和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

小説「新・人間革命」

2015年09月26日 16時16分05秒 | 新・人間革命


【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 9月26日(土)より転載】

【勝利島57】

 一九七八年(昭和五十三年)十月七日、山本伸一は、離島の婦人部の代表らと懇談したあと、第一回離島本部総会の会場である創価文化会館五階の広宣会館へ向かった。

 会場は、全国百二十の島々から集った代表で埋まり、求道の熱気に包まれていた。皆、固唾をのんで開会を待った。

 午後六時前、会場横の扉が開いた。皆の目が一斉に注がれた。伸一の姿があった。参加者の大拍手と大歓声が轟いた。広島の江田島、能美島、倉橋島の同志が立ち上がり、島をアピールする五メートルほどの横幕を広げ、喜びを表現した。

 「ようこそ! ようこそ!」

 伸一は、こう言いながら、参加者の中を進み、後方へ向かった。旧習の深い島々で戦い抜いてきた同志を、少しでも間近で激励したかったのである。

 声をかけ、握手を交わし、場内を進んだ。

 「遠いところありがとう! よくいらっしゃいました。お会いしたかった」

 黒潮に磨かれた精悍な顔、風雪に鍛え抜かれ、深い年輪を刻んだ顔、笑みを浮かべた柔和な顔――どの顔も、見る見る歓喜に紅潮していった。

 伸一と初めて会う人が、ほとんどであった。立ち上がり、手を振る人もいる。

 労苦の波浪を乗り越えてきた勇者の心意気と、仏子を讃え励まそうとする伸一の思いが熱く解け合い、会場は感動の坩堝となった。

 彼は、場内を一巡し、前方に来ると、マイクを手にした。

 「離島本部の第一回総会、おめでとう! 日々、苦闘を重ね、勝利の旗を打ち立ててこられた皆さんと、お会いできて本当に嬉しい。

 学会本部は、皆さんの家です。今日は、信心のわが家に帰って来たんです。堅苦しいことは抜きにしましょう。ゆっくりして英気を養い、“ああ、本部に来てよかったな”と心から満足して、若返って、お帰りになっていただきたい。それが、私の思いのすべてなんです。戦い抜いてこられた皆さんですもの」





   

梅擬(うめもどき)/今日の俳句 ≪第1907号≫

2015年09月26日 04時52分50秒 | 今日の俳句




≪2015年(平成27年)9月26日(土)長月≫(旧暦8/14)



 松風や俎に置く落霜紅            森  澄雄

 うめもどき嵯峨に列車のきつつあり      太平 栄子

 誰がための折鶴千羽うめもどき        斉藤田鶴子

 雨後の日を得て梅もどきルピー色       岡西 妙子

 石ぬくく積みて穴太(あなふ)のうめもごき   大本 美沙


※ 梅擬(うめもどき)・落霜紅
 本州・四国・九州の山中、湿地にはえるモチノキ科の落葉低木で、高さ四~五メートル(一三~一七尺)に達する。落葉後も枝に残る核果が美しく、観賞用に植え、また、いけばな・盆栽に用いる。
 葉は卵状で、緑に細かい鋸歯があり、葉腋上にやや長い毛が密生している。雌雄異株で花は単性花、六月ごろ薄紫色。まれに白い花を梢上や葉腋に群がり開く。核果は小球形で、枝に群がってつき、晩秋から初冬にかけて紅熟または黄熟し、つややかに輝いて、秋に開くどの花よりも美しい。白い実のなるものをシロミノウメモドキという。漢名は落霜紅。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】



    ※わが友に贈る※


 人間尊敬の哲理を
 社会に広げることが
 平和建設の土台だ。
 さあ希望の語らいを!
 心と心を結びゆこう!


        2015年9月26日



     ※☆*寸 鉄*※


反核はじめSGIの継続的な平和活動こそ模範ー博士(アメリカ)。生命尊厳の旗手と
        ◇
「現当の所願満足有る可く候」御聖訓。宿命転換の仏法だ。大確信の祈りで
        ◇
気負うことはない。皆に好かれる存在にー恩師。幹部は溌剌と同志の元へ
        ◇
環境(エコ)ツアーに認証マーク導入と。地球的問題群の解決へ。できることから
        ◇
女性の活躍、推進法成立で加速中。女性が輝けば社会は変わる。流れ更に



     ※名字の言※


「平和」と聞いて何色をイメージするだろう? ある人は「黄色」と言った。「明るいイメージだから」。ある人は「空色。戦争が終わって飛行機が飛ばなくなったというか、空襲警報が鳴らなくなった。その時の青空」と

「グリーン」と答えは人も。「世界で始めて広島に原爆が投下されて、何もなくなってしまったところから、草木もなかったのに、緑が生えてきて、今、このように素晴らしい広島に復興して、たくさんの町にも緑があるので……」

被爆70年の今夏、広島市の広島池田平和記念会館に常設された「“ヒロシマの心”と青年」展。会場入り口の大画面に映し出される一場面だ。このほか、「日常生活で平和を感じる時は?」「ヒロシマの心とは?」などを、市民に聞いた映像が流れる

“漠然とした遠いもの”を“誰もがわかる言葉”に置き換えるーーこの努力の先に平和が見えてくる。仏法を説いた釈尊は、自らの言葉を書き残さなかったが、弟子たちが記録し、それを民衆に分かりやすく、伝えやすい詩句の形式(偈)にした。仏法は、こうして弘まっていった

聞く人、読む人に届いてこそ、意味がある。そんな、やさしくて、「心」にあふれた言葉を紡いでいきたい。(側)

【聖教新聞:2015年9月26日(土)付】



      

9月25日(金)のつぶやき

2015年09月26日 01時47分07秒 | 今日の俳句

ブログを更新しました。 『津田やたろう議員のセクハラ暴力は、民主党の組織的犯行!』
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.@defendjapan さんの @YouTube 動画を高く評価しました: youtu.be/nHvl6xsoZ8I?a 【ヤホニュース】

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