和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

広宣譜43/小説「新・人間革命」

2015年01月12日 14時15分49秒 | 今日の俳句
「聖教新聞」 2015年(平成27年) 1月12日(月)より転載


☆彡------☆★☆★☆*------彡☆o☆:*:.♪☆★☆*------☆彡


【広宣譜43】

 山本伸一は、九州総合長を交代することになった鮫島源治に、厳しい口調で言った。

 「信心には、ヒロイズムも自己陶酔も必要ありません。幹部に“自分が、自分が”という自己中心的な考えがあれば、信心の軌道を踏み外して、勝手なことをしたりする。結局は、大勢の会員に迷惑をかけ、広宣流布の組織を攪乱し、破壊する魔の働きとなる。

 私は、君を、そうさせたくはない。これを契機に、信心の原点に立ち返って、一兵卒の決意で、本当の仏道修行に励んでほしい。これは、信心の軌道を修正するチャンスです。

 幹部にとって、最も大切なことは、“自分は泥だらけになっても、どんなに屈辱を味わっても、仏の使いである学会員を、絶対に守り抜いてみせる、幸せにしてみせる”という一念と行動なんです。格好や見栄ではない。

 もう一度、新しい決意で、一から信心を鍛え直す覚悟で組織を駆け回り、苦労に苦労を重ねて、人間革命していってもらいたい」 

 それから伸一は、吉原力に視線を注いだ。

 「吉原君は、どこまでも誠実に、謙虚に、皆と接していくことです。それによって、信頼を勝ち得ることができるんです。信頼こそが強い人間の絆を結ぶ力になっていく」

 吉原の入会は一九五七年(昭和三十二年)十二月、結核で自宅療養していた大学四年生の時である。入会はしたものの、本気になって信心に取り組む気のない彼のもとへ、毎日のように勤行の指導や激励に通ってくれたのが、男子部の班長であった。それによって吉原は奮起し、病を乗り越え、大学卒業後は建築金物販売会社に就職した。また、第一線組織のリーダーである男子部分隊長になった。

 その時、彼は誓った。

 “私が、信心に奮い立ったのは、班長が通って来て、日々、励ましてくれたからだ。家を訪ねてくれる回数に比例して、私も信心を学び、深めることができた。今度は、私が、それをやる番だ!”

 励ましの連鎖が、人材群を生み出す。大切なのは、最初の一人の行動である。


☆彡------☆★☆★☆*------彡☆o☆:*:.♪☆★☆*------☆彡


七草粥/今日の俳句 ≪第.1650号≫

2015年01月12日 07時49分47秒 | 今日の俳句


■<2015年(平成27年)1月12日(月)>■



 ◆世界の同志が広宣流布の本陣・東京各地で絆を結ぶ交流交歓会◆

【聖教新聞:2015年 1月11日(日)付】
http://www.seikyoonline.jp/news/headline/2015/01/1216261_5055.html



【写真】ペルーの友が同国クスコの伝統舞踊を披露。日本からは、津軽三味線奏者の三好のぶちかさんが「津軽じょんがら節」などを奏でた(日野文化会館で)



【写真】アメリカの友を歓迎。未来部による質問コーナーでは、友の幼少時代などが話題に。「信心は自分を変える力です!」とのエールが送られた(町田文化会館で)


 世界を結ぶ我らの友情の絆――1月度のSGI(創価学会インタナショナル)研修会で来日中の海外のメンバーが10日、東京各地を訪問。広宣流布の本陣で、心一つに交流交歓会を行い、新たな躍進を誓い合った。


◆ペルーの友は立川・日野へ

 ペルーの友は立川と日野へ向かった。
 日野文化会館では、メンバーが到着すると、同国の伝統曲「コンドルは飛んで行く」の音楽で日野池田区の友らが歓迎。ペルーの友は目に涙を浮かべながら、メロディーに合わせて即興のダンスを。初対面にもかかわらず、すぐに心が通い合った。
 集いでは、石川信幸さん・景子さん・和美さん・美幸さん親子と、ペルーのロサ・ゲレーロさんが、信心根本に実証を示した喜びを語った。
 また、パラグアイの友は秋川を訪れた。

◆韓国の友は葛飾へ

 韓国の友は葛飾総区の同志のもとへ。
 葛飾平和講堂では葛飾戸田区のクイーン合唱団が、韓国語の歌で一行を歓迎した。
 「葛飾の皆さん、こんばんは!」。韓国の友が次々と日本語で自己紹介すると会場にどよめきが起こった。
 冨?正幸さん・恵美子さん夫妻に続き、韓国の金善熙さんが、父への弘教を実らせ、中学の国語教師として奮闘する様子をはつらつと。日韓の活動報告リレーに、場内は感動の拍手に包まれた。


◆アメリカの友は町田へ
 世界広布の電源地・アメリカの友は、町田を訪れた。
 「ここで一曲歌います!」――町田文化会館では、体験発表したシェフのビル・バンさんが、信仰の喜びを自作の歌に込め、独唱を。病を克服し、アメリカSGIのフロリダ自然文化センターの料理長として働くバンさんの勇姿に喝采が送られた。
 大手総合電機メーカーに勤める横塚賢志さんは、世界で活躍する日々を報告。師弟の絆が輝く日米の同志の奮闘劇に感動が広がった。


◆タイの友は小金井へ

 小金井文化会館にはタイの友が。小金井黄金区の友が出迎えた。
 集いでは、未来部が軽快にダンスを。タイのメンバーが新年を祝う舞踊を舞いだすと、小金井の同志もその輪の中に。歓喜と声援が会場を包んだ。
 田村美紀子さんが、病魔に打ち勝ち、社会で実証を示した体験を発表。
 タイのブウォン・ジュンシリモントリーさんは、強盛な祈りで苦難を乗り越えた模様を報告し、ティナコーン・セープアさんが世界広布の決意を語った。


     ※今日の俳句※


  成人の日の眼の澄みや機械工
     野村喜舟


  祝ふかに成人の日の鶴舞へり
     岸風三楼


  一番寺の鐘乱打成人の日の老人
     原子公平



※ 成人の日・成人式。
 一月の第二月曜日。以前は一月十五日であった。国民の祝日の一つで、二十歳になった青年男女を祝い励ます儀式が行われる。地方によっては三が日や盆のころに行う。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】



     ※わが友に贈る※
【聖教新聞:2015年(平成27年)1月12日(月)付】


  女子部のロマン総会に

  温かなエールを!

  婦人部の応援に感謝。

  宝の華陽姉妹に

  一人ももれなく幸薫れ!

      2015年1月12日



     ※名字の言※
【公明新聞:2015年(平成27年)1月12日(月)付】


「至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり」。吉田松陰が座右の銘とした孟子の言葉だ。「真心を込めて行動すれば、人の心を動かさないことはない」との意味になろうか



その松陰の生き方を彷彿とさせるエピソードがある。24歳で萩の野山獄に入れられたときのこと。松陰は、書の上手な人や俳句の得意な人など、囚人たちの特技を次々に引き出し、その人に弟子入りする。自らも孟子を講義し、互いに「先生」と呼び合い、教え合うようになっていく



松陰によって長所を見いだされた囚人たちは生きる喜びや希望を持ち、互いに人格を高め合うようになる。松陰の人を思いやる心と行動は、劣悪な環境である獄中さえも活気溢れる学びの場に変えていった



今年の統一地方選の最大のテーマは「地方創生」。公明党は、そのキーワードは「人」にあるとし、「地域に住む『人』が生きる内容にならなければならない」(山口那津男代表)と訴える。そこに住む人々が夢や誇りを持ち、安心して暮らせる地域をつくることが肝心だ



元総務相で日本創成会議座長の増田寛也氏は「『生活者の視点』を大切にしてきた公明党らしい着眼点であり、地方創生の本質を言い表したもの」と。地域に密着し、住民に誠実に寄り添い現場の声を的確につかむ公明党地方議員の出番だ。(紀)


彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡