夕凪や浜蜻蛉につつまれて
臼田亞浪
目札をもて行進はむ鬼やんま
三橋敏雄
霧島は霧にかくれて赤とんぼ
種田山頭火
とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな
中村汀女
二三尺宙に抱かれぬ夕蜻蛉
小池文子
※ 蜻蛉・とんぼう・やんま・あきつ・赤蜻蛉・秋茜・麦藁とんぼ・塩辛とんぼ
トンボ目に属する昆虫の総称で、晩春から秋遅くまでいろいろな種類が見られ、どこを飛んでいても趣がある。幼虫のやごは水中生活をする。蜻蛉は成虫・幼虫ともに肉食で他の昆虫を捕食する。大きな複眼が印象的。
都市部では数が減り、「蜻蛉釣り」をする子供の姿も見られなくなった。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
※わが友に贈る※
我が地域の同志を
一人も残らず幸福に!
この強き一念で
大確信の励ましを!
誠実第一で進め!
「2015年9月6日」
※☆*寸 鉄*☆※
神奈川で青年の誓い漲る幹部会。いざ正義の大航海へ!世界の同志と船出
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全国のB長・白ゆり長が活躍。わが地域を功徳輝く仏国土に!開拓勇者よ
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祈りを込めた対話には、強い強い仏の力がこもるー恩師。自信満々と挑戦
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国勢調査を装う不審電話相次ぐ。巧妙な個人情報狙う手口。冷静に撃退を
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突然の大雨・強風・落雷に注意。気温変化も大きく。外出時は予報を確認
※名字の言※
先月28日から、広島で開かれた「核兵器廃絶のための世界青年サミット」。23カ国の青年が3日間、核兵器なき未来へ議論を交した。
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参加者は皆、和平に関する各分野の見識と実績を持つが、初めて会う者同士、意見がまとまるか不安だった人もいたようだ。初日、参加者は被爆者の体験を聴いた。語り手の女性は、長くそれを心にしまってきたが、今、若い世代に語り継ごうと決めたという。「なんとか自分の言葉で伝えたかったのです」。ゆっくりと、練習してきた英語で語り始めた。参加者の目の色が変わった瞬間だった
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その一言一句を胸に刻んだことで、議論に一つの芯ができた。“広島・長崎の惨劇を二度と起こしてはならない”。国籍や文化の壁を超えて、誓いを共有し、実りある語らいが弾んだ。アメリカの参加者は「生涯の“平和の同志”の友情を築きました」と
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被爆者の平均年齢は80歳を超える。つらい記憶を呼び起こしてでも、核廃絶を青年に託そうとする人々がいる。その姿は、原爆の悲惨さだけでなく、尊極の勇気の輝きを放ち、聴く人の胸を打つ
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サミットに寄せたメッセージで、池田SGI会長は“人類の未来は青年の誓いの深さで決まる”と訴えた。志を継ぎ、誓いを共にした青年たちの挑戦に期待したい。(蹴)
【聖教新聞:2015年9月6日(日)付】
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教 学 入 門
世界宗教の仏法を学ぶ
【「(教学入門/創価学会教学部編)聖教新聞社刊」より抜粋】
第1部 日蓮大聖人の仏法(1)
第2章 生命論
(2)餓鬼界
餓鬼界とは、欲望が満たされずに苦しむ境涯です。
古代インドにおける餓鬼のもともとの意味は「死者」のことです。死者が常に飢えて食物を欲しているとされていたことから、とどまるところを知らぬ激しい欲望の火に、身も心も焼かれている生命状態を餓鬼界と表現します。
大聖人は「貪るは餓鬼」、また「餓鬼悲しむべし、飢渇(けかち)にうえて子を食らう」(1439頁)と仰せです。飢えて子まで食べるというような貪り、すなわち際限のない欲望にふりまわされ、そのために心が自由にならず、苦しみを生じる境涯のことです。
もちろん、欲望そのものには善悪の両面があります。人間は、食欲などの欲望がないと生きていけないことも事実です。また、欲望が人間を進歩、向上させるエネルギーとなる場合もあります。しかし、欲望を創造的な方向に使えず、欲望の奴隷となって苦しむのが餓鬼界です。