和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

大道62/小説「新・人間革命」

2015年04月23日 14時57分58秒 | 今日の俳句
【「聖教新聞」 2015年(平成27年) 4月23日(木)より転載】



【大道62)

 県長会議が行われた翌日の八月九日、山本伸一は、九州は宮崎の天地に立っていた。九日間にわたる九州指導の開始であった。
 九州でも、宗門の僧による学会攻撃が激しく、特に大分では、多くの学会員が迫害され、悔し涙を拭いながらも、創価の正義を叫び抜いていたのだ。
 九州の同志には、逆境をはね返す“負けじ魂”がある。“師弟の魂”が燃えている。
 伸一は、九州での激闘のなか、「北海道の歌」の作詞に取りかかった。北海道でも、名寄などで、師子身中の虫となった悪侶が、学会への中傷を重ねて組織を切り崩し、寺の檀徒にしようという動きが激化していた。
 広布破壊の暴挙に、学会員は歯ぎしりしながら戦い抜いた。学会を辞めると言いだした人を、朝、激励し、決意の声を聞き、握手を交わしても、昼には悪侶らにたぶらかされ、翻意しているのだ。一瞬の油断も許されない攻防戦であった。それが悪との闘争なのだ。
 伸一にも、その報告が寄せられていた。
 “誰が正義か――御書に照らせば明快である。何が真実か――歴史がすべてを証明しよう。われらは、使命の旗を烈風に高らかに掲げ、広布新時代へ晴れやかに前進するのだ!”
 伸一は、創価桜が咲き誇る勝利の春を思いつつ、「北海道の歌」を作詞した。
 十五日、彼は、鹿児島の九州研修道場にいた。諸行事の担当で来ていた、副会長で北海道総合長の田原薫を呼ぶと、笑顔で語った。
 「北海道は大奮闘してくださっている。嬉しいね。北海道の皆さんの歌を作ったよ」
 田原は、満面に笑みをたたえ、歌詞を見た。
 歌の題名は、「ああ共戦の歌」であった。
 「万里の長城 妙法の 恩師と共に 厳たりき」の文字が飛び込んできた。
 伸一は、自分の胸のうちを語り始めた。
 「〝師匠が見ておられる。勝利を待ってくださっている〟というのが、私の力の源泉だった。師弟共戦とは、弟子が戦い、勝って、師に勝利を報告することだと、私は決めてきた。今も、その思いで戦っています」



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北斗七星・《御書とともに・二》

2015年04月23日 12時43分26秒 | 今日の俳句
     《北斗七星》


地方議会や議員のあり方が議論されるたびに、地元や取材で知り合った公明党の地方議員の顔が思い浮かぶ。町内会の古参の人たちと親しく語り合う。新住民の要望をまとめた党員からの連絡を受けると、駆けつけて素早く対応し、信頼を勝ち取る。全国共通の公明党議員の姿だろう



今回の統一地方選では、無投票当選が相次ぎ、前半戦の投票率は過去最低となった。高齢化や人口減など地域社会が抱える問題が浮き彫りになっている。同時に、有権者の変化に対応できない政党も批判されている



菅原琢・東京大学客員研究員は、地方選では居住年数が短い人ほど投票率が低い事実を指摘し、「政党や政治家によって意見を反映されることの少ない、政治との繋がりが切れた人々が増えている」「日本の主要政党は、党として個々の有権者に接触し、支持を拡大する機能が非常に弱い」(『中央公論』4月号)などと論じている。



住民の声を聞く力がない政党は、聞き心地のよい公約を並べ、イメージ重視の宣伝戦に奔走する。党員、支持者や議員による公明党のネットワークでは、「対話」こそ力の源泉であり、こうした大衆迎合とは無縁である



投票日まであと3日に迫った統一選。公明党の勝利で、地域の活性化を実現し、無縁社会の広がりを阻止していきたい。     (山)


【公明新聞:2015年(平成27年)4月23日(木)付】
https://www.komei.or.jp/news/





   ※  ※  ※


     《御書とともに・二》

       (55)



    【名誉会長が指針を贈る】

    強き一念で不可能を可能に



【御書】
 李広将軍と申せし・つはものは虎に母を食われて虎に似たる石を射しかば其の矢羽(やは)ぶくらまでせめぬ、後に石と見ては立つ事なし
(四条金吾殿御返事、1180頁)



【通解】
 昔、中国の李広将軍という武将は、虎に母を食い殺されて、虎に似た石を射たところ、矢は羽ぶくら(矢の先と反対側に付いている羽根形の部分)まで石に突き刺さった。しかし、あとで、それが石と知ってからは、射ても矢は石に立つことがなかったという。



【同志への指針】
 強き一念の力は、岩をも貫く。人間生命の持つ底力を引き出すための妙法であり、信仰である。
 不可能を可能にするのは、「断じて成し遂げるのだ」との決定した祈りである。勝利への執念である。
 断じて諦めない!最後に必ず勝ってみせる!--この強き心が諸天善神を動かす。一切を味方に変える。信心こそ、壁を破る最極の力だ。



【「聖教新聞」2015年(平成27年)4月23日(木)より転載】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




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藤/今日の俳句 ≪第.1751号≫

2015年04月23日 07時05分50秒 | 今日の俳句


◇<2015年(平成27年4月23日(木)>◇

◆中国教育界最大手の出版社から「牧口常三郎教育論著選」が発刊◆

 中国教育界の最大手の出版社である人民教育出版社から、このほど『牧口常三郎教育論著選』が発刊された。
 牧口初代会長の『創価教育学体系』と『人生地理学』を抜粋して収録したものである。
 『牧口常三郎教育論著選』は、世界の教育の発展に多大な影響を与えた人物の著作を収録した「漢訳世界教育古典叢書(シリーズ)」の1冊として出版。このシリーズは中国の「第11次5ケ年計画」において、国家重点図書出版プロジェクトに選出されている。
 これまで同社が出した「外国教育名著叢書」の続編であり、両シリーズには、古代ギリシャのソクラテス、プラトン、アリストテレス、フランスの思想家ルソー、アメリカの教育者・デューイ、スイスのペスタロッチなどの著書や教育論が収められている。
 人民教育出版社は1950年、国家教育部の専門出版社として設立。中国の「義務教育制度」が制定・施行された86年まで、全国共通教科書などの教育関係書は、全て同社が刊行した。
 現在でも約7割のシェアを占め、教科書以外にも、多くの教材や教育図書を出版しており、中国の教育振興に大きな役割を果たしている。
 『牧口常三郎教育論著選』の中国語(簡体字)への翻訳および編集を手掛けたのは、華中師範大学の周洪宇教授と蔡幸福氏。
 周教授は、2005年に同大学に開設された「池田大作研究所」の副所長を務める。また蔡氏は、周教授に師事し、長年にわたり創価教育の思想を研究してきた。
 牧口初代会長の創価教育学について、二人の編訳者は本書の前書きでこう述べている。
 「牧口常三郎の教育思想と実践は、すでに世界の教育遺産における至宝となり、ますます学術界から重視されている」
 民衆の幸福を願い、生命を賭して軍国主義と戦い抜いた不屈の教育者・牧口初代会長。その創価教育の哲学は、これからも人類を導く光を放っていくことだろう。

【聖教新聞:2015年4月22日(水)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html




     ※今日の俳句※



  天心にゆらぎのぼりの藤の花
       沢木欣一



  白藤や揺りやみしかばうすみどり
       芝不器男



  藤の房吹かるるほどになりにけり
       三橋鷹女




※ 藤・藤の花・白藤・山藤・藤の房・藤浪・藤棚
 山野に自生するマメ科の蔓性植物。晩春に紫色の蝶形花を長く総状にたくさんつけるのは野田藤。花房が短いのは山藤。
 野田藤の名は足利義詮・豊臣秀吉が攝津国(大阪府)の野田の藤を愛でたことに由来するという。
 埼玉県春日部市の「牛島の藤」は国の特別天然記念物。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】




     ※わが友に贈る※


  苦闘の時こそ

  人間革命の好機。

  そう心に決めて

  全てを飛躍のバネに!

  喜び勇んで進め!


        4月23日




     ※☆*寸 鉄*☆


創価の対話は社会に倫理的・精神的価値を拡大ー博士(インド)。歴史を開く大行進

     ◇

大阪の高槻・岸和田・大阪狭山・高石市が猛反撃!常勝の空に大勝旗断じて

     ◇

埼玉の鴻巣・蓮田市よ、強気強気で攻めまくれ!乱戦制し痛快なる万歳を

     ◇

決定的瞬間が到来した!最早思いきり戦うのみー英雄(ナポレオン)。青年よ決定打放て

     ◇

「子ども読書の日」。良書は心のごちそうだ。読めば読むほど人生は豊かに


【聖教新聞:2015年4月23日(木)付】





     ※名字の言※


ノーベル医学生理学賞の山中伸弥教授が、自身の研究活動を支える言葉として「VW」を挙げていた。かつて、米グラッドストーン研究所に留学していたとき、当時の所長に教えられたという



「V」は「Vision」(長期的な目標)の頭文字で、「W」は“一所懸命に働く”という意味の「Work nard」からきている



ある日、所長が研究員を集めて熱弁を振るった。“VWさえ実行すれば、君たちは必ず成功する”。さらに、“研究者だけでなく、人生にとっても大事なのはVWだ”と(『賢く生きるより 辛抱強いバカになれ』(朝日新聞出版)



大きな目標を持たなければ、大成は望むべくもない。だが、鍛錬と努力がなければ、ただの絵に描いた餅である。人生はよく山登りにたとえられるが、千メートル程度の山を登るつもりで、いつの間にかエベレスト級の頂上までたどり着くことが、あり得ないのと同じだ。高い目標を制覇するには、まず、そこを目指すと決め、厳しい精進を続けることが必要になる



学会には、「世界広宣流布」という壮大な目標がある。その頂を目指し、日々、祈り、地道に地域で奮闘する尊い同志がいる。5・3「創価学会の日」を晴れやかに迎えるために、我らは我らの「VW」の道を誇り高く進みたい。     (馨)
                              



【聖教新聞:2015年(平成27年)4月23日(木)付】



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4月22日(水)のつぶやき

2015年04月23日 01時46分07秒 | 日本

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