和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

大道52/小説「新・人間革命」

2015年04月11日 07時39分35秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 4月11日(土)より転載】



【大道52】


 山本伸一は、東北女子部の大池憲枝に語っていった。

 「皆、地元に帰れば、厳しい状況のなかで頑張らなければならないことでしょう。周囲に学会員は少ないかもしれない。孤軍奮闘するしかなく、寂しい思いをしたり、挫けそうになったりすることもあるかもしれない。その時に、『青葉の誓い』を歌って、自らを鼓舞していってほしいんです。

 初代会長の牧口先生は、『羊千匹よりも獅子一匹』と言われている。一人立つ勇気の人が大事なんです。勇気を奮い起こせば、力が湧き、心に希望の太陽が昇る。

 『青葉の誓い』を、これからは、一人立つ誓いの歌にしていってください」

 「はい!先生。今日、山形の米沢では、『置賜ふるさと祭典』を行っております」

 大池が言うと、伸一は、大きく頷いた。

 「知っています。置賜の同志が、宗門の寺から苛められ、苦労に苦労を重ねていることも、全部、知っています」

 置賜は、山形県の南部に位置する、米沢市、南陽市、長井市などを擁する地域である。

 伸一は、言葉をついだ。

 「今日、私が、東北の歌として、『青葉の誓い』を作ったことも、祭典に出席している東北総合長の青田君を通して伝えてあります。置賜の同志は、どこまでも地域を大切にして、何があっても、粘り強く頑張りぬいてほしい。宗門の一部の僧が、学会にどんな罵詈雑言を浴びせようが、どちらが正義であるかは、既に明白なんです。

 正義というのは、日蓮大聖人の仰せ通りに広宣流布をすることです。現実に、その難事業を進め、戦っていることです。

 口先では、なんとでも言えます。二十年、三十年とたった時に、今、学会を中傷している僧が、どれだけ広宣流布を進めたかです。悪鬼入其身となった僧たちには、永遠に広宣流布はできません」

 正義か否かは、歴史が審判を下す。滔々たる広布の流れを開いた人こそが正義である。                     
                                    

■ 小説『新・人間革命
 【語句の解説】
◎悪鬼意入其身(あっきにゅうごしん)
 法華経勘持品第十三の文で「悪鬼其の身に入る」と読む。
仏道修行を妨げ、衆生を悩ます悪鬼が、人の身に入り、正法を護持する者をそしり、辱めること。
悪鬼とは、誤った宗教・思想、また人の苦悩の因となって、精神を乱す源をいう。


☆彡------☆★☆★☆*------彡☆o☆:*:.♪☆★☆*------☆彡


海棠/今日の俳句 ≪第.1739号≫

2015年04月11日 04時14分17秒 | 今日の俳句
海棠/今日の俳句 ≪第.1739号≫

■<2015年(平成27年4月11日(土)>■



◆インド・創価池田女子大学が第12回卒業式 池田大作SGI会長夫妻が万感のメッセージ◆


 インド・創価池田女子大学の第12回卒業式が3月29日、チェンナイの同大学で挙行された。

 これには、来賓、教職員、卒業生、父母、在学生、同窓生など2500人が出席。名誉創立者の池田大作SGI(創価学会インタナショナル)会長と名誉学長の香峯子夫人がメッセージを贈り、晴れの門出を祝福した。

 また、この日、同大の同窓会が発足した。

 チェンナイの空は、どこまでも青く広がり、陽光が温かくキャンパスを包む。

 天も寿ぐ旅立ちのこの日。式典には、同窓の友も後輩の祝福に駆け付け、学内には懐かしき“姉妹”の語らいの声が響いていた。

 2000年8月の創立から15年目となるインド・創価池田女子大学。その英才の陣列は全卒業生・在学生合わせて4000人の黄金のスクラムとなった。

 池田SGI会長夫妻は、希望の大空へと羽ばたく栄光の12期生にメッセージを贈り、3年間の学生生活で、日々の学問と自身の錬磨に挑戦し抜いた尊き努力を賞讃。「わがインド・創価池田女子大学は、21世紀の世界の教育界を照らしゆく旭日の大学です。すべては、卒業生で決まります」と強調。「何があっても、強く、賢く、朗らかに、自分にしかない偉大な使命の花を、見事に咲き薫らせていっていただきたい」と念願した。

 そして「どうか皆さんは、『魂のふるさと』である母校を最大の誉れとし、同窓の絆を最高に光り輝かせながら、一生涯、共に手を携えて進みゆく『良き学友』『良き姉妹』であっていただきたい」と、深き縁で結ばれた12期生の勝利と幸福を望んだ。

 式典では同大のセトゥ・クマナン議長が開会宣言し、コギラム・クマナン事務局長が開会の辞を。レヌカ・デヴィ学長から卒業生の活躍が紹介された。

 ヴェルール工科大学のG・ビシュワナータン総長が記念講演を行い、卒業生一人一人に卒業証書を授与した。

 続いてあいさつに立ったジャグラン・レイクシティ大学のアヌープ・スワループ副総長は、「世界は今、人間を善の方向へと導く指導者を求めています。皆さんの凜々しい姿を拝見し、この大学から勇気ある女性リーダーが誕生することを確信しました」と感動の面持ちで語った。


【聖教新聞:2015年2015年 4月10日(金)付】
http://www.seikyoonline.jp/news/headline/2015/04/1217512_5058.html



     ※今日の俳句※



  海棠の花くぐりゆく小径あり
       長谷川櫂



  海棠や蚕部屋の匂ふ伊那の里
       皆川盤水



  藤村の蔵書の数や花海棠
       寺嶋艶子



※ 海棠・花海棠・ねむれる花
バラ科の落葉低木。庭木や盆栽などに栽培される。中国原産で江戸時代に渡来したのは実海棠。
 四ー五月に薄紅色の花をつけた花柄が長くうつむきかげんになるのをしばしば美女にたとえる。現在では花の美しい花海棠と混同され、俳句でも花海棠を海棠ととして詠むことが多い。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】




     ※わが友に贈る※


  青年が動けば

  時代は必ず変わる。

  新しい歴史は生まれる。

  何事も諦めない執念で

  勇敢に打って出よ!


       4月11日


     ※☆*寸 鉄*☆※


百里行く者は九十里を半ばとすー中国古典。猛攻撃を!断じて悔い残すな

     ◇

大阪市住吉区、寝屋川市よ関西の負けじ魂を今こそ!常勝の道を走りきれ

     ◇

横浜市神奈川・緑区の同志が熱闘!共戦の力を満天下に。栄光へ粘り勝て

     ◇

ヤング・ミセスの日。地域で友情築く尊き友。新時代の広布の主役(ヒロイン)に幸あれ

     ◇

核軍縮の採点(ヒロシマレポート)「具体的な動きなし」。廃絶への潮流強めよ。絶対悪許すまじ



     ※名字の言※


最少の時間で最大の成果を挙げるには?--そんなテーマを扱い、全米ベストセラーになった本に『エッセンシャル思考』(かんき出版)がある



そこには、目標設定の仕方として、着実に達成できる小さな目標が大切と記されていた。派手な目標を立てると、途中でくじけてしまう場合があるからだ



「社会で実証を示すといっても、一日一日の積み重ねです」。先日、横浜の壮年部員が語っていた。大手都市銀行に入行した当初は、周囲の優秀な人間に気おされ、挫折感も味わった。しかし、懸命に働く中で、15年前、当時の最年少で支店長に。その後も要職を歴任してきた



壮年が、常に心掛けてきたのは「朝に勝つ」こと。出勤前の祈りの中で、“きょうの仕事で何をすべきか”を明確にし、その日の勝利を誓ってきたという。「具体的なイメージができているから、自信を持って仕事に打ち込めました」



御書には「小事つもりて大事となる」(1595頁)とある。たった一日。されど一日。目前の一日一日を勝っていけるかに、人生の栄光も、広布の進展もかかっている。だからこそ、きょうも深き祈りを根本に、挑戦の一歩をしるしていきたい。「今やるべきことは何か」「できることは何か」と自らに問いながら     (聖)



【聖教新聞:2015年(平成27年)4月11日(土)付】


彡……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*……☆★☆*☆彡……☆☆彡


,