和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

郭公(くわくこう)/名字の言 ≪第.1799号≫

2015年06月10日 06時19分41秒 | 今日の俳句
  あるけばかっこういそげばかっこう
       種田山頭火



  郭公や何処までゆかば人に逢はむ
       臼田亞浪



  郭公や浅間の裾が雲を出づ
       水原秋櫻子



  閑古鳥耳無山に鳴きにけり
       松瀬青々



  木石も風もほとけや閑古鳥
       鷹羽狩行



※ 郭公・閑古鳥・かっこ鳥
 ホトトギス科の鳥。五月半ばに南方から渡来する夏鳥で、低山や平地の樹林に生息する。卵を頬白・鵙・葭切などに孵化させる托卵の習性は時鳥と同じである。
 形も大型ではあるがよく似ているので昔から時鳥と混同されたが、鳴き声はクワクコウ、カッコウ、ハッポウなどと聞こえるのですぐに識別できる。羽色は雌雄同色。やはり時鳥に似ている。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※


  「仏になるみちは

  善知識にはすぎず」

  善き友こそ人生の宝だ。

  互いを高め合う同志と

  黄金の歴史を築きゆけ!


        2015年6月10日





     ※☆*寸 鉄*※


世界一の婦人部が結成64周年。平和世紀の先頭を舞いゆく母達に幸福あれ

     ◇

群馬の日。敢闘精神に燃え立つ人材山脈は堂々。新たなる共戦譜勝ち綴れ

     ◇

「朝朝・仏と共に起き」。白馬の如き祈りで出発!人生勝利の軌道を確固と

     ◇

熱中症の死亡者、9割が室内で発症と。高齢者多し。水分補給・冷房を賢く

     ◇

子育て・雇用など公明が成長戦略提言。政治は結果が全て。実現へ総力を








     ※名字の言※


二つの難病を抱え、ふさぎ込んでいた男子部員。ほとんど外出せず、家族以外は誰とも合わず一日が過ぎる。唯一、彼を訪ねてくるのは男子部の部長だった



朴訥な部長は、静かに話を聴き、言葉少なに語っては帰っていく。足しげく通うが、特に何かを伝えるふうでもない。「なぜ僕のもとへ?」との疑問に部長は一言。「顔が見たいから」。彼は次第に心を開き、活動に参加するようになった



昨年には牙城会大学校に入校し、弘教も実らせた。今、病に負けず、“今度は自分が励ます番”と訪問激励に歩く。彼に発心の理由を尋ねた。「うまく言えませんが、部長が僕のことを“真剣に祈ってくれている”と感じたんです」。言葉の奥の“真心”は、確かに届いていたのだ



仏法では「肉眼」「天眼」「慧眼」「法眼」「仏眼」の五眼を説く。日蓮大聖人は、「法華経を持つ者は、この五眼が自然に具わる」(御書1144ページ通解)と述べ、事象の奥にある本質を見抜く眼は、信心によって得られると教えておられる



どんな人も仏の命、菩薩の命をもった、かけがえのない人材である。透徹した祈りによって、そう見る眼が磨かれ、相手の心に響く誠実な振る舞いとなって表れる。どこまでも真剣な祈りから、「人材の拡大」は始まることを忘れまい。     (靖)



【聖教新聞:2015年(平成27年)6月10日(水)付】 



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