和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

革心31/小説「新・人間革命」

2015年06月04日 15時50分56秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 6月4日(木)より転載】

【革心31】

 九月十四日、山本伸一ら訪中団一行は、刺しゅう研究所を訪れ、千年の歴史をもつという、蘇州の刺しゅうができあがる工程を見学した。

 最初に案内された部屋には、高さ二メートルの六面のびょうぶがあった。梅、山茶花、竹に鳥を配した、美事な構図と鮮やかな色彩に、一行は目を奪われた。驚いたことに、びょうぶの裏面も同一の絵柄の刺しゅうになっていた。

 伸一が、精緻な技術に感嘆しながら、作業を見ていると、担当者が語り始めた。

 「蘇州の刺しゅうは、伝統的に家内手芸として伝えられてきました。しかし、中華人民共和国が建国されてからは、研究所をつくって、技術の向上や後継者の育成に力を注いでいくようになりました。

 その結果、糸は千種類を数え、刺繍のさし方も、十八種類から、五十種類に増えました。

 また、文化大革命の時代は、デザインも画一化され、労働の姿を強調する作品が中心でしたが、今は、さまざまなものが描けるようになりました。万里の長城などの景色や、花鳥魚虫の類いにも取り組んでいます」

 文革の時代が終わり、自由の風が吹き始めたことを、心から喜んでいる様子であった。

 自由なくして人間の幸福はない。しかし、自由を手に入れ、幸福を確立するためには、一人ひとりが、自身を律し、向上させていくことが不可欠である。いわば、人間革命の哲学が求められよう。伸一は、それこそが今後の大きなテーマになるであろうと思った。

 刺しゅう研究所に続いて、一行は、蘇州市内の北西部にある景勝地「虎丘」を訪ねた。

 虎丘は、二千五百年前、春秋時代の呉王・闔閭が埋葬されて三日、白い虎が蹲っていたという伝説から、「虎丘」と名づけられたとされる。

 三十メートルほどの丘の頂には、八角七層のレンガ造りの虎丘塔(雲岩寺塔)がそびえ立つ。塔の高さは四十七、八メートルほどあり、完成は西暦九六一年である。塔は、地盤沈下によって約三度傾き、「東洋の斜塔」といわれているとのことであった。



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白絣/名字の言 ≪第.1793号≫

2015年06月04日 07時02分20秒 | 今日の俳句



◆法華経スペイン語版発刊 池田大作SGI会長が学会版に序文

 待望の『法華経』スペイン語版が、「創価学会版」と、学術書の大手である「ヘルダー出版社版」として発刊された。
 英語、中国語とともに世界三大言語の一つであるスペイン語。使用人口は海外20カ国以上で4億人にのぼる。
 スペイン語版は、両版とも創価学会版『妙法蓮華経並開結』の英語版(2009年)をもとに、「妙法蓮華経」の部分を重訳したもの。
 「ヘルダー出版社版」の出版記念会は5月19日、首都マドリード市内で行われ、来賓や関係者が出席した。
 席上、監修を務めた国立マドリード大学のカルロス・ルビオ教授が登壇した。
 ルビオ教授は『新スペイン語辞典』(研究社)、『クラウン和西辞典』(三省堂)などの発刊に携わった言語学と翻訳理論の権威。スペイン語版『御書』の出版(2008年)にも尽力してきた。
 講演の中で、ルビオ教授は「法華経は日本の古典文学に多大な影響を与えてきました。日蓮大聖人の出現によって、法華経の精神は、滔々と流れる水のように、人々の心に希望を送り続けています。スペイン語版の発刊は、スペイン語圏の人々の生き方にも新たな価値をもたらすでしょう」と語った。
 インドの宗教・歴史学を専門とするハビエル・ルイス・カルデロン博士は、法華経こそ人間と環境との融合、人間に無限の可能性があることを説いた随一の経典であると述べ、スペイン語版の刊行を心から祝福した。
 このほか、「ヘルダー出版社」のライムンド・ヘルダー社長、「スペイン仏教連盟」のアントニオ・ミンゲス初代会長、スペイン法務省の外郭団体「多元性と共生」のフェルナンド・アリアス事務局長、同国SGI(創価学会インタナショナル)のカプート理事長らがあいさつした。
 池田SGI会長は、「創価学会版」に序文を寄せ、「(スペイン語版『法華経』は)スペイン語を理解する世界4億人にものぼる広範な人々との対話の道を開くことはもとより、人間主義に貫かれた法華経の理念と精神を世界に発信する大いなる一書となるに違いない」と期待を綴っている。
 万人に尊極の生命を見る”諸経の王”法華経。スペイン語版の発刊は、世界の混迷の闇を打ち破る、豊かな精神の光になるだろう。


【SEIKYO online:2015年 6月3日付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html





     ※今日の俳句※



  妻なしに似て四十なる白絣
       石橋秀野



  白地着てせつぱつまりし齢かな
       長谷川双魚



  白地着てこの郷愁の何処よりぞ
       加藤楸邨



※ 白絣・白地
 白地に紺・絣・茶などの絣の模様のある織物。麻や木綿が多い。夏の衣服に用いる。婦人の着物にも白絣はあるが、男性の場合が一般的であろう。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





     ※わが友に贈る※


  苦労を人生の宝に!

  悲しみを励ましの力に!

  全てを価値へと

  転換しゆくのが仏法だ。

  断じて負けるな!
  

        2015年6月4日





     ※☆*寸 鉄*※


「世界池田華陽会の日」誓いに生きる青春尊し!朗らかに幸福の門を開け

     ◇

嬉しさのあまり折伏すれば自然と功徳が溢れるー恩師。体験と感動語ろう

     ◇

「尊敬が友情の大切な要素である」哲人(エマソン)。率直な対話こそ最高の尊敬の0証

     ◇

「凡夫は志ざしと申す文字を心へて仏になり候」広宣流布へ!目標定めて

     ◇

災害拠点病院の25%、道路冠水すれば機能不全。最悪想定し万全の備えを








     ※名字の言※


火山の噴火や地震がつづく日本列島。鹿児島・口永良部島では、新岳の爆発的噴火で全島民が避難している。被災した方々に、心からのお見舞いを申し上げたい



同島の壮年に話を聞いた。彼は20年前、事故に巻き込まれ、膵臓が破裂。一命を取り留めたが、術後の痛みが取れず、湯治のために島へ移り住んだという。島の豊かな自然が、彼を癒してくれた。徐々に痛みは和らぎ、島の発展にも尽力。学会の先駆長(ブロック長)を10年以上努めてきた



先月29日の噴火で、彼は屋久島に避難した。いったんは避難所に入ったが、今は鹿児島市に住む息子の元に身を寄せる。島を離れ、友と別れ別れの今、それでも前を向けたのは、池田名誉会長の励ましの伝言が届いたからだという。島に戻る日を心に描きつつ、「広布のために、やり残したことがある」と誓う



小説『新・人間革命』には、たびたび離島の友の奮闘が描かれる。「布陣」の章では、鹿児島の離島の同志をたたえ、「心の距離は、決して場所によって決まるものではない」と。離れても師弟の心は結ばれている



信仰の真価は、晴れの日よりも、むしろ嵐の中でこそ光る。困難の時こそ、信仰に生き抜く人生の気高さを知る。苦難と戦う同志が、それを教えてくれる。     (剣)






【聖教新聞:2015年(平成27年)6月4日(木)付】



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6月3日(水)のつぶやき

2015年06月04日 01時46分21秒 | 日本

【寺社油事件】在日韓国人で1979年に日本に帰化、家族が正直に話してほしい goo.gl/FxmLbh


ブログを更新しました。 『【寺社油事件】在日韓国人で1979年に日本に帰化、家族が正直に話してほしい』
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