉少なに語っては帰っていく。足しげく通うが、特に何かを伝えるふうでもない。「なぜ僕のもとへ?」との疑問に部長は一言。「顔が見たいから」。彼は次第に心を開き、活動に参加するようになった



昨年には牙城会大学校に入校し、弘教も実らせた。今、病に負けず、“今度は自分が励ます番”と訪問激励に歩く。彼に発心の理由を尋ねた。「うまく言えませんが、部長が僕のことを“真剣に祈ってくれている”と感じたんです」。言葉の奥の“真心”は、確かに届いていたのだ



仏法では「肉眼」「天眼」「慧眼」「法眼」「仏眼」の五眼を説く。日蓮大聖人は、「法華経を持つ者は、この五眼が自然に具わる」(御書1144ページ通解)と述べ、事象の奥にある本質を見抜く眼は、信心によって得られると教えておられる



どんな人も仏の命、菩薩の命をもった、かけがえのない人材である。透徹した祈りによって、そう見る眼が磨かれ、相手の心に響く誠実な振る舞いとなって表れる。どこまでも真剣な祈りから、「人材の拡大」は始まることを忘れまい。     (靖)



【聖教新聞:2015年(平成27年)6月10日(水)付】 



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6月9日(火)のつぶやき

2015年06月10日 01時50分56秒 | 今日の俳句

革心35/小説「新・人間革命」

2015年06月09日 18時56分54秒 | 新・人間革命
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 6月9日(火)より転載】

【革心35】

 南京に到着した翌日の九月十六日は、朝から美しい青空が広がっていた。山本伸一をはじめとする訪中団一行は、午前十時過ぎ、市内にある雨花台烈士陵園へ向かった。雨花台には、こんな言い伝えがある。

 ――六世紀初頭、この丘で法師が経を読誦したところ、天から花が雨のように降ってきたことから、雨花台と呼ばれるようになったというのである。

 燦々と降り注ぐ太陽の光を浴びた、木々の緑がまばゆかった。雨花台という、美しい名とは反対に、ここは、南京の国民党政府に抗して、新中国の建設に命を懸けた多くの烈士たちが、処刑された地である。

 陵園の責任者は、凄惨な雨花台の歴史を一行に説明した。

 「一九四九年(昭和二十四年)の新中国建国までに、処刑されていった烈士は、十万人以上になります。

 さらに三七年(同十二年)には、日本軍が南京に侵攻し、たくさんの犠牲者を出すという、凄惨な出来事が起こりました。街も焼かれました。中国人民にとって雨花台は、人びとの血で染まった、忘れ得ぬ地なんです。

 しかし、これは、一部の軍国主義者たちのやったことであり、日本人民には関係ありません。また、中国は確かに多大な犠牲を払いましたが、この戦争は、日本人民にも多くの悲劇をもたらしました。

 中日両国の間には、戦争という不幸な時期がありましたが、中日二千年の文化交流の歴史から見ると、それは、短い一瞬の期間にすぎません。両国は、平和友好条約の調印後、さらに信頼を深める努力を重ねていくならば、必ずや世々代々、友好的におつき合いしていけるものと確信しています」

 彼は、淡々とした口調で語った。

 伸一は、心深く思った。

 “こうした歴史から絶対に目を背けず、今こそ、万代の日中の平和と友好の道を開くことだ。それが、この痛ましい犠牲者への追悼である。それが、その殉難に報いる道である”







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梅雨/名字の言 ≪第.1798号≫

2015年06月09日 06時47分30秒 | 今日の俳句
  馬洗ふ梅雨のすげ笠最上川
       細見綾子



  子規庵に靴の並びし梅雨晴間
       小倉喜郎



  「くずきりあります」鍵善良房梅雨滂沱(ぼうだ)
       楠本憲吉



  自動扉の今日の地下鉄梅雨に入る
       立岩利夫 



  四万十川(しまんと)に白波を見ず梅雨曇
       桂 信子



※ 梅雨・梅雨(ばいう)・黴雨・荒梅雨・梅雨夕焼・梅雨曇り
 暦の上では六月十一日ごろの入梅から三十日間の期間をさすが、実際には梅雨前線は六月初旬から北上し始め、各地にじめじめした霖雨をもたらす。
 北の寒冷高気圧と南の温暖高気圧との境にできる前線が停滞して生じる東アジア独特の雨季だが、北海道にはまれにしか現れない。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※


  高温多湿の時季。

  天候の急変にも注意し

  万全な体調管理を!

  賢明な生活を心掛け

  健康と幸福を勝ち開け!


        2015年6月9日





     ※☆*寸 鉄*※


比(フィリピン)アブエバ博士との対談集が発刊。非暴力社会建設の確かな指標ここに

     ◇

男女学生部が結成の月を躍進!民衆守る使命の友よ。戦う知性の陣列拡大

     ◇

妙法の功徳は「百発百中」と牧口先生。目標は明確に。強く祈り大きく動け

     ◇

人生とは自分自身の開墾作業ー哲人(アラン)。故に青年は誰より苦労し抜いて光れ

     ◇

放射性物質が今なお最大の環境問題ー白書。持続可能な未来へ衆知を結集






     ※名字の言※


米大リーグのニューヨーク・ヤンキースで、かのベーブ・ルースが3番打者の時代に、4番を張った強打者ルー・ゲーリッグ。彼の打撃成績以上に光を放つのは、2130試合連続出場という大記録だ



勝っておごらず、負けてくじけずの精神力で、一試合一試合を積み重ねた偉業のさなか、彼は病を理由に引退する。チームメートの“それでも、心はいつも共にある”との強い意志から、彼の背番号4は、世界最初の永久欠番となった



ある地域で、定期的に開催される壮年部勤行会でのこと。参加者が署名する用紙に、実際には出席していない友の名前が必ず記載されていた。その友もまた、病と闘っていた



入院中の彼の元へ同志が激励に訪れ、勤行会の話題になった時、彼は言った。「私も同じ時間に、心の中で題目を唱えます」。以来、同志が彼の名前も名簿に記すようになった。同志と心を合わせ、広布への情熱を込めた唱題を重ねた彼は、間もなく退院。元気に、活動の最前線に復帰した                           



心は見えない。だが、心はつながる。“ここにいない彼の分まで”と、“体は別々の場所でも、心は同じ”という思い。この「異体同心」の信心の団結があるところ、歓喜が広がり、それぞれの満足の人生が築かれていく。     (白)



【聖教新聞:2015年(平成27年)6月9日(火)付】 



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