和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

1月24日(土)のつぶやき

2015年01月25日 01時46分05秒 | 日本

広宣譜54/小説「新・人間革命」

2015年01月24日 13時58分11秒 | 今日の俳句
「聖教新聞」 2015年(平成27年) 1月24日(土)より転載


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【広宣譜54】

 鳥取の同志は、米子文化会館に次々と詰めかけ、勤行会の会場となる大広間は、瞬く間にいっぱいになっていった。子ども連れの婦人や、お年寄りも多かった。大広間以外の部屋も、人で埋まっていく。勤行会は、とても一度では終わりそうになかった。

 山本伸一は、毅然として言った。

 「皆さんが来られる限り、勤行会は、何度でも行います!」

 午前十時半、一回目の鳥取支部結成十八周年記念勤行会が開催された。伸一は鳥取の広宣流布と、全同志の一家の繁栄と幸せを祈念したあと、懇談的に話し始めた。

 「皆さんも、よくご存じのことと思いますが、日寛上人は『この本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱うれば、則ち祈りとして叶わざるなく、罪として滅せざるなく、福として来らざるなく、理として顕れざるなきなり』と仰せです。御本尊の、この偉大なる功力に、万人が平等に浴することができる。

 しかし、それには、『勇気ある信心』が必要なんです。勤行をするにせよ、仏法対話をするにせよ、何かをなそうとするならば、常に勇気が求められます。

 日蓮大聖人の仰せのままに、正しい信心を貫こうとすれば、魔が競い起こり、当然、意地悪もされます。弾圧もあります。

 ゆえに大聖人は、『日蓮が弟子等は臆病にては叶うべからず』(御書一二八二ページ)と厳しく指導されているんです。

 また、この信心を貫き、必ず幸せになってみせるという『確信ある祈り』が大事です。

 仏法対話も確信で決まります。確信という魂があってこそ、理論も、体験も、より説得力をもつんです。

 「勇気」と「確信」で、わが人生を開き、広布を開き、すべてを勝ち越えていってください」

 伸一は、勤行会が終わるや、大広間に入りきれなかった人たちが待機している別室へ向かった。

 力の限り、同志を励まし抜く――その繰り返しのなかから、広宣流布の大波が起こる。



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広宣譜53/小説「新・人間革命」

2015年01月24日 13時39分01秒 | 今日の俳句
「聖教新聞」 2015年(平成27年) 1月23日(金)より転載


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【広宣譜53】


 山本伸一が蛍の舞を眺めていると、「中国の歌」の作曲を担当した壮年たちが、「曲が出来上がりました」と言って、カセットテープとデッキを持ってやって来た。

 「待っていたんだよ」

 伸一は、蛍が輝く庭で、そのテープを聴いた。そして、歌詞の書かれた原稿用紙を広げた。彼の周りにいた人が、懐中電灯で歌詞を照らしてくれた。

 彼は、曲に合わせて歌を口ずさみながら、赤鉛筆を手にし、歌詞を推敲し始めた。

 「一番の最後は、『進みゆかなん 手をば結びて』ではなく、『進み跳ばなん 手と手結びて』にしよう。中国の皆さんの躍動する心を、表現しておきたいんです」

 二、三カ所、手を加え、再度、歌詞を読み返すと、力強い声で言った。

 「よし、これで決定だ!」

 歌詞の書かれた紙に、赤鉛筆で「決」と認めた。

 作曲をした壮年が、伸一に言った。

 「先生! 『友は燃え』など、三行目の終わりは、繰り返した方が、音楽的に安定するのですが、そうしてもよろしいでしょうか」

 「かまいません。お任せします。

 昨日から、作曲で苦労されたでしょう。しかし、その分、曲が練り上げられ、すばらしい曲になってきていますよ。名曲です。ありがとう! あなたの名前も、この歌と共に永遠に残ります。おめでとう!」

 学会のリーダーに不可欠なものは、一つ一つの物事の背後にある、人の苦労を知っていくことである。そこから励ましも生まれる。

 翌七月二十一日、米子文化会館の前には、早朝から車の列ができていた。前夜、勤行会が開催されるという知らせが鳥取県内を駆け巡り、全県下から訪れた会員が、開門を待っていたのである。その様子を見た伸一は、近隣の迷惑になってはならないと思い、皆に会館へ入ってもらうように県幹部に指示した。

 「私は、会員の皆さんとお会いするために鳥取県へ来たんだ。さあ、全力投球するよ」




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枯萩/今日の俳句 ≪第.1662号≫

2015年01月24日 06時25分43秒 | 今日の俳句
■<2015年(平成27年)1月24日(土)>■



◆アルゼンチン・タンゴの新星「ラ・フアン・ダリエンソ」のリーダー・ラサリ氏から池田大作名誉会長に献呈曲「永遠の桜」◆

【聖教新聞:2015年 1月23日(金)付】


 アルゼンチンのタンゴ界で今、注目を集める「ラ・フアン・ダリエンソ」の若きリーダーであるファクンド・ラサリ氏から、民音創立者の池田大作名誉会長に献呈曲「永遠の桜」が贈られた。同曲の贈呈式は19日、東京・信濃町の民音文化センターで行われ、22日に群馬・前橋市のベイシア文化ホールで開幕した「民音タンゴ・シリーズ」の第46回公演「ドラマチック・タンゴ『電撃のリズム』ラ・フアン・ダリエンソ」で初演された。


 小刻みに鋭いリズムを響かせるバンドネオン。ピアノや弦楽器との絶妙な間合いが独特の世界を生み出していく。人生の希望、そして悲哀を鮮やかに描く躍動のダンスと熟練の歌声――「民音タンゴ・シリーズ」開始45周年の開幕を飾る圧巻の公演は、大きな拍手に包まれながらフィナーレへ。熱気が冷めやらぬ中、献呈曲「永遠の桜」が紹介された。

 バンドネオン奏者で楽団リーダーのラサリ氏は、曲に込めた思いをこう語る。

 「池田博士の生き方を学ばせていただき、『生きることの喜び』を大変に重視しておられると感じました。博士が幼少期に大切にされていた桜の記憶を永遠にとどめるとともに、博士の心にある生の喜びを奏でたいと思い、作曲しました」

 同曲は、小説『新・人間革命』を読み込んできたという氏が、東京・大田区の名誉会長の実家に植えられていた「桜」について綴られた場面をモチーフに作曲したもの。

 情感あふれる演奏が終わると、会場から万雷の拍手が送られた。

 戦争の愚かさを訴えるとともに、平和・文化・教育の運動を通して世界平和を推進してきた池田名誉会長の事績をたたえた献呈曲。

 楽団結成時から日本で公演することを目標にしてきたと語るラサリ氏が、「ぜひ日本で演奏したかった」と語る一曲だ。

 本場アルゼンチンで活躍するトップクラスのミュージシャンを招聘し、多くのファンを魅了してきた「民音タンゴ・シリーズ」。

 今回、来日した楽団は1940年代に絶大な人気を誇った「フアン・ダリエンソ楽団」のスタイルを蘇らせた注目の新星。リーダーのラサリ氏は「フアン・ダリエンソ楽団」で第1バンドネオン奏者を務めたカルロス・ラサリ氏の孫にあたる。

 公演では、タンゴの名曲を中心に、実力派歌手のロダス氏、昨年のタンゴダンス世界選手権ステージ部門の優勝ペアをはじめとする3組のダンサーら、トップクラスのアーティストを交え熱演。タンゴの魅力を余すところなく伝えている。

 公演は3月まで。全国27都市で行われる。

【聖教新聞:2015年 1月23日(金)付】




     ※今日の俳句※


  新薬師寺枯萩にまだ手をつけず
       安住 敦


  鶴塚に日のふりそそぎ萩枯るる
       宮内林童


  枯れし萩焚いてけむりの中に僧
       西村公鳳



※ 枯萩・萩枯るる。
 萩はマメ科のハギ属の落葉低木の総称。冬は葉が落ちて侘しい姿になる。栽培されている場合は、葉が落ちると根元から刈り取って、翌春の芽だしに備えるのが普通。
→萩(秋)
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】



     ※わが友に贈る※
【聖教新聞:2015年(平成27年)1月24日(土)付】

  
  対話に挑む青年を

  全力で応援しよう!

  皆が使命の大人材。

  先輩の励ましが

  壁を破る力となる!


      2015年1月24日



     ※北斗七星※
【聖教新聞:2015年(平成27年)1月24日(土)付】


「公明党の若手はしっかりしているね」。昨年末の衆院選の際、電話口で知人が漏らした一言に、思わず笑みをこぼした。衆院解散前の秋の臨時国会。若手衆院議員がローカル(地方)経済圏を活性化せよと政府に迫った。知人はその委員会質問を紹介した本紙の報道を読んでいた



質問はこちらもはっきりと記憶していた。地域活性化に成功している島根県隠岐諸島の海士町を視察したことから切り出し、「島の未来は自ら築くとの誇りと気概で、都市部の人をも巻き込んで島を活性化している」「地方創生は人こそ命と実感した」と



続いて隠岐のような成功例を全国に広げるために、農林水産業や小売業の生産性の向上、中小企業を支える地域金融機関の目利きを強化するべきと具体的な提案で締めくくっていた



現場発の提案型は公明党議員の伝統だ。「いい質問は人の心に残り、国をも動かす」。駆け出し記者のころベテラン議員が言っていた言葉を思い出した



26日に通常国会が開幕し、3・5兆円規模の経済対策を盛り込んだ補正予算案の審議からスタートする。プレミアム付き商品券の発行などに活用できる各種交付金が設けられている。早期成立に全力を挙げ、同時に国民の琴線に触れる質問によって、4月に迫った統一地方選勝利へ大きな追い風を起こしていきたい。(辰)







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:人参/今日の俳句 ≪第.1661号≫

2015年01月23日 06時14分50秒 | 今日の俳句

■<2015年(平成27年)1月23日(金)>■



     ◆“新しい力”で寄り添う <上>◆

【公明新聞:2015年1月22日(木)付】



【写真】「お困りの事は何でも教えてください」。仮設住宅に暮らす金野さん(左端)の話に耳を傾ける角田氏(右端)=13日 岩手・陸前高田市


     被災地担当 衆院新人4氏を追って

 東日本大震災から今年3月で満4年。公明党は、被災地の担当国会議員の体制をさらに強化し、最優先課題である復興加速へ、地元議員さらには、全国の地方議員と一体となって総力で取り組んでいる。これには、先の衆院選で初当選した新人4氏も加わり、早速、現場へ。“新しい力”で、被災者に寄り添い、生活再建と故郷の再生へ挑む姿を紹介する。



※ “一人の声”から復興を前へ

角田秀穂氏(岩手県担当)

 寒風吹きすさぶ、三陸の冬。仮設住宅での暮らしは、いや増して、その寒さを厳しいものにしている。

 岩手県陸前高田市の竹駒町仲の沢仮設団地。角田秀穂衆院議員は、地元の公明市議、県議らと金野タミさん(79)宅へ。胸中には「一日も早く当たり前の生活ができるよう力になりたい」との思いが燃えたぎる。

 「お困りの事があったら何でも教えてください」。穏やかな話しぶりと真剣なまなざしに親しみを抱いたのか。「以前は、窓が一重で、風除室もない。おまけにエアコンの取り付けも悪く、本当に寒かった」。金野さんは、3.11から続く困難な日々を、堰を切ったように打ち明けた。

 話を受け止めた角田氏は「皆さんの悩みの解決へ、市、県、国の公明党議員が力を合わせて頑張ります」と約した。

 「“一人の声”から復興を前に進めたい」との誓いも新たに現場を駆ける。



※ 原発事故 帰還住民の生活支える

真山祐一氏(福島県担当)

 福島・広野町に戻って暮らす住民と懇談する真山氏。「希望ある復興のため、全力で働く」との決意は固い=19日東京電力福島第1原発20キロ圏のちょうど外側に位置する福島県広野町。町内から第1原発へと続く国道6号は、作業員らを乗せたバスやワゴン車がひっきりなしに行き交う。

 「帰還した人たちは、今どういう思いで暮らしているのか」。真山祐一衆院議員は、現場の状況を肌身で感じるため、町内そして、住民のもとへ足を運んだ。

 「顔を知らない人が多くて、夜は特に不安」「ごみの出し方を改善してほしい」。町に戻った町民の2倍にもなる作業員との“共生”を望む声に、真剣に耳を傾ける真山氏。「皆さんが生活しやすい環境を整えていく」と力を込めた。

 町では、県立中高一貫校「ふたば未来学園」の開校を4月に控え、日本サッカーの合宿の聖地「Jヴィレッジ」の復活も見えてきた。

 「福島の未来のため、力を尽くす」。この決意のまま、真山氏は国会の初論戦に挑む。




     ※今日の俳句※


  人参は丈をあきらめ色に出づ
       藤田湘子


  人参を嫌ひと言へぬ母の目よ
       稲畑汀子


  人参を抜き大山を仰ぎけり
       庄司圭吾



※ 人参・胡蘿蔔(にんじん)。
 セリ科の一・二年草。アフガニスタン原産で、中国を経て渡来した。根は黄橙色の逆円錐形に肥厚し、比較的短根のものと長根のものとがある。
 肉質は緻密で、芳香と甘味がある。冬収穫されるのは、東洋系の「滝の川」「金時」など。西洋系の「三寸」は季節に関係なく収穫される。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】



     ※わが友に贈る※
【聖教新聞:2015年(平成27年)1月23日(金)付】

  
  今の「労苦」は

  人生の「宝」に成る。

  ゆえに負けるな!

  未来の飛躍を期して

  挑戦の中で心を磨け!


      2015年1月23日



     ※北斗七星※
【聖教新聞:2015年(平成27年)1月23日(金)付】


30年の長きにわたり、特別支援教育に携わってきた養護学校教諭の形から先日、「書評欄で紹介してほしい」と一冊の著書が送られてきた。扉を開くと「重度重複障碍児の寝返り指導」「重度重複障碍児の自発行動を促す支援」といった章が並んでいる



章名が示す通り、一般向けというより指導報告や事例をまとめた専門書だった。書評で専門書を取り上げるのはまれだ。なぜ小紙を頼られたのか



実は20年前に、教諭が著した子育てアドバイス本を小紙が紹介したことがあったからだ。当時の掲載紙のコピーも依頼書に添えられていた



ただ、前回と今回の著書では内容が違う。「申し訳ありませんが」とお断りの理由を書いた手紙を送るしかなかった。すると後日、「丁寧な手紙をありがとうございました」との礼状が。そこには、複数の新聞社に書評を依頼したがどこからも返事がなく、小紙からの“反応”が初めてだったとの喜びが綴られ、さらには昨年の衆院選比例区では公明党に一票を投じたことも書かれていた。



教諭の方が支持者かどうか手紙からは分からないが、長い歳月、書評欄を通して公明党ならびに小紙と繋がっていたことは確かなようだ。地方で特別支援教育に奮闘されるこの方に、改めて感謝の思いと「頑張ってください」とのエールを送りたい。(流)



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1月22日(木)のつぶやき

2015年01月23日 01時47分39秒 | 日本

ブログを更新しました。 『中国産割り箸、水槽に入れると金魚死ぬ猛毒だよ|竹田恒泰チャンネル』
ameblo.jp/hirokiwai/entr…



広宣譜52/小説「新・人間革命」

2015年01月22日 18時29分49秒 | 今日の俳句
「聖教新聞」 2015年(平成27年) 1月22日(木)より転載


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【広宣譜52】


 中国の方面幹部が、「以上で懇談会は終了いたします」と、閉会を告げた。しかし、参加者は、近況などを報告しようと、山本伸一の周囲に集まって来た。

 皆が、次々と語りかけた。

 「先生、二十年前、大病を患っていましたが、信心してこんなに元気になりました」

 「家を新築し、座談会場として提供させていただいております。ぜひ一度、わが家にお寄りください」

 「そうですか。よかったね。本当によかった。嬉しいです。皆さんのお宅にも、可能な限りおじゃましますよ」

 彼は、一人ひとりの報告に耳を傾け、励まし、対話を続けた。

 皆の魂に、生涯の思い出を刻めるか。生涯の決意を促せるのか――必死だった。

 瞬間瞬間に、一声一声に、魂を込め、全力を注いだ。そうしてこそ、励ましなのだ。

 懇談を終えた伸一は、別室に移動し、代表に贈るため、激励の言葉を色紙や書籍に揮毫していった。作業に休みはなかった。

 決裁書類に目を通しながら、峯子に語った。

 「『中国の歌』の曲が調整できたら、もう一度、歌詞も検討しよう。最高の歌を完成させたいね!」

 彼の心は躍っていた。

 午後九時過ぎ、伸一は、米子文化会館の庭に出た。星々の煌めく空に、満月が皓々と輝き、大山のシルエットが、くっきりと浮かび上がっていた。

 彼は、月天子を仰いだ。心に詩興が湧くのを覚えた。

 その時、庭の片隅から幾筋もの光が踊った。蛍である。ほのかな光が千々に乱れ飛び、幻想的な美しい絵巻が描き出された。

 彼は、蛍の舞に目を凝らし、つぶやくように、傍らにいた幹部に言った。

 「鳥取の皆さんの真心を、映し出しているかのような、清らかな光だ。今宵は、星か、蛍か、満月か……。すばらしいね。お伽の世界にいるようだ」





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:大根/今日の俳句 ≪第.1660号≫

2015年01月22日 06時13分27秒 | 今日の俳句

■<2015年(平成27年)1月22日(木)>■



◆ブラジル・ボトランチン市議会 池田大作SGI会長夫妻に顕彰盾◆



【写真】ボトランチン市議会のマルチンス議長(最前列左から4人目)が、授与式の出席者と記念のカメラに納まった(同市議会議場で)


 ブラジル・サンパウロ州のボトランチン市議会が、世界平和建設への貢献を讃え、池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長夫妻に「顕彰盾」を贈った。同市議会議場で行われた授与式(昨年12月23日)には、発議者のエベル・デ・アウメイダ・マルチンス議長をはじめ、市民ら約100人が出席した。

     ◇ 

 州都サンパウロから西へ約100㌔。山岳地帯に位置するボトランチン市は、国内有数のセメントの生産地として知られ、主要都市へと続く高速道路網が整備された交通の要所でもある。

 同市のあるサンパウロ州では、ブラジルSGIに深い理解と共感が寄せられている。

 これまで、SGI会長のリーダーシップのもと、平和・環境展示を各地で開催。音楽隊・鼓笛隊の友は、独立記念日等の祝賀行事に出演を重ねている。

 また、読み書きができない人に対する「識字教育運動」を推進。牧口初代会長の創価教育学説に基づいた「牧口教育プロジェクト」の実践校も数多い。

 こうした取り組みを目の当たりにしたマルチンス議長は〝市のさらなる発展のためにはSGI会長の哲学が必要〟と確信。自らが発議し、市議会の全会一致で「顕彰盾」の授与が決議された。

 国歌斉唱で始まった式典。マルチンス議長からブラジルSGIの代表に「顕彰盾」が託されると、会場は万雷の拍手に包まれた。

 議長は感動の面持ちで語った。

 「池田会長夫妻の傑出した社会貢献を顕彰できたことは、私たちにとって、大変な栄誉です」「わが市議会の最大の目的は、社会に善を施すことです。他者を思いやり、教育の発展に尽力される会長夫妻とSGIの皆さまに、心から敬意を表します!」


【聖教新聞:2015年1月21日(水)付】




     ※今日の俳句※


  禅寺の縄を抜けたる大根(だいこ)かな
       石飛如翠


  大根ぬきに行く畑山にある
       尾崎放哉


  大根煮て息子古風に育てけり
       石川昌子



※ 大根・だいこ・おほね・すずしろ・大根畑
 中央アジア原産とみられるアブラナ科の二年草。主に地下の多汁・多肉質の長大な根を食べるが、葉も食べられる。
 根の形と大きさは種によって多様で、桜島大根などは直径30センチ、重さ一五キロ余りのものも珍しくない。
「すずしろ」は古名。葱と同じく年中獲れるが旬は冬である。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】



     ※わが友に贈る※
【聖教新聞:2015年(平成27年)1月22日(木)付】

  
  「どうなるか」ではなく

  「どうするか」だ。

  自身の変革から

  全てを始めよ!

  胸中に新生の太陽を!


      2015年1月22日



     ※北斗七星※
【聖教新聞:2015年(平成27年)1月22日(木)付】


敗戦後の奇跡的な経済成長や民主化の実現など、比較されることの多い日本とドイツだが、政党については大きな違いがある。昨年末、6年間のドイツ勤務を終えて帰国した友人と話して、あらためてそれを実感した                             



ドイツでは、政党についての報道で党員数に言及されることが少なくない。「キリスト教民主同盟(CDU)45万9878人」「社会民主党(SPD)46万1537人」「キリスト教社会同盟(CSU)14万7000人」などという具合だ



この国では、政党は基本法で法的地位が明記されている。また、会計報告書を連邦議会議長に提出することが義務づけられ、報告書には12月31日現在の党員数を記載することになっている



わが国では、政治資金規正法などで「国会議員5人以上」などの政党要件が定められているものの、憲法に明確な規定はない。「政党は我々のもの」とばかりに、国会議員が、年中行事のように離合集散を繰り返し、政党への国民の信頼は低下するばかりだ



地域住民と国政を結びつける党員の存在なくして、政党政治は前進しない。公明党にとって、4月の統一地方選挙は、党員、支持者、地方議員、国会議員のネットワークをさらに強化する重要な戦いである。これまで地域で得てきた信頼を土台に、着実に支持を広げていきたい。 (山)



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広宣譜51/小説「新・人間革命」

2015年01月21日 09時51分06秒 | 今日の俳句
「聖教新聞」 2015年(平成27年) 1月21日(水)より転載


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【広宣譜51】

 広宣流布をいかに進めるかは、各地域によって異なってこよう。たとえば、人口過密な大都市と、過疎の山村や離島とでは、人びとの生活や人間関係等にも違いがある。その実情に即して、仏法理解の進め方、学会活動の在り方を、考えていかねばならない。

 日蓮大聖人は、「其の国の仏法は貴辺にまか(任)せたてまつり候ぞ」(御書一四六七頁)と仰せである。そこに暮らす人びとが、わが地域の広宣流布の責任をもつのだ。

 地域に応じて、活動の進め方は異なっても、広布を推進する根本原理に変わりはない。

 第一に大切なことは、なんとしても、この地域を広宣流布していこうという「決意」である。自分が広布に一人立って、わが手で、この地域を幸福の園にしようという一念と行動がなければ、何年、何十年たとうが、何一つ現状を変えることはできない。

 第二に、学会員が地域で「信頼」を勝ち得ていくことだ。信頼という土壌が耕されてこそ対話も実る。信頼は人間関係の基である。

 第三には、各人が信仰の「実証」を示し切っていくことである。経済革命や病の克服、和楽の家庭の建設などは、当然、大事な実証となる。また、さまざまな人生の試練に出遭っても、それに負けない強い心を培い、人格を磨き、誰からも好かれ、尊敬される人になっていくことは、黄金の輝きを放つ実証といってよい。

 この「決意」「信頼」「実証」をもって前進するなかに、地域広布の大道が開かれるのだ。

 山本伸一は、懇談会で語った。

 「今回の訪問で、私は鳥取広布の新時代を開きます。真剣勝負で戦います。明日は、県内の会員の皆さんと一緒に、地域広布を祈願する勤行会を行いたいと思います。参加できる方は、全員、いらしてください。すべての会員の方々とお会いしたいんです。

 どうか、皆さんの手で、日本一団結の強い、功徳にあふれた鳥取をつくってください」

 懇談会は終わった。しかし、それは、更なる懇談の始まりであった。


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ねぎ/今日の俳句 ≪第.1659号≫

2015年01月21日 06時44分19秒 | 今日の俳句

■<2015年(平成27年)1月21日(水)>■



     ◆軽減税率 制度設計急ぐ◆




【公明新聞:2015年1月19日(月)付】
https://www.komei.or.jp/news/detail/20150119_16002



     政府・与党が方針確認
     来年度予算案
  




【写真】来年度予算案の年度内成立をめざす方針を確認した政府・与党協議会=19日 国会内

 政府と自民、公明の与党両党は19日昼、国会内で協議会を開き、2015年度予算案について年度内(3月末)成立をめざす方針を確認した。

 席上、公明党の井上義久幹事長は、26日召集の通常国会で14年度補正予算案と15年度予算案、税制改正や地方創生の関連法案などについて、着実に成立を期すと力説。昨年12月に交わした自公連立政権合意を踏まえ、「しっかり議論し、幅広いコンセンサス(合意)を得るため、丁寧な国会運営に配慮していかなければならない」と強調した。

 また、統一地方選が4月に実施されることも踏まえ、予算の早期成立を図ることなどで「統一地方選の(候補者に)追い風となるような国会運営をしていきたい」と述べた。

 一方、菅義偉官房長官は、15年度予算案の国会提出時期について、当初想定されていた2月13日よりも早い提出を検討していることを表明。さらに「『経済最優先』で、14年度補正予算案と15年度予算案や多くの法案があるので、しっかり説明責任を果たしていきたい」と述べた。

 協議会には、公明党の大口善徳国会対策委員長、魚住裕一郎参院会長、西田実仁参院幹事長が出席した。



     ※今日の俳句※


  武蔵野や流れをはさみ葱白菜
       臼田亜浪


  葱植ゑて余生を住むによき島や
       山崎房子


  下仁田の土をこぼして葱届く
       鈴木真砂女



※ 葱・葱(き)・一文字・根深・葉葱・葱畑。
 ゆり科の多年草。独特の香りと辛みがあり、日本料理には欠かせない重要蔬菜。中空で細長い緑の葉と、多数の葉鞘が重なった白い部分戸を食べる。
 一般的に、関東では根深と称し葉鞘の部分を地中に深く作り、関西では葉葱と称して葉を長く作る。年中獲れるが、旬は冬。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】



     ※わが友に贈る※
【聖教新聞:2015年(平成27年)1月21日(水)付】

  
  「ありがとう」の

  言葉を大切に!

  感謝の思いが

  自分の心を豊かにし

  周囲にも喜びを広げる。


      2015年1月21日



     ※名字の言※
【聖教新聞:2015年(平成27年)1月21日(水)付】

NHKの連続テレビ小説「マッサン」の舞台は大阪から北海道へ。国産ウイスキー造りに挑むドラマは、佳境に入っていく



主人公のモデル、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝氏は北海道・余市町に蒸留所を築くにあたり、一人の男を迎え入れた。樽造り名人の小松崎興四郎氏。ウイスキー製造に欠かせない洋樽作りを託したのだ



洋樽は何枚もの板を合わせ、鉄の輪をかけて固定するが、何度か再利用すると、木の収縮により“狂い”が生じる。だが、この名人の樽は何十年使ってもガタがこなかったという



なぜ狂わないのかーー秘訣を聞いた評論家の草柳大蔵氏に、小松崎氏は意外な言葉を返した。「“名人芸”よりも仕事の堅いこと、精神の堅いことが必要」「親方とか上に立つものは、身体で堅いところを示さないといけない。隙をみせたら、工場の中はそこから崩れてゆく」(『現代の名人』現代人社)



国内の洋樽作りは、今もほとんどが手作業。若い職人は、親方と一緒に働く中で技術を習得するしかないという。リーダーが隙を見せず、身体で示さねばならないことは、今も昔も変わらない。後継者を育てる側に不可欠なのは「真剣」と「誠実」。技術はその次。営々たる労作業によって、崩れぬ人材の城は築かれる。(潔)


                                               


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広宣譜50/小説「新・人間革命」

2015年01月20日 17時03分43秒 | 今日の俳句
「聖教新聞」 2015年(平成27年) 1月20日(火)より転載


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【広宣譜50】


 米子文化会館で山本伸一は、午後五時半から行われた地元の代表二百人との懇談会に出席した。

 彼が、新しい「中国の歌」を作っていることを告げると、大きな拍手が湧き起こった。

 まだ制作途中ではあったが、中国方面の幹部に、その歌詞を読み上げてもらった。

 「皆さん、どうですか」

 伸一が感想を求めると、一人の婦人が、「ハイカラな歌だと思います」と答えた。

 「ありがとう。ハイカラとは、懐かしい表現ですね。でも、褒めていただいて嬉しい。まだ、推敲しますからね。

 また、一応、曲もできているんです」

 中国の有志が、一晩のうちに曲を作り、歌と一緒に吹き込んだテープを届けてくれたのだ。皆で、そのテープを聴いた。

 伸一は、参加者に尋ねた。

 「少し、歌いにくいところがあるように思うが、どうだろうか」

 皆が頷いた。伸一は、作曲したという壮年に語りかけた。

 「学会歌は、老若男女、誰もが、自然に、スーッと歌えるようにすることが大事なんです。もう少し調整してみていただけますか」

 伸一の間近にいた、メガネのよく似合う丸顔の婦人が、にこやかに頷いていた。県副婦人部長の出井幸子である。音楽大学を出て、三十五年間にわたって音楽教師を務め、退職したばかりの婦人であった。

 伸一は、出井に言った。

 「出井さんも一緒に検討してください。最高の歌を作りたいんです。女性の意見、センスを反映させていくことが大事ですから。

 歌は、今日中には完成させましょう!」

 強い意気込みがみなぎる言葉であった。

 懇談会で伸一は訴えた。

 「これからは、鳥取や島根など山陰の時代です。ここに、広宣流布の新しいモデルをつくることができれば、日本は変わります!

 『竹の節を一つ破ぬれば余の節亦破るるが如し』(御書一〇四六頁)の原理です」



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福寿草/今日の俳句 ≪第.1658号≫

2015年01月20日 06時47分57秒 | 今日の俳句

■<2015年(平成27年)1月20日(火)>■



     ◆軽減税率 制度設計急ぐ◆




【公明新聞:2015年1月19日(月)付】
https://www.komei.or.jp/news/detail/20150119_16002



     多くの国民が実現期待
     滋賀の年賀会で山口代表
  




【写真】党滋賀県本部の新春年賀会であいさつする山口代表=18日 滋賀・大津市
 


 公明党滋賀県本部(梅村正代表=県議)は18日夜、滋賀県大津市内で新春年賀会を盛大に開催し、山口那津男代表をはじめ浮島智子、樋口尚也の両衆院議員、山本香苗、石川博崇、杉久武の各参院議員らが出席。三日月大造県知事、自民党国会議員など各界から多数の来賓が参加した。


 山口代表は消費税の軽減税率について、「今なお国民の8割が期待している。この期待に素直に応えるのが政治姿勢の基本だ」と強調。「今月に与党で議論を開始し、秋口にも制度設計を整え、秋の臨時国会で法案を提出できるスピード感で臨みたい」と語った。


 また、地方創生について「人口減少社会を迎えた日本にとって喫緊の課題」と力説。来年度予算案と今年度補正予算案によって、子育て支援や介護人材の処遇改善などを含めると「地方創生に3兆円以上の予算措置になり、強力に推進していく」と述べた。


 梅村県代表は、経済、環境、防災など県内の公明党の実績に触れながら「生活の中で安心を実感できる政治の推進力が地方議員だ」と述べ、こかわ清美県議、中村さいじろう党県みらい元気づくりプロジェクト事務局長(ともに県議選予定候補)らを紹介。統一地方選での支援を訴えた。




     ※今日の俳句※


  片づけて福寿草のみ置かれけり
       高浜虚子


  下町や軒端の鉢の福寿草
       石塚友二


  裏山にゑくぼの日ざし福寿草
       成田千空



※ 福寿草・元日草。
 キンポウゲ科の多年草。山地の自生するが、多くは栽培される。根は髭根でたいへん大きい。普通は二~三月が花期で、黄金色の花は常に太陽に向いて開く。
 花後に茎が伸びて二五センチにもなる。正月用の鉢植えは、褐色の鱗片に包まれた芽の端に開花させたもの。
 元日に用いるのでめでたい名を付けられた。変種が多く、歳旦草・側金盞花・長寿菊・賀正蘭など異名も多い。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】



     ※わが友に贈る※
【聖教新聞:2015年(平成27年)1月20日(火)付】

  
  立ち上がるたびに

  一段と強くなるのが

  仏法の真髄だ。

  断じて負けない人が

  最後に必ず勝つ!


      2015年1月20日



     ※北斗七星※
【公明新聞:2015年(平成27年)1月20日(火)付】


「65歳まで会社に勤めたら○○になろうと通信教育を始めた」。そんな目標を書いた大学時代の友の賀状に月日の流れの早さ、人生を自由に描ける平和のありがたさをあらためて感じた



読売新聞(4日付)で「シベリア抑留新資料」の記事を読んだからかもしれない。第2次世界大戦後、日本兵らが旧ソ連で強制労働させられたシベリア抑留。抑留者数は約57万5000人。死者数は約5万5000人という。



『シベリア抑留とは何だったのかーー詩人・石原吉郎のみちのり』(畑谷史代著、岩波ジュニア新書)に、復員者の村山常雄さんが11年かけ自費出版した『ソ連抑留中死亡者名簿』についての記述がある



そこに、『死亡者名簿』巻頭に村山さんが記したことばが紹介されていた。<死者は一人ひとりねんごろに、その固有の名を呼んで弔われるべきであり、この人たちを「名もなき兵士」「無名戦士」などと虚飾して、人類史の襞に埋め戻す非礼は決して許されることではありません。(中略)この死者たち一人ひとりの前に立ちどまり、その名を呼びその声に聞き入ってほしい>



畑谷さんはつづる。「その声」が村山さんにはこう聞こえると。「我らの無念を再びあらしめるな」「戦うことなかれ、銃をとるな」



戦後そして被爆70年。平和への思いを新たにしたい。 (六)

                                               


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広宣譜49/小説「新・人間革命」

2015年01月19日 20時01分48秒 | 今日の俳句
「聖教新聞」 2015年(平成27年) 1月19日(月)より転載


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【広宣譜49】

 米子までの車中で、「四国の歌」の歌詞は出来上がった。山本伸一の一行が、米子文化会館に到着したのは午後四時半であった。

 伸一は峯子と共に、県幹部の案内で文化会館の構内を視察していった。数本の楠の前まで来た時、木にそれぞれ名前をつけてほしいと頼まれた。

 彼は、「右近楠」「左近楠」「牧口楠」「戸田楠」などと命名し、最後の一本の前に立つと、県幹部の顔を見て語った。

 「これは、『無名楠』とします。無名無冠の王者という意味ですが、次の会長が来た時に、名前をつけてもらうためでもあります」

 皆にとって、予期せぬ言葉ではあったが、誰も深くは考えなかった。“会長は、山本先生しかいない”と思っていたし、そうではない学会など、考えられなかったからである。

 伸一には、“広布の未来を展望し、しかるべき人材の流れができたならば、日本の創価学会の会長職は委ねて、自分は世界の広宣流布と平和のために、自由に、全力で走り回りたい”という強い思いがあった。

 伸一の胸には、恩師・戸田城聖が故郷・厚田村の海を見ながら、語った言葉がこだましていた。

 「君は、世界の広宣流布の道を開くんだ。構想だけは、ぼくが、つくっておこう。君が、それをすべて実現していくんだよ」「東洋に、そして、世界に、妙法の灯をともしていくんだ。この私に代わって……」

 御聖訓には、「日は東より出づ日本の仏法の月氏へかへるべき瑞相なり」(御書五八九ページ)、「日は光明・月に勝れり五五百歳の長き闇を照すべき瑞相なり」(同)とある。

 伸一は、自身のその胸のうちを、何度か学会の首脳に打ち明けてきた。自分が会長を退いても、皆で責任を担い、日本の広宣流布の総仕上げをしてほしいとの思いからであった。彼は、世界広布の大空へ大きく飛翔する日を心に描きつつ、日本の組織を盤石なものとするために、全精魂を注いで各地を回っていたのである。


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かまくら/今日の俳句 ≪第.1657号≫

2015年01月19日 07時03分33秒 | 今日の俳句
■<2015年(平成27年)1月19日(月)>■



   ◆「阪神ルネサンスの日」勤行会 全犠牲者を追善 不屈の20年・新たな誓いの出発◆




【聖教新聞:2015年 1月18日付】
http://www.seikyoonline.jp/news/headline/2015/01/1216366_5055.html


 「阪神ルネサンスの日」勤行会が、阪神・淡路大震災から20年の17日、兵庫と大阪の4会場で行われ、震災で犠牲になった全ての方々を懇ろに追善した。

 池田大作名誉会長はメッセージを寄せ、関西家族の復興の歩みは「不撓不屈の軌跡」であるとたたえた。

 友は、さまざまな思いを胸に秘めて、この日を迎えた。

 神戸市中央区の兵庫池田文化会館には、池田洋子さん(地区婦人部長)が母の大杉房枝さんと孫の池田真美亜さんと参加した。

 震災で倒壊した阪神高速道路のすぐ側にあった母の自宅は全壊。父が犠牲に。がれきの中から助け出された母は、池田さんのもとへ身を寄せた。そこで本紙を目にするようになり、何があっても明るい笑顔で進む同志の姿に感銘して入会。「いろいろなことがありましたが、信心根本に乗り越えてこれました。娘に感謝です」

 池田さんは、中学2年の孫を見ながら言った。「普段は震災のことをあまり話さないんですが、きょうはひいおじいちゃんが亡くなった日やから、一緒に祈ろうと誘いました。この子は震災を経験してないけど、震災の教訓を生かし、苦難に負けない強い大人になってほしい。次の世代に伝えるためにも。震災の記憶を絶やさないためにも」

 孫の真美亜さんは、「私も、つらいことがあっても乗り越えていける自分になろうと思いました」と語った。

 神戸市長田区の長田文化会館には、20年の節目に初めて勤行会に駆けつけた友の姿も。北海道の石橋敏明さん(札幌・宝城北区副区長)。震災当時は、長田区の地区部長。町は燃え、被害の大きさにがくぜんとしたが、被災者のために不眠不休で動いた。「あの時、人のつながりが、どれほど大切かを痛感しました。友に希望を送った分、自分が強くなる――震災で学んだこの原点を実践します」。石橋さんは仕事で北海道に転勤したが、民生委員や町内会役員を10年以上続けている。

 西宮市で生まれ育った二十歳の江崎栄花さん(華陽リーダー)。

 震災当時は生後5カ月。地震が襲ったのは夜泣きをして母が授乳をしているさなかだった。震災の記憶はないが、多くの命を奪ったことを後に知る。命の尊さを実感した江崎さんは高校2年の時、東日本大震災の被災者へ希望を送ることをテーマに描いた作品が「こうべ市展」市長賞に。現在、芸術大学でデザインなどを学ぶ。「自身の描く作品を通し、命の尊さや世界平和を啓発していきたい」

 震災時、励ましの最前線で指揮を執った、大西副会長は言った。

 「私たち一人一人に『忘れたいこと』『忘れないこと』『忘れてはならないこと』があります。私たちが『忘れてはならないこと』――それは、この20年、池田先生・奥様はじめ、全国、全世界の同志の祈りと励ましに支えられて、きょうを迎えることができたことです。

 きょうは、新たなる20年へ、誓いの出発の日です」

      ◇ 

 兵庫池田文化会館の法要では、田中喜美江さんが20年の歩みを語った後、韮沢東北総合長が東北の被災地の思いを伝え、「神戸の復興が東北の希望」と強く語った。

 山内関西長は「励ましの絆を大きく広げ、新たな20年を開こう」と強調。広崎総兵庫長、勝本関西婦人部総合長があいさつした。

 長田文化会館の法要では、松本雅子さんが体験発表。中嶋総兵庫婦人部副総合長、西山関西総合長らが励ました。西宮市の西宮平和講堂の勤行会では、巽愛子さんの信仰体験に続き、森田真紀さんのピアノ演奏に合わせて松本雅美さんが独唱を披露。長田総兵庫婦人部総合長、西口副理事長が激励した。

 関西文化会館の法要では、岡本総大阪長と直里同婦人部長が希望のスクラムの拡大をと力説。藤原関西副総主事があいさつした。



     ※今日の俳句※


  かまくらを覗く手形を雪に押し
       原子公平


  燭足してかまくらに子らまだ遊ぶ
       橋本美代子


  煮炊き暖かにかまくらはワンルーム
       清水衣子



※ かまくら。
 秋田県南地方に伝わる小正月行事で、元来は左義長。有名な横手市のかまくらは水神信仰と結びついたもので、二月十五・十六日に行われる。
 小高く積んだ雪を踏み固め、中をくりぬいて造った雪室に水神を祀り、子供たちが火鉢で温めた甘酒を道行く人にふるまう。
 角館町に「火振りかまくら」は、雪の竈で燃やした薪の火を俵に移して振り回す。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】



     ※わが友に贈る※
【聖教新聞:2015年(平成27年)1月19日(月)付】

  
  家庭訪問・個人指導こそ

  友の躍進のパワーだ。

  「一」は「万」の母なり。

  縁する一人に励ましを!

  新たな人材を手作りで。


      2015年1月19日



     ※北斗七星※
【公明新聞:2015年(平成27年)1月19日(月)付】

旅館の大浴場で、教え子を連れ銭湯に行った教師の話を思い出したらしい。「こどもだけではない。大人も銭湯の味を忘れようとしている」。外山滋比古さんが『頭の旅』(毎日新聞社)で嘆いている



確かに一人住まいのころ、よく近所の銭湯に通ったものだ。だが、ここ二十数年、遠ざかっている。銭湯は昨年、全国で3036軒。ピーク時の5分の1以下に。そんな銭湯で、新たな動きが始まっていると聞いた。外国人観光客を呼び込む戦略を展開しているのだ



東京都浴場組合は4ヶ国語で銭湯の歴史など記したパンフレット・SENTOをホームページに載せた。大阪では、銭湯の運営会社が人気漫画の主人公に扮した外国人による解説動画を投稿サイトに掲載。優良企業を表彰する米国スティービー賞のサービス部門金賞に輝いた



世界経済フォーラムが2年ごとに発表する「旅行・観光競争力ランキング」(2013年度版)によれば、日本は140の国・地域中14位と、過去最高位に。アジアではシンガポールに次ぐ順位だ。訪日外国人数も昨年、1300万人を超えた



20年に政府目標の訪日外国人2000万人を達成すれば、経済効果は4・1兆円にもなるという。「銭湯は日本の伝統文化」(SENTO)と位置付け売り出す時代である。業界に限らず、各地方も一層の工夫が必要だろう。(田)
                                               


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