■<2015年(平成27年)1月25日(日)>■
◆生命尊厳と非暴力の世界を! ◆
◆グアムでSGI発足40周年記念◆
◆平和を願う祭典 ◆
【写真】平和祭が行われた公園に立つ「池田大作・香峯子 平和パビリオン」の前で、参加した友が10年後のSGI発足50周年を目指して誓いのカメラに(17日、グアム・タムニンで)
【写真】ボダーリョ米下院議員(右から2人目)からの「顕彰証書」、リベラ市長(左から2人目)からの「顕彰状」が手渡された(同)
【写真】平和祭では、女子未来部のメンバーらが多彩なジャンルのダンスを披露(同)
南国の独特な湿気を忘れるような、爽やかな風が?をなでる。
平和祭は、1975年1月26日に第1回「世界平和会議」が開かれた国際貿易センターの眼前に広がる公園で行われた。
開会前、公園に面する道に地域の若者が集まり、道行く車や人々に向けてプラカードを掲げていた。
そこに書かれていたのは「PEACE(平和)」。
通過する車が次々とクラクションを鳴らして賛同を示す。
そのやり取りは、共に平和へと進む行進曲のように、晴れ渡る青空に鳴り響いた。
グアム準州のレイモンド・テノリオ副知事は、平和祭の意義について語った。
「グアムには、さまざまな民族が住んでいます。人種や文化的な背景を問わず、未来に向かい、平和のため、地域のために何ができるかを皆で考え、行動していくことが重要です。40年前、池田大作博士はグアムの地でSGI会長に就任され、世界平和、生命尊厳、非暴力の哲学を世界に発信し続けておられます。平和祭は、このSGI会長の思想に基づいて行われるのです」
平和祭の開会式は、リベラ市長自らの司会で幕を開けた。
ボダーリョ下院議員からの「顕彰証書」、リベラ市長からの「顕彰状」が、それぞれSGIの代表に託され、会場から大きな拍手が湧き起こった。
顕彰証書には次のように綴られている。
「SGIは草の根の運動を展開し、核兵器廃絶や持続可能な開発、人権教育や文化交流を推進しています」
「SGI発足40周年を心から祝福するとともに、池田博士がなされてきた、グアム社会と全世界への貢献と功績を賞讃いたします」
笠貫SGI主任副女性部長がSGI会長夫妻の謝辞を代読。平和原点の地・グアムの皆さまと共に平和を築いていきたいと語った。
式典には、グアム準州のジュディ・ウォンパット上院議長、アメリカSGIのナガシマ理事長らも出席した。
午後には、SGIをはじめ各団体が、平和を願う心を込めた歌や演奏、ダンスなどを披露した。
【聖教新聞:2015年 1月24日(土)付】
※今日の俳句※
枯れ枯れて風にかかはりなき芒
塩田月史
冬芒未曾有の光流れけり
進藤一考
路傍の石に夕日や枯すすき
泉 鏡花
※ 枯芒・枯薄・冬芒・枯尾花。
葉も穂も枯れて立ち尽くしている芒。芒はイネ科の多年草。常盤芒という種類は冬でも葉が枯れない。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
※わが友に贈る※
【聖教新聞:2015年(平成27年)1月25日(日)付】
信心の基本は
勤行・唱題にあり!
宿命転換も人間革命も
全ては祈りから始まる。
強き生命力で勝て!
2015年1月24日
※名字の言※
【聖教新聞:2015年(平成27年)1月25日(日)付】
農村を取材で訪れるたび、まず畑の土の様子を見るようになった。団粒状のいい土かどうか、湿り気の具合はどうか、有機物を含んでいるか――作物の種類によって、求められる土の性質は異なるが、「土づくりが農業の基本」と語る農漁光部の友の言葉は、どこにあっても変わらない
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作物の栽培は通常、ある程度、暖かくなってから。しかし、土づくりに季節はさほど関係ない。厳寒の時期、大分県の茶栽培農家を訪れ、こんな話を聞いた。「低温の冬、目立った成長をしない茶も、3月になると、急に動きだす。その時、木を最高の状態にもっていけるよう、土をつくるのがポイントです」。冷たい風の中、誇らしい笑顔が印象的だった
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冬、一見すると動きがないようでも、植物は春への備えを怠らない。温度条件が整って一気に伸びる時、土に十分な肥料があり、酸・アルカリの状態が適切でないと、品質のよい収穫物は期待できないのだ
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寒くても、春へと続く冬だからこそ、打てる手を打つ。基礎を固める。それが勝利の因となる
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「疾風に勁草を知る」(後漢書)。激しい風が吹いてはじめて、丈夫な草が見分けられる。同じように、人生にあっても“冬”に努力を惜しまないことが、福徳の“春”を呼ぶ力となる。(由)
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