和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

革心43/小説「新・人間革命」

2015年06月19日 06時39分35秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 6月19日(金)より転載】

【革心43】


 共産主義に自らの進路を見いだした周恩来は、それを〓頴超に手紙で知らせた。彼女も、中国の改革を可能にする道を模索し続けていた。そして、「あなたの考え、思想に完全に賛同します。私はあなたたちと同じ道をともに進みたいと尾もいます」(注1)と、伝えてきたのである。                    

 一九二三年(大正十二年)の春、周恩来は葉書で、婉曲的に彼女にプロポーズした。

 「自由な春に向かってとび出そう!すべての束縛を打ち破って!勇敢にとぼう、とび出そう!」(注2)

 彼は、かつて独身主義であると表明していた。中国の改革を、どこまでも最優先するためである。〓頴超は返信で、その考えを変えたのか、と尋ねた。

 周恩来は、率直に、独身主義を改めたことを伝えてきた。恋愛と革命は対立しないことが、わかったからであるという。

 そして、自分が求めているのは、「一生ともに歩むことのできる、すべてを革命のため捧げることのできる強い意志を持った女性です」「君とならすべての困難に打ち勝ち、ともに革命の道を邁進することができると思うのです」(注3)と綴っている。 

 彼の心情に、〓頴超は胸を打たれる。心は結ばれた。改革の同志は、生涯の伴侶となっていくのである。

 〓頴超は、「本当の恋愛」について、自身の考えを、『女星』に記している。

 「純潔な友愛、美的感情が高まり、深化し、個性の接近、相互理解、思想の融合、人生観の一致が基礎となっていなければならないと思います。そしてお互いが共通した学習と事業を持つことによって常に愛情が維持され、深化されなければなりません」(注4)

 二人には、中国の改革、人民の繁栄と幸福という崇高な共通の目的があった。確たる信念の大地に根差した愛であった。

 一般的な感情に流されていく浮草のごとき愛では、風雪の歳月に耐えて、人生の美しき勝利の花を咲かせることはできない。


■ 小説『新・人間革命』の引用文献
 注1・2・3・4西園寺一晃著『〓頴超』潮出版社
 主な参考文献
 西園寺一晃著『〓頴超』潮出版社
  『人民の母ーー〓頴超』高橋強・水上弘子・周恩来 〓頴超研究会編著、白帝社
 ハン・スーイン著『長兄ーー周恩来の生涯』川口洋・美樹子訳、新潮社


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鴉の子/名字の言 ≪第.1808号≫

2015年06月19日 05時09分05秒 | 今日の俳句
  鴉子離れからからの上天気
       廣瀬直人


  烏の子ガードレールに行き昏れて
       久保田由布


  はぐれゐて滅多に鳴けぬ鴉の子
       吉弘恭子


  ごみ捨場初見参の烏の子
       鎌倉喜久恵


  童謡記念日子鴉の良く鳴く日
       小張志げ




※ 鴉の子・烏の子・子鴉・親鴉
 鴉の産卵期は三~六月ごろで、この時期に鴉の巣を見かける。夏には若鳥が巣から地面に降り立って、親鳥と一緒に尻を振って歩いているのを見かけたりする。


【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】




     ※わが友に贈る※


  誠実に話せば

  必ず心は通じる。

  正義の語らいには

  必ず信頼が輝く。

  さあ人間の中へ!


        2015年6月19日





     ※☆*寸 鉄*※


学会の皆様は試練の中で益々強く成長するー博士(インド)。能忍、そこに栄光の道が

     ◇

愛知女性勝利の日。婦女の連帯(スクラム)ありて堅塁の民衆城あり。対話の花満開

     ◇


「読み聞かせ」する父母の心も豊かにー専門家。親子で良書に触れる習慣を

     ◇

高齢者は支えられる側でなく社会支える人材ー白書。多宝会がそれを証明

     ◇

交流サイトのトラブル急増。悪質商法、性犯罪等。顔見えぬやり取りは警戒




     ※名字の言※


オーストリアの文部次官も努めた声楽家のサイフェルトさんが、池田名誉会長との対談集『生命の光 母の歌』(本社刊)でユニークな話を紹介している



人生の「始まり」はいつなのか。オギャーと生まれた時なのか。いやそれよりも前か。後なのか。2人の新米の聖職者が議論したが分からない。そこで近くのベンチにいた老婦人に聞いた。人生は一体、いつ始まるのでしょうか



婦人いわく。「そりゃあ、子どもが成長して巣立っていって、夫と飼い犬が亡くなった時さ」と。子が育ち、連れ添った夫や愛犬がいなくなって、まさに、ここからが私の本当の人生と破顔一笑した婦人。人生いつも「今」が本舞台ということだろう



73歳で絵を始め、81歳で展覧会に初出展、100歳を超え銀座で個展を開き、海外旅行も楽しむ。111歳の女性の歩みを紹介した『111歳、いつでも今から 後藤はつの』(河出書房新社刊)を手に取った。「何かを始めるのに遅すぎることはないわ」。人生の達人の言葉は、挑戦する人の背中をぐっと押してくれる。                                       



日蓮大聖人は「一日の命は三千界の財(たから)にもすぎて候なり」(御書986ページ)と仰せだ。一日を大切に生きる人に、人生は大きな宝物を与えてくれる。今日が常に新しい自分の始まりである                   


 


【聖教新聞:2015年(平成27年)6月19日(金)付】



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6月18日(木)のつぶやき

2015年06月19日 01時43分56秒 | 今日の俳句

室谷克実さん講演「追い詰められた韓国の深層」 2015 05 26 goo.gl/lpTO86


ブログを更新しました。 『室谷克実さん講演「追い詰められた韓国の深層」 2015 05 26』
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ブログを更新しました。 『革心42/小説「新・人間革命」』
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次の @YouTube 動画を高く評価しました: youtu.be/mEZ9tQNXN78?a しあわせ歳時記 1978年3月16日

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ブログを更新しました。 『しあわせ歳時記 1978年3月16日』
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