和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

広宣譜56/小説「新・人間革命」

2015年01月27日 17時06分22秒 | 今日の俳句
「聖教新聞」 2015年(平成27年) 1月27日(火)より転載


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【広宣譜56】


 山本伸一は、米子文化会館での勤行会を終えると、鳥取県の幹部に言った。

 「勤行会の次は、私の方から出向いて激励します。みんなが総立ちしてこそ、鳥取の大前進がある。そのためなら、なんでもします」

 そして、直ちに米子会館へ向かい、居合わせた人たちを励ましたあと、市内の個人会館である松木会館を訪問した。

 伸一は会場提供者の松木勇・晃恵夫妻から、前日夜の懇談会で「ぜひ、わが会館へ」と請われ、訪問の約束をしていたのである。

 松木の家は、魚の卸売店であった。伸一は、到着した時刻が午後二時であることから、仕事のじゃまにならぬよう、あいさつだけして帰ろうと思った。

 作業場の戸を開けると、主の勇が長靴を履き、ホースで水を撒いていた。彼は四十代半ばで、温厚な人柄の壮年である。

 勇は、「こんにちは!」という声に振り返った。伸一の笑顔があった。思わず絶句した。そこに、妻の晃恵が飛んできて、「先生! おいでくださってありがとうございます」と元気に言い、二階の応接間に案内した。

 伸一が仕事の様子を尋ねると、夫妻は、浮かぬ顔で、商売が思わしくないため、魚の卸売りをやめて、魚の加工業を始めようと考えていることを語った。

 伸一は、転業は焦るのではなく、しっかり準備を重ね、時機を見極めていくことが大切であるとアドバイスし、こう励ました。

 「現実の社会は泥沼のようなものです。いつ足をすくわれるかもわからない。競争も激しい。過酷です。そのなかで懸命に信心に励み、戦い、智慧を絞り、勝ち抜き、その実証をもって広宣流布していくんです。それが地涌の菩薩の使命なんです。

 『仏法は勝負』だ。したがって、断じて、社会にあって勝っていかねばならない――そう決意して祈り抜いていくことですよ」

 そして、伸一は、夫妻が所属する住吉支部の同志に、句を詠んで贈った。

 「住吉の 蓮華の花の 笑顔かな」



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冬菫(ふゆすみれ)/今日の俳句 ≪第.1665号≫

2015年01月27日 06時31分57秒 | 今日の俳句

■<2015年(平成27年)1月27日(火)>■



◆中国の方面歌「地涌の讃歌」銘板除幕 鳥取米子文化会館で総県の集いも◆



【写真】米子文化会館の「ひまわりホール」に中国の方面歌「地涌の讃歌」の銘板が完成。除幕の後、参加者が同歌を歌い、さらなる躍進を誓い合った

【聖教新聞:2015年1月26日付】

 中国方面の歌「地涌の讃歌」が誕生した鳥取に、池田大作名誉会長が作成した歌詞を刻んだ銘板が設置された。除幕式が25日、昨年10月にオープンした米子文化会館で行われた。

 「よし、これで決定だ!」――1978年(昭和53年)7月20日、ホタル舞う旧・米子文化会館の庭で「地涌の讃歌」が誕生。続く22日、“ヒマワリ本幹”の名で語り継がれる本部幹部会で発表された。中国の同志はこの歌と共に、広布の大道を駆けてきた。

 歓喜にあふれた除幕式に続き、鳥取広布55周年を祝賀する代表幹部会を同会館で開催。田中総県長、古家同婦人部長は、師と共に栄光の峰へと訴えた。池田副理事長は、共々に祈り、励まし、新たな広宣譜をと語った。




     ※今日の俳句※


  いかを干す手のひらひらと冬菫
       国武十六夜


  陽に遠く機屋の端の冬菫
       梶山千鶴子


  冬すみれ長者ヶ原の高みかな
       伊藤通明



※ 菫はスミレ科の多年草で春の花。日当たりに良い野山では冬の半ばから咲き始めることがある。
→菫(春)
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】



     ※わが友に贈る※
【聖教新聞:2015年(平成27年)1月27日(火)付】


  一対一の対話こそ

  立正安国の大道だ。

  真剣に誠実に

  励ましの心輝く

  友情の光彩を広げよ!


      2015年1月27日



     ※北斗七星※
【聖教新聞:2015年(平成27年)1月27日(火)付】


「選挙は議員の通信簿」。統一選に挑む議員が必勝への決意を述べる中で、先輩議員から言われた話を紹介していた。「どれだけ動いたか、人に会ったか、実績を残したか。4年間、何をやってきたかが選挙の結果に現れる」。先輩の助言を胸に秘め、議員は戦い抜いてきたと力を込めた



近年、各地で民間団体などが議会活動などを採点して、“議員の通信簿”として公表するケースが増えている。一方的な評価で公平性に欠けるという意見もあるが、「見られている」という感覚が、議会によい緊張感をもたらす意味もあるだろう



ただ、先の先輩議員の言う通信簿は、より厳しい評価。候補の当落を決する選挙だ。5期20年間、区議を務め初当選以来、前回票を上回る得票を毎回積み重ねた議員に話を聞いたことがある。「初当選時、4年間で100人の新たな支持者をつくることを目標にした。“地域の御用聞き”が私のキャッチフレーズ」とうれしそうに振り返っていた



地方議員の多くは低廉な報酬の中、懸命に党を支えてくださっている。公明党議員に日曜日もない。火事と聞けば夜中だろうと一番に現場に駆けつける



議会でも「条例を作る活動は公明党が一番熱心」(北川正恭・早稲田大学大学院教授)と評価されている。心から尊敬し、支持拡大にエンジンを掛けたい。(爽)



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